
「航空券費用を節約したいけど、いつ安くなる?」
「航空券を予約後に価格が下がったらどうしよう...」
など、航空券を予約するタイミングでお悩みではないでしょうか?
航空券の値段は同じ目的地でも、多い時では数万円の差が出ることがあります。安くなるタイミングは、季節や需要によって大きく変動しますが、特に1番安くなる時期は、「2月・6月・11月」です。

上記の表からも分かる通り、このシーズンは大型連休前後であることから旅行全体の閑散期なので、比較的安価な航空券が手に入ります。
そのため航空券費用を抑えたい人は「2月・6月・11月」に合せて旅行の計画を立て、ベストなタイミングでフライトチケットを予約するのがカギ。
しかし、そのほかにも航空券が安くなるタイミングや、格安で予約できるコツが存在します。
そこで、この記事では、「国内線・国際線の違い」「航空会社別セール情報」「LCCの落とし穴」「比較サイト活用術」など、航空券が安くなるタイミングを網羅的に解説。
航空券予約で損しないように、ぜひ参考にしてくださいね。
航空券が最も安くなる3つのタイミング
実は、航空券の価格が安くなる3つのタイミングが存在します。目的地によって安価率は変わりますが、このタイミングを意識して航空券を探せば格安航空券が手に入る場合があります。
時期は「正月明け〜2月」「GW明け〜6月」「11月」
- 正月明け〜2月:年末年始の出費の反動、冬のオフシーズン
- GW明け〜6月:GWの反動、夏休み前時期、梅雨
- 11月: 行楽シーズンの後、年末繁忙期の前
記事の冒頭でも解説した通り、この3つの時期は年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休直後のため、旅行需要が大きく落ち混みます。
そのため、多くの人が旅行を終えたこの時期は、格安航空券が手に入る最大のチャンスです。
特におすすめなのは、成人の日を過ぎた1月中旬〜2月上旬。年末年始の旅行・帰省ラッシュの直後に当たるのと寒さによる観光のオフシーズンなので、驚くべき価格の航空券が予約サイトに現れることもあります。
予約は「出発の6〜8週間前」が鉄則
航空券が安くなる「正月明け〜2月」「GW明け〜6月」「11月」のタイミングに旅行の計画ができない...なんて人も多いはず。
そんな人でも格安航空券を手に入れるコツがあるので安心してください。
「出発の6〜8週間前」に航空券を予約することで、通常よりもお得になる場合があります。
「航空券予約は早ければ早いほど安い」とも言われていますが、実は航空会社が空席状況を見ながら、本格的に価格調整を始めるのがこのタイミングなんです。
そのため、割引運賃がまだ出ていない早い時期、残席が高騰する直前のタイミングの間である「出発の6〜8週間前」が予約のゴールデンタイミングと言えるでしょう。
曜日は「火曜・水曜」
週の中でスケジュールを調整できる人は、火曜または水曜を選ぶことで、航空券を節約できることがあります。
火・水が安くなる理由は、週末旅行の観光客に需要がある、金・土・日、週明けのビジネス出張需要のある月曜の消去法です。
しかし甘く見てはいけません。出発日を1日ずらすだけで、航空券が数千円〜1万円以上安くなることもあるんですよ。
そのため、旅程に余裕のある人は、出発・到着日を両方とも平日にすることでダブルでお得になります。
国内線・国際線で安くなるタイミングは違う?
「航空券が安くなるタイミング」と一口に言っても、国内線と国際線で安くなるタイミングの考え方は少し異なります。
国内線の場合、日本の祝日や長期休みに合わせて航空券需要が変化しますが、国際線はそれに加えて渡航先のシーズンや祝日にも大きく影響されるからです。
ここでは、国内線、国際線を分けてそれぞれの航空券が安くなるタイミングを解説します。
国内線
国内線の価格は最初の章でも解説した、「正月明け〜2月」「GW明け〜6月」「11月」の3つが安いタイミングです。
基本的にはカレンダーを見たときに、祝日やゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、年末年始のぽっかり空いた穴場を狙っていくのが国内線攻略のコツ。
大阪行き航空券の比較(Trip.comの場合)


上記の通り、2月の大阪行き航空券は最安値で約6,090円、高くても1万円以内に収まってることが分かります。
一方、繁忙期であるゴールデンウィークには、なんと閑散期の5倍以上に跳ね上がっています。
もし旅行の日程を自由に決められるなら、この穴場シーズンに旅行を計画するだけで、旅費を大幅に節約できますよ。
国際線
国際線の場合は、日本のカレンダーと渡航先のカレンダーの2つの軸で価格が決まります。
そのため、国際線と違って安くなるタイミングが少々掴みにくいこともあるでしょう。
最安値を狙うならリサーチは必要ですが、その分抑えられる金額もかなり大きくなるので、損はしません。
国際線は渡航先によっても価格変動が異なるため、ここでは抑えるべきポイントをまとめました。
渡航先オフシーズンを狙う
日本から数時間で行けて、なおかつ物価の安いタイやベトナムなどの東南アジアは人気の海外旅行先のひとつ。
しかし、東南アジアは乾季・雨季とはっきり分かれているので、季節による航空券価格の変動が激しいです。
観光先で快適に過ごすなら、雨が少ない乾季がおすすめですが、航空券費用の節約を狙うなら5月末〜10月末の雨季(タイの場合)が穴場。
雨季は観光客が少ないため、航空券はもちろん、ホテル代も安くなる傾向があるので、全体的な旅行費用を抑えられます。
