
韓国で自転車を利用すれば、地元の人々の生活に溶け込みながらソウルの隠れた名所や美しい自然を発見するのに役立ちます。自転車での移動は環境に優しく、健康的な選択肢として新しい旅の発見があるでしょう。
この記事では、注目されている韓国での自転車レンタル「タルンイ」について解説します。まだ使ったことがない方は、ぜひ最後までご覧ください!
タルンイの料金(観光客)
利用時間 | 料金 |
1時間 | 1,000ウォン |
2時間 | 2,000ウォン |
終日券(24時間) | 5,000ウォン |
韓国の自転車レンタル「タルンイ」とは

引用:KBS NEWS
「タルンイ」とは、2015年に開始された韓国・ソウル市の自転車レンタルサービスのことです。13歳以上なら国籍に関わらず利用できて、シェアサイクルとして自由に借りて返せます。
無人のレンタルシステムとして、スマートフォン用アプリを通じて簡単にレンタルや返却が可能。日本のクレジットカードでの支払いもOKです。2024年現在、約350万人を超える会員を持ち、ソウル市民の3人に1人が利用するなど日常的な移動手段として定着しています。
自転車レンタル「タルンイ」の料金

自転車レンタル「タルンイ」には料金が2種類あります。
観光客料金
日本人旅行者の場合、以下の3つの料金プランが適用されます。なお、終日券の基準は24時間で、たとえば4月1日の午前9時に購入した場合、4月1日の午前8時59分までレンタルできる計算です。
タルンイの料金(観光客)
利用時間 | 料金 |
1時間 | 1,000ウォン |
2時間 | 2,000ウォン |
終日券(24時間) | 5,000ウォン |
在住者料金
韓国の携帯番号があれば、在住者としての登録ができます。こちらの場合は終日券のほか、7日から365日までの定期券を購入可能。観光客用の料金よりリーズナブルになっていますので、対象の方はこちらがおすすめです。
タルンイの料金(在住者)
利用券の種類 | 1時間(ウォン) | 2時間(ウォン) |
1日券 | 1,000 | 2,000 |
定期券(7日) | 3,000 | 4,000 |
定期券(30日) | 5,000 | 7,000 |
定期券(180日) | 15,000 | 20,000 |
定期券(365日) | 30,000 | 40,000 |
韓国で自転車をレンタルする6つの手順
手順1:アプリをダウンロードする

まずは「タルンイ」アプリをダウンロードしましょう。利用券はホームページでも購入できますが、レンタルには必ずスマートフォンが必要になります。Bluetoothと位置情報の利用は自転車との通信に必要ですので「ON」にしてください。
手順2:言語を変更する

インストール完了後メニュー画面が表示されますので、Foreignerを選択します。さらに、セット画面から言語が変更できます。初期設定ではEnglishになっているので、日本語に変更しておきましょう。
手順3:利用券を購入する

ホームに戻って「利用券の購入」をタップしてください。利用時間(1時間・2時間・終日)から自転車をレンタルする時間を選択します。
手順4:必要事項を入力する

メールアドレスやクレジットカードの決済情報を入力してください。決済終了後、8桁の利用券番号が出ますので忘れないように保存するかメモしておきましょう。この利用券番号は後ほど入力する必要があります。
手順5:QRコードを読み込ませる

保存しておいた8桁の利用券番号を入力後、ホーム画面の「レンタルする」をタップすると、レンタル用のQRコードが出ます。QRコードを読み込ませれば自転車が取り外せます。念のため、利用する前に自転車のブレーキやチェーン、タイヤに異常がないか確認しましょう。
手順6:自転車を返却する

タルンイの返却方法は、ステーションにタルンイを停めて自動車のロックレバーを端まで下げればOKです。アプリで返却が完了したことを確認してください。借りた場所と異なるステーションに返却しても問題ありません。
自転車をレンタルするなら韓国のeSIMが便利

韓国で自転車をレンタルするなら、eSIMが便利です。eSIMを利用することで、現地のデータ通信がスムーズになり、ソウル自転車「タルンイ」のようなレンタルサービスのアプリ利用やナビゲーションがラクラク。
eSIMなら物理的なSIMカードの交換が不要。韓国到着前に設定しておくことで、到着と同時にインターネットの利用ができるようになる優れモノです。韓国に行くときは、流行りのeSIMをぜひ使ってみてください!
自転車をレンタルしたときの韓国の交通ルール

1.自転車道路を走る
韓国では、自転車は基本的に自転車道での走行が義務付けられています。歩道や自動車道を走行する場合、特別な状況を除き避けるべきです。自転車道を走る際は必ず右側通行を守り、他の自転車や歩行者を優先しましょう。
信号や標識は必ず遵守し、安全装備(ヘルメット、ライト、反射材等)の着用も推奨されています。追い越しをする際は、前方に十分な注意を払ってください。
2.車は右側走行
韓国の車道では、車は右側通行です。日本にいた習慣で、つい道を渡るときは「右→左→右」と確認する方が多いですが、適切な確認方法は「左→右→左」です。運転中は常に右側通行を心掛けて、日本と違う感覚に慣れることが重要です。車線変更や合流する際は周囲の車両に注意し、安全を最優先に運転してください。
3.地下鉄に自転車持ち込みOK
ソウル地下鉄では自転車の持ち込みが可能ですが、以下の条件下でのみ許可されています。
- 平日は地下鉄7号線(10~16時)
- 週末は地下鉄1~8号線と京義・中央線(時間に関係なし)
- 車両の先頭もしくは最後部のみ
自転車を持ち込む際は、最後尾の車両を利用することが一般的なルールです。他の乗客の迷惑にならないよう、自転車をコンパクトに畳んだり専用のカバーで覆ったりするなどの配慮を意識してください。
タルンイの保険について

韓国のレンタル自転車「タルンイ」には、本人の過失や自転車の不具合による事故の医療費を部分的にカバーする保険が付帯しています。しかし、この保険はおもにソウル市民向けであり、請求には高度な韓国語能力が必要です。また、保険金の受け取りには韓国の銀行口座が必要となる点も注意しましょう。
日本人利用者はこの保険に頼らず、ご自身の海外旅行者保険が自転車事故をカバーしているかを確認しておくことをおすすめします。事故を少なくするために、レンタル時は自転車の状態をよく確認することも大切です。
韓国の自転車レンタルに関するよくある質問



