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北九州空港が拠点の黒い飛行機、スターフライヤーとは

スターフライヤー(Star Flyer)は1990年代の航空規制緩和を受けて誕生した日本の航空会社です。民間航空機では珍しい黒にカラーリングされた機体が特徴的です。福岡県の北九州空港を拠点とし、全国各地に支店をもつ航空会社です。世界初の本格的な有人飛行を行ったライト兄弟の「ライトフライヤー号」が初飛行した1903年12月17日からちょうど100年目にあたる2002年12月17日に設立されました。当初は神戸航空株式会社の社名でしたが、2003年に北九州市に移転し社名も「スターフライヤー」に変更されました。

2006年3月に北九州空港-羽田空港間で定期路線の運航を開始し、2012年7月には初の国際線定期路線となる北九州-釜山間が運航を開始しました。運航開始から北九州空港に乗り入れがない全日空(ANA)と業務提携を行っていましたが、LCCの日本参入で航空業界の競争が激化したことなどをきっかけに全日空グループが増資して関係を深め、現在ではスターフライヤーが全日空のコードシェア便を運航するなど事実上の傘下にあります。スターフライヤーの座席予約は全日空(ANA)のシステムが使われていますので、国内線では全日空(ANA)と同等の事前チェックインサービスを利用することができます。現在は国内線が羽田-北九州、北九州-那覇など6路線、国際線は北九州-台北(桃園)と名古屋-台北(桃園)の2路線の運航があります。

スターフライヤーのマイレージサービス

スターフライヤーは独自のマイレージサービス「STAR LINK」を提供しており、スターフライヤー便に搭乗することで、運賃に応じたマイルを貯められます。搭乗回数の多いユーザー向けに「ベガ」と「アルタイル」という2種類のプレミアム会員制度があります。ベガ会員、アルタイル会員の場合、搭乗ごとにボーナスマイルを貯めることができます。また、優先搭乗サービスや手荷物の優先受け取りサービスが受けられます。さらにベガ会員の場合、空港ラウンジと前方座席事前指定サービスなどが利用できます。なお、貯めたマイルの有効期限はマイルを獲得した月の3年後の月末となります。例えば、2018年8月までに貯めたマイルについては翌々年の12月31日(最長3年)となりますので注意が必要です。

スターフライヤーのセール・割引情報

スターフライヤーはシーズンや路線などに合わせて人気の関連施設の入館料やツアーなどの体体験料の割引利用など各種のキャンペーンを行っています。スターフライヤーの往復航空券を購入することで、旅先での観光を充実させることができるでしょう。また、マイレージシステム「STAR LINK」の会員を対象に、スマートフォンの公式アプリでホテルやレストランで利用できるクーポンや、STAR LINKのボーナスマイルが貯まるクーポンなどを配布しています。また、専用クレジットカードの入会で2000マイルがもれなくプレゼントされるキャンペーンもあります。詳しいキャンペーン情報はこちらからご確認下さい。(2020年3月28日時点の情報)

スターフライヤーの評判

世界の航空会社の格付けを行っているAirlineRatings.comの最新評価ではスターフライヤーの安全評価はエアドゥなど日本の他の新興航空会社と同等の星4つを獲得しており、まずまずの評価です(最大星7つ)。黒をイメージカラーとして機体や座席、チェックインカウンターを黒と白で統一したブランディング・デザインは2006年のグッドデザイン賞を受賞しており、全席レザーシートの座席や電源やタッチパネル完備などの機内サービスも評価され、日本生産性本部による顧客満足度調査の国内長距離交通部門では10年連続で1位を獲得しています。

スターフライヤーが保有している航空機材の種類

  • 機種名(コード) 座席数
  • エアバスA320(320) 150席

スターフライヤーと提携する主な航空会社

航空アライアンスには加盟していません。

国内線の全便で全日空(ANA)がコードシェアを行っています。スターフライヤーでチケットを発行した場合、ANAのマイルを貯めることはできませんが、ANA便としてチケットを購入した場合、ANAのマイルがつきます。

手荷物について

機内持ち込み手荷物

搭乗クラス 個数 重量 サイズ

国内線 1個 10kgまで 3辺の合計が115cm以内、55cm×40cm×25cm以内

国際線 1個 10kgまで 3辺の合計が115cm以内、55cm×40cm×25cm以内

手荷物1個に加え身の回りの品(ハンドバッグ、カメラ、傘など)を持ち込むことができます。持ち込み可能なサイズを超えるもので楽器や絵画など壊れやすいものを機内に持ち込む場合は国内線の場合特別旅客料金11,500円がかかり、国際線の場合は追加で座席を購入する必要があります。また国際線では液体類の機内持ち込みに制限があります。

受託手荷物

搭乗クラス 個数 重量 サイズ

国内線 制限なし 20kgまで 3辺の合計が203cm以内

国際線 制限なし 30kgまで 3辺の合計が203cm以内

手荷物を預ける場合、上記重量であれば無料で預けることができます。その重量を超える場合は追加料金を支払えば預けることができます。20kgを超える荷物の追加料金は全便共通で1kg~10kgまでが2,500円、以降10kgごとに1,000円が追加されます。預けられる上限は1個あたりの重量が32kgまで、荷物の総重量が100kgまでとなっています。