雨季には短時間のスコールはあるものの、1日中雨が降っていることはほとんどないので、雨対策をばっちりすれば観光もスムーズに楽しめるでしょう。
日本の閑散期に出発する
国内線と同様に、大型連休前後の穴場に出発・到着を組み合わせることで、さらなる節約が期待できます。
例えば、日本の閑散期であるゴールデンウィーク明けの5月下旬〜6月はタイでは雨季に当たります。
そのため、他の雨季よりもさらにお得な航空券が見つかりやすいです。
このように、国際線の航空券は日本のカレンダーと行先のカレンダーを掛け算で考えることが、安い航空券を予約するカギになります。
【航空会社別】航空券が安くなるタイミング
お得な航空券を予約するには、各航空会社の情報収集も欠かせません。
ここでは、JAL、ANA、スカイマーク、そしてLCC各社の安くなるタイミングや割引情報を解説します。
各社のセールのタイミングを知ることで、最安値の航空券を手に入れるチャンスは格段に広がりますよ。
JAL
JALの航空券を安く手に入れる方法でもっとも一般的なのが、早期予約割引の「スペシャルセイバー」です。
搭乗日の最大360日前から28日前まで予約でき、最大約60%OFFの航空券が予約できることもあります。
また、年に数回不定期で開催される「JALスマイルキャンペーン」やWEB限定セールにも注目で、このセールでは、国内線が片道7,700円など、通常の早割をはるかに下回る価格で販売されます。
セール情報は公式サイトのメールマガジンなどで告知されるため、事前に登録しておくのがおすすめです。
ANA
ANAにも、早期予約割引「ANA SUPER VALUE」があります。
最大75日前の予約が最もお得になるプランで、航空券が最大約60%割引で手に入るチャンスです。
また、毎月29日に開催される定期セール「ANAにキュン!」では、航空券とホテルがセットになった国内旅行がおトクになる会員限定割引クーポンの配布や、海外ダイナミックパッケージ割引クーポンなど、毎回ユニークな企画が開催されています。
毎月決まった日に開催されるため、旅行を計画する上で狙いを定めやすいのが嬉しいポイントですね。
スカイマーク
スカイマークを予約するときに注目したいのが、「いま得」と「たす得」です。どちらも航空便ごとの空席予測数に応じて、運賃が変動する割引運賃です。
いま得とたす得の違いは以下の通りです。
予約期限 | 予約変更 | 取り消し手数料 | |
いま得 | 搭乗3日前 | ✕ | 6,000円 |
たす得 | 搭乗前日 | 〇 | 4,000円 |
表からも分かる通り、2つの大きな違いは予約期限と柔軟性です。
「いま得」は3日前まで予約可能で価格が安い分、予約の変更はできません。安さを最優先する人におすすめです。
一方、「たす得」は前日まで予約でき、手数料はかかりますが予約変更もできます。
そのため、予定が変わる可能性があるなど、スケジュールに不安がある人に最適です。
LCC
ジェットスターやピーチなどのLCC(格安航空会社)は、通常時の価格が他の航空会社の早割運賃と大差ないことも少なくありません。
しかし、セール時の割引率は圧倒的です。ジェットスターの「スーパースターセール」やピーチの「999円セール」といった不定期セールでは、片道数百円から数千円という破格の運賃が登場します。
ほとんどのセールは予告なく始まり、数時間で完売することも。
そのため、LCCを利用する場合は、公式サイトのメルマガ登録や公式アプリのダウンロード、SNSのフォローが必須です。
航空券が安くなるタイミングを見逃さない5つのテクニック
航空券が安くなる時期や航空会社ごとのセール情報を解説してきましたが、さらに5つのテクニックを駆使してさらに安い航空券を見つけましょう。
1.価格比較サイトを使い倒す
航空券探しで今や欠かせないのが、航空券の価格比較サイトです。
複数の航空会社や旅行代理店の最安値を一度に比較できるため、自分でひとつずつ航空会社の公式サイトを確認する手間が省けます。
比較はもちろん、価格グラフやカレンダーを使えば、月ごとや日ごとの最安値を一目で把握できます。
また目的地が決まっていなくても、検索窓の目的地を「こだわらない」に設定して検索すれば、予算に合った思いがけない場所への節約旅も実現するかもしれません。
2.LCCのセールを活用する
ジェットスターやピーチなどのLCCのセールのほとんどは不定期開催で、予告なく始まり、数時間で完売することも珍しくありません。
しかし、大手航空会社では実現できない驚きの価格が目白押しなので、節約旅をしたい人は利用しない手はないでしょう。
このチャンスを逃さないための方法は、利用したいLCCの公式情報のアンテナを常に張っておくこと。
公式メールマガジン、アプリ、SNSは全て網羅し、最新情報を逐一チェックしましょう。
3.「価格アラート機能」で最安値の瞬間を逃さない
「できるだけ安く航空券を予約したいけど、毎日価格をチェックするのは面倒…」と感じる人には、「価格アラート機能」がおすすめです。
この機能は、希望する路線の航空券が設定した価格まで下がった時に、メールなどで通知してくれる機能です。
例えばTrip.comでは、以下の簡単なステップで設定ができます。
- 希望の出発地、目的地、日程を入力して航空券を検索。
- 検索結果画面に表示される「価格アラート」のボタンをオンにする。
- 通知を受け取りたいメールアドレスを登録すれば設定完了
価格アラートの詳しい設定の仕方をもっと見る!
