カイロ城塞またはサラディン城塞(アラビア語: قلعة صلاح الدين、ローマ字: Qalaʿat Salāḥ ad-Dīn)は、エジプトのカイロにある中世イスラム時代の要塞で、サラーフッディーン(サラディン)によって建設され、その後のエジプトの統治者によってさらに発展しました。13世紀から19世紀にかけて、約700年間、エジプトの政府所在地であり、統治者の居住地でした。カイロ中心部に近いモカッタム丘陵の岬に位置し、市街地を見下ろし、スカイラインを支配する戦略的な位置にあります。建設された当時は、当時の最も印象的で野心的な軍事要塞プロジェクトの一つでした。現在は、モスクや博物館などの史跡として保存されています。