航空券の相場
札幌から釧路までの往復航空運賃の相場は30,177円です。札幌発釧路行きは、北海道内の各都市を結ぶ主要な航空路線のひとつで、レジャー・ビジネスともに需要の高い路線です。
平日はビジネス目的での利用者が多く、週末や連休はレジャー目的での利用が多い傾向がありますが、年間を通じて一定の需要があり、季節ごとの価格変動は少ない路線といえます。各航空会社が早期購入割引運賃を設定していますので、早めに予約をすれば割引率の高い航空券の購入も可能です。札幌から釧路までのフライトでは、出発空港に新千歳空港と札幌丘珠空港を利用する経路がありますので、交通の便などを考慮して出発空港を選びましょう。
札幌から釧路間の航空券・新幹線・バスとの料金を比較
- 飛行機（新千歳発）：料金は15,814円～、所要時間は45分ほど
- 新幹線：直行便はありません。
- 特急（札幌駅‐釧路駅）：料金は9,460円（現金払いの場合）、所要時間は4時間35分ほど
- 高速バス（札幌駅‐釧路駅）：料金は4,610円～、所要時間は5時間15分ほど
※航空券料金は弊社のデータにより算出したものです。
※特急列車、高速バスは直行の片道料金で算出しています。
札幌から釧路まで運航している航空会社＆LCC
新千歳空港‐釧路空港間運航している航空会社＆LCC
札幌（新千歳）から釧路間を運航している航空会社は全日空（ANA）のみです。1日3便運航しています。札幌（新千歳）から釧路間では、LCC（格安航空券）はまだ運航していません。
使用機材はボンバルディアDHC8-Q400とボーイング737-800です。ボンバルディアDHC8-Q400は、左右2列ずつのシートが設置されており、スピードは短中距離のフライトではジェット機と同等です。翼が胴体上部に取り付けられているため、視界が遮られることなく、空からの景色を楽しめます。Q400の「Q」は英語の「Quiet（静か）」から付けられたとおり、プロペラによる騒音や振動を小さくするよう設計されています。ボーイング737-800は、従来の737型機に対し、新型の主翼・燃料積載能力の向上など、さまざまな改良が施された機材です。
札幌から釧路までの一番人気路線
札幌（新千歳）から釧路までの人気路線は、7時40分発の全日空（ANA）NH4871便です。釧路到着は8時30分で、到着後に朝一番で行動できるためビジネス・観光ともに人気です。
札幌から釧路までの一番安い路線
札幌（新千歳）から釧路の13時20分発、全日空（ANA）NH4873便は片道15,814円～と一番安い傾向にあります。
札幌から釧路までの一番早い便
札幌（新千歳）から釧路の7時40分発、8時30分着の全日空（ANA）NH4871便が始発便となります。
札幌から釧路までの一番遅い便
札幌（新千歳）から釧路の15時40分発、16時25分着の全日空（ANA）NH4875便が最終便となります。
※これらのデータは弊社のデータにより算出したものです。航空会社によってはスケジュールが変更される可能性があります。
札幌‐釧路の空港情報
新千歳空港（CTS）
「札幌」空港と呼ばれることの多い新千歳空港ですが、実際は、札幌駅から電車で約40分の千歳市と苫小牧市にまたがって位置しています。鉄道や高速道路が整備されており、北海道の空の窓口の役割を果たす重要な空港です。国内線は、国内主要都市をはじめ道内の稚内・女満別・根室中標津・釧路・函館の5つの空港へ定期便が運航しています。国際線では、上海・台北・ソウル・ホノルル・マニラ・シンガポール・ヘルシンキ・シドニーなどへの路線もあります。
国内外から北海道を訪れる旅行者の数は増加傾向にあり、2020年2月現在、国際線旅客ターミナルビルでは、混雑緩和のための施設再整備工事が進んでいます。新千歳空港では、国内線・国際線とも無料無線LANサービスが提供されており、通信環境は良好です。また、ATM・無料充電フリースペース・音声案内・車いす対応公衆電話など、ビジネスでもプライベートでも快適に過ごせるようサービスが充実しています。その他にも、温泉施設の「新千歳空港温泉」や映画館の「新千歳空港シアター」など、空港でのステイを楽しめるサービスが揃っており、搭乗前の時間を有意義に過ごせるでしょう。
釧路空港（KUH）
釧路空港は、釧路市内から北西に約20kmの距離にある空港です。北海道内では新千歳空港と函館空港に次ぐ重要な航空拠点となっています。正式名称は「釧路空港」ですが、「たんちょう釧路空港」という愛称が付けられ地元でも人気です。
釧路空港のターミナルには、釧路の象徴とも言えるタンチョウヅルをはじめとするさまざまな動物のオブジェが展示されており、利用客を楽しませています。釧路空港からの発着は国内4路線で、4つの航空会社が運航しています。2020年2月現在では国際線の運航はありません。
釧路空港のターミナルビル内には無料のWi-Fiスポットがあり、自由に利用できます。その他にもフリー充電スペースやインターネットルーム、ATMなどの施設が充実しているので不便はないでしょう。ターミナルビルは1階から3階まであり、1階に到着口と各航空会社の窓口があります。2階が出発口やショップなどのフロアで、土産店やマッサージなどの店舗が入っていますので、搭乗時間までゆっくり過ごすのもいいでしょう。3階にはレストランや送迎デッキがあります。