機内サービスについて

機内エンターテインメント

スターフライヤーでは全座席にタッチパネル式のモニターと電源が完備されており、NHKやBBCのニュース番組やテレビドラマなど、ビデオとオーディオを合わせて20チャンネルを楽しめます。また、国際線を中心にオーディオやビデオのプログラムを自分の好みのタイミングで再生したり停止したりできるオンデマンド方式の配信を採用している機体もあります。

機内食と飲み物

国内線では、コーヒー、スープ、ジュース、日本茶、ミネラルウォーターなどのドリンクサービスが無料で受けられます。特にコーヒーは、グァテマラ、コロンビア、ブラジルの3種の豆をブレンドしたタリーズコーヒーのスターフライヤーオリジナルブレンドを楽しめます。機内でビールを頼むこともできますが、こちらは有料です。また、国内線の対象路線では有料でふぐ雑炊の提供を受けることができます。

国際線では各種ソフトドリンクとビールが無料で提供されます。国際線では和食をベースにした機内食とスイーツの無料サービスがあります。また、国際線では幼児食やヴィーガンメニューの提供も無料で受けられます。こちらを利用するには、搭乗3日前までの予約が必要です。

チェックイン

主要空港のチェックインカウンター

出発空港 チェックインカウンター

羽田空港

・福岡行き・北九州行き:第1ターミナル2階南ウィング SFJチェックインカウンター

・関西国際空港行き・山口宇部行き:第2ターミナル2階 ANAチェックインカウンター

関西国際空港

・第1ターミナル2階 ANAチェックインカウンター

中部国際空港

・国際線:第1ターミナル3階 ANAチェックインカウンター

・国内線:第1ターミナル3階 国際線チェックインカウンターI8~12

山口宇部空港

・旅客ターミナル1階 ANAチェックインカウンター

北九州空港

・国際線:旅客ターミナルビル2階 国際線カウンター

・国内線:旅客ターミナルビル2階 SFJチェックインカウンター

福岡空港

・国際旅客ターミナルビル1階 ANAチェックインカウンター

那覇空港

・国内線旅客ターミナル3階 ANAチェックインカウンター

台湾・桃園空港 

・第1ターミナル1階2番搭乗手続きカウンター

オンラインチェックインサービス

スターフライヤーの国内線では全日空(ANA)が採用している事前チェックインサービス「スキップサービス」が利用できます。事前に航空券の予約購入、座席指定を済ませた上で、スターフライヤー公式サイトの予約詳細確認画面から取得した2次元バーコード画像をスマホ等で表示する、または、eチケットに印刷された2次バーコードを専用読み取り機にかざしてゲートを通過します。スターQ割など特別料金で搭乗する場合はスキップサービスが利用できませんので注意しましょう。

予約時の手数料とキャンセル

予約は無料ですが、予約期限内に航空券を購入しない場合は予約が取り消しとなってしまいます。また、購入後の払い戻しには所定の手数料がかかりますので確認が必要です。払い戻しが不可能な運賃も一部ありますので予約時には注意しましょう。

搭乗クラス

国内線 全席普通席

国際線 全席普通席

座席指定

搭乗4日前までの予約なら航空券の予約と同時に座席指定をすることができます。この際の座席指定は無料です。搭乗3日前から搭乗日までは航空券の購入後に座席指定ができます。利用する運賃によって指定できる座席が異なり、早期購入割引や各種の割引プランを利用した場合は搭乗前日に選択可能な座席が追加されます。

子供料金&サービスについて

年齢区分

【国内線】

小児:搭乗日の年齢が満3歳以上12歳未満

幼児:搭乗日の年齢が3歳未満

搭乗日の年齢が3歳~11歳なら大人運賃の50%の小児運賃が適用されます。搭乗日の年齢が12歳以上の場合は大人運賃が適用されます。

搭乗日の年齢が満3歳未満のお子様で大人に同伴され、座席を使用しない場合は、大人1名につき、1名が無料です。

【国際線】

小児:搭乗日の年齢が2歳以上~12歳未満

幼児:搭乗日の年齢が2歳未満

運賃

搭乗日の年齢が2歳未満で、同伴の大人の膝の上に座るなど座席を利用しない場合は大人運賃の10%の幼児運賃で搭乗できます。座席を利用する場合は大人運賃の75%の小児運賃が適用されます。

搭乗日の年齢が2歳~11歳なら大人運賃の75%の小児運賃が適用されます。搭乗日の年齢が12歳以上の場合は大人運賃が適用されます。

※上記情報は予告なく変更されることがあります。また、重要事項につきましては必ず事前に関係機関にてご確認するようにお願い申し上げます。

よくある質問:

  • スターフライヤー (7G)で一番人気の路線は?

    スターフライヤー (7G)で人気の路線は、福岡⇒東京北九州⇒東京福岡⇒名古屋です。この中で一番人気は福岡=>東京 行きで、一日に1424便運航されています。
  • スターフライヤーには手荷物許容量がありますか?

    スターフライヤー (7G)のエコノミークラスの場合、手荷物許容量は通常0~1個となっております。便により異なる場合がありますので、正確な情報については、旅程表にてご確認ください。
  • スターフライヤー (7G)運航の日本行きの便の場合、主要な空港はどこですか?

    日本行きの便の場合、羽田福岡空港関空中部国際山口空港北九州空港が主要な空港となります。