大阪→瀋陽行き飛行機・格安航空券・LCCを検索&予約

大阪から瀋陽へ向かう空の路線は、関西エリアから中国東北の古都へと続く、少し変わった「ビジネス&歴史散策」ルートです。

明・清時代の古都として栄えた瀋陽は、今も製造業の一大拠点でありながら、街中に点在する故宮や古い城壁が往時の面影を伝えてくれるので、出張の合間に歴史ロマンを味わいたい人にはぴったりです。

直行便を提供する人気航空会社

・関西国際空港（KIX）～瀋陽桃仙国際空港（SHE）：中国南方航空、春秋航空

直行便のフライト時間

大阪から瀋陽行きの直行便のフライト時間は、約2時間55分～3時間50分です。直行便は週3便（月・水・土）運航の中国南方航空13:10（KIX）→15:40（SHE）、または毎日運航の春秋航空17:55（KIX）→19:50（SHE）からお選びいただけます。

なお、伊丹空港（ITM）発の直行便はありません。

経由便の概況

大阪から浦東空港（PVG）やソウルの仁川空港（ICN）などを経由して瀋陽へ行けるルートがあります。

所要時間は最高6時間から10時間以上ですが、直行便より運賃が安くなる場合もありますので、ぜひご自身の予算やスケジュールに合わせて選択してみてください。

大阪発瀋陽着の直行便を提供する航空会社

大阪から瀋陽への空の旅を支えるのは、主には個性の異なる2つの航空会社。

フルサービスの中国南方航空は、中国のみならずアジア全体で屈指の路線網を誇る大手航空会社。機体に描かれた赤いカポックの花は、南国の生命力と温もりを象徴しています。心地よい空間、きめ細やかなサービスに加え、本格的な中国料理が楽しめる機内食も旅の楽しみのひとつです。

一方、旅費を抑えて身軽に旅をしたい方には春秋航空がおすすめ。中国初のLCCとして知られ、手頃な料金設定で気軽なフライトが可能になります。

※シーズンによって変動します。

大阪から瀋陽行き航空券の料金相場

大阪から瀋陽への航空券は、季節によって価格差が大きいです。5月や10月などの季節の変わり目は比較的空いており、航空券の価格も10,000円～30,000円台で手に入ることが多いです。

一方、7月～8月は学生の夏休みシーズンと重なり、価格も20,000円～50,000円と上昇傾向に。また、12月～2月も年末年始や春節（旧正月）に向けた帰省ラッシュで、特に値上がりし、30,000円~100,000円とピークを迎えます。

お得に瀋陽旅行を楽しむには、LCCや平日フライトのご利用や、セール情報のチェックが鍵。

発着空港について

関西国際空港

関西国際空港は大阪府の泉佐野市に位置し、人工島に建設されたことで有名です。就航先はおもにアジアやヨーロッパ、北アメリカなど多くの国と都市に直行便があります。通常、日本の空港は夜間閉鎖されていますが、こちらは24時間運用しています。そのため、夜間でも利用者が絶えない空港となっています。

空港は大きく第1ターミナル（T1）と第2ターミナル（T2）に分かれており、T1は国内線・国際線の両方が発着するメインターミナルで、日本最大級の国際線施設を誇ります。レンゾ・ピアノが設計した近未来的な建築が特徴的で、4階建ての構造になっています。免税店や関西の名物グルメが揃うショッピングエリアも充実しており、飛行機を眺めながら過ごせる展望スポットも楽しめます。

一方、T2はLCC専用の印象が強く、T1と比べてシンプルな造りで、効率的な搭乗手続きが可能です。電車で直接アクセスできず、T1から無料シャトルバスでの移動が必要になります。

瀋陽桃仙国際空港

瀋陽桃仙国際空港は中国東北の玄関口として親しまれ、日本との直行便があるため、観光にもビジネスにも非常に便利な空港です。

現在稼働しているのは、2013年に完成したT3ターミナル。広大なガラス張りの外観が特徴で、館内には5つのチェックインアイランド、100カ所以上のカウンター、各種自動チェックイン機が完備されており、スムーズな出発手続きをサポート。このターミナルの登場によって、以前使用されていたT1・T2は完全にその役割を終え、現在は閉鎖されています。

さらに、空港内には両替所・無料充電ステーション・授乳室・医療室・更衣室など、旅人にうれしい施設が充実。中でも出発前に一息つけるKFC、カフェなどの飲食スポットも多く、早めに到着してのんびり過ごすのもおすすめです。

発着空港⇔市中心部のアクセス方法

関西国際空港

関西国際空港へのアクセスは場所によって、移動手段が異なります。難波エリアから早く安く行きたいなら南海電鉄の電車がおすすめ。なんば駅から特急ラピートで約37分、空港急行で約44分。出発地が新大阪駅や京都駅なら、JRの関空特急はるかを使った方が早くアクセスできます。

大阪城やUSJ、大阪郊外エリアから行く場合は電車だと乗り換えが発生しますのでリムジンバスがおすすめ。人数も荷物も多い場合は貸切タクシーでもいいでしょう。定員4名乗りで約24,000円と割安です。

瀋陽桃仙国際空港

瀋陽桃仙国際空港からしんよう市内への主要なアクセス方法は地下鉄、リムジンバス、タクシーの3通りです。早くかつ安く市内に行きたい方には、地下鉄を利用するのが一番です。瀋陽地下鉄2号線をそのまま乗れるため、中央公園や瀋中大街、青年公園といったエリアへ直行できるほか、どこへ向かっても便利です。

一方、空港リムジンバスは路線設定がやや複雑で、乗り場も比較的に探しづらいため、初めて瀋陽を訪ねる方にあまりおすすめしません。重い荷物を持っている方には、タクシーのご利用を検討してみてください。地下鉄よりやや高いですが、日本と比べると割安感があります。

※本記事はすべて2025年4月の内容です。最新情報は出発前にお客様自身で確認してください。