空港⇔市内中心部のアクセス案内
市内中心部⇒新千歳空港（CTS）
JR線新千歳空港駅は新千歳空港ターミナルビルの地下1階にあり、空港に到着した後の移動がスムーズにできます。札幌駅から新千歳空港駅までは、JR快速エアポートを利用した場合約40分で、運賃は現金払いだと1,150円です。
札幌市内中心部から新千歳空港へバスで移動する場合、北海道中央バス・北都交通のいずれかのバス会社を利用します。また、苫小牧市内へは道南バスの路線が利用できます。札幌駅から新千歳空港駅までバスを利用した場合の到着時間は約1時間17分で、運賃は1,100円です。
市内中心部から新千歳空港へ車で移動する場合でも、新千歳空港には24時間営業の3つの駐車場があるため、車の駐車に困ることはないでしょう。収容台数は合計で4,553台（A駐車場:1,813台・B駐車場:2,436台・C駐車場:304台）。利用料金などの詳細については、各駐車場の管理事務所への問い合わせが必要です。
タクシーで札幌駅から新千歳空港へ移動する場合、1時間26分ほどで移動できます。料金は約13,870円です。
釧路空港（KUH）⇒市内中心部
釧路空港から市内中心部へ移動する手段は、連絡バス・定期路線バス・タクシー・レンタカー・自家用車とさまざまな手段があります。
連絡バス・定期路線バスでは、釧路空港から釧路駅前まで約45～50分です。阿寒湖温泉へ向かうなら阿寒湖温泉間エアポートライナー、帯広へ向かうならスイーツライナーが便利です。阿寒湖温泉間エアポートライナーとスイーツライナーは事前予約が必要ですが、飛行機の到着が遅れた場合は発車時刻を遅らせてくれます。
タクシー利用ですと、釧路空港から釧路駅までは約32分、7,000円ほどかかります。
自動車を利用する場合、釧路空港の駐車場は年中無休ですが、22時～翌日6時までの間は空港への出入りができません。また、冬季は一時閉鎖区間がある点に注意が必要です。旧釧路空港線は、冬季は閉鎖されて通行止めとなります。
釧路の観光情報
釧路の観光スポット
釧路湿原は、北海道釧路平野に位置する日本最大の湿原・湿地で、釧路湿原だけで全国の湿原の3割を占めるという広大な湿原です。湿原一帯は釧路湿原国立公園として指定されており、貴重な自然が保護されています。釧路湿原内を歩ける木道「温根内木道」が整備されており、季節の花々や野鳥などを間近で観察できます。
細岡展望台は、釧路湿原の中を流れる釧路川の大きな蛇行や、雄阿寒岳と雌阿寒岳・宮島岬・キラコタン岬などを一望できる観光スポットです。
釧路で最も歴史ある市場が和商市場です。1954年の開設以来、釧路市民の台所として、また観光スポットとしてにぎわっています。JR釧路駅からのアクセスも良好です。和商市場を訪れたら、和商市場名物で自分好みの海鮮丼を作る「勝手丼」にチャレンジしてみましょう。
勝手丼の作り方は、まず、和商市場の惣菜屋さんで丼に入った白飯を購入します。ご飯は100円～400円です。次に、和商市場の海鮮屋を巡って具材を探し、量り売りまたは切り身で買います。具材を白飯の上に乗せれば、自分だけの丼ができあがります。
釧路市動物園は、1975年に開園した釧路市阿寒町にある動物園です。総敷地面積は47.8haで北海道最大の動物園となっています。アムールトラやライオン、レッサーパンダなどのほ乳類と、エゾフクロウ、ハクトウワシ、フンボルトペンギンなどの鳥類、合わせて55種類もの動物が飼育されています。敷地内には遊園地もあり、家族連れで楽しめるでしょう。
釧路のグルメ
釧路は国内でも指折りの水揚げ量を誇り、近海の牡蠣などの貝類やエビ、カニなど、種類も豊富です。これらの海産物をシンプルに炭火で焼くだけの「炉端焼き」という、釧路ならではの料理が楽しめます。釧路は炉端焼きの発祥地と言われています。釧路の街には炉端焼きの店が数多くあり、釧路が元祖だというのも頷けるほどです。囲炉裏を囲み熟練の手で焼き上げた魚介を提供してくれる昔ながらの炉端店だけでなく、自分で食材を焼いて楽しめる岸壁炉端など、さまざまな炉端焼きが味わえます。
ジビエ料理が注目されるとともに人気が高まっている鹿肉。道内最大規模のアイヌコタン（アイヌの集落）に近い釧路では、ジビエに注目が集まる前から鹿肉料理はおなじみの地元料理でした。鹿肉は、低脂肪な上に栄養価が高く、鉄分も豊富とあり、牛肉など他の食肉に比べて健康に良いとされています。「鹿丼」や炉端焼きのほか、フレンチなどさまざまなレストランで地元の鹿肉を使った料理が楽しめます。
阿寒のシンボルでもある2つの山「雌阿寒岳」と「雄阿寒岳」をモチーフしたシュークリーム「阿寒シュー」。「阿寒シュー」には、雄阿寒シューと雌阿寒シューがあり、両方で見た目は似ていますが、味は異なります。雄阿寒シューはクラッシュアーモンド生地にチェリー酒風味の濃厚カスタードが入っており、イメージはゴツゴツした山肌です。一方、雌阿寒シューにはクッキーを乗せて焼き上げたサクサクとした食感の生地に、カラメル風味のカスタードクリームが入っています。雄阿寒シューと雌阿寒シューの両方入った阿寒シューセットはお土産としても人気です。