4.往復ではなく「片道ずつ」検索してみる
航空券を検索する際、意外と忘れがちなのが片道ずつ価格をチェックすること。
多くの場合、往復料金で検索されますが、実は片道料金の合計金額の方が安くなるパターンも存在します。
片道検索のメリットは、往路復路の最安値の航空会社が選択できること。
検索の手間は少し増えるものの、数千円の差が生まれることもあるので、ぜひ試してみてくださいね。
5.旅行会社のセールやツアーと比較検討する
航空券単体で探すだけでなく、旅行会社のセールやツアー商品と比較検討することもおすすめです。
大手旅行会社では、航空券とホテルがセットになったパッケージツアーが格安で販売されることがあります。
航空券と宿泊費を個別に予約するより、ツアーの方が総額で安くなるケースは少なくないので、航空券単体の場合と比較してみましょう。









安くなるタイミングでの航空券購入の3つの落とし穴
安さだけを追求した結果、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。
「格安だと思って予約したら、結果的に高くついてしまった…」そんな失敗は避けたいものです。
ここでは航空券の安さの裏に潜む3つの注意点と、それを避けるための対策を解説します。
1.LCCの「隠れコスト」を見逃さない
LCCの格安価格は航空券を節約したい人にとって非常に魅力的ですが、隠れたコストに要注意。
LCCのほとんどは、受託手荷物(預け荷物)料金、座席指定、サービス(飲食など)が有料です。
そのため、予約手続きに進んでいくうちに、「思っていたよりもコストがかかる...」なんてことも少なくありません。
そのため、LCC利用の際は表示されている運賃だけでなく、追加料金を含めた「最終的な支払い総額」で判断することが鉄則です。
2.乗り継ぎ時間は最低でも2時間以上確保
格安の国際線航空券の裏側には、乗り継ぎが必要な場合が多くあります。
ここで注意したいのが、乗り継ぎ時間です。
乗り継ぎ時間が1時間など極端に短いフライトは、飛行機の遅延や空港の混雑によって、乗り継ぎ便に間に合わなくなるリスクが非常に高まります。
万が一乗り遅れてしまうと、新しい航空券を自費で購入しなければならないケースも。
どんなに安くても、乗り継ぎ時間は最低でも2時間、できれば3時間以上確保されているフライトを選ぶようにしましょう。
3 聞いたことのない予約サイトは要注意
「航空券 最安値」などで検索をかけると、様々な予約サイトが出てきます。
最安値を提示していると、ついクリックしたくなりますが、聞いたことのない海外の予約サイトなどには注意が必要です。
これらのサイトには、予約後のサポート体制が不十分であったり日本語に対応していないケースもあり、トラブルに巻き込まれた時の対応に困ることがあります。
心配な人は価格が多少高くても、航空会社の公式サイトや、日本で広く知られている信頼性の高い旅行代理店から購入する方が、結果的に安心です。
航空券が安くなるタイミングについてよくある質問
1年で、とにかく1番安い時期っていつですか?
正月休み明けの1月中旬から2月上旬が、1年を通じて航空券が安くなる場合が多いです。その理由は、年末年始の旅行ラッシュ後の需要が落ち込むことに加え、全国的に寒くなる観光のオフシーズンになるためです。予約は「早ければ早いほど安い」って本当ですか?
必ずしもそうとは限りませんが、航空会社によっては、早期割引を実施しており、割引期間内で早く予約すればするほどお得になる航空券もあります。航空会社全体を考慮すると、出発の6〜8週間前が最もお得になるタイミングです。出発する「曜日」によって、値段は変わりますか?
はい、大きく変わります。特に国内線の影響が大きく、火曜日・水曜日出発の航空券は他の曜日よりも安い傾向があります。出発日を1日ずらすだけで、数千円から1万円以上安くなることもめずらしくありません。夏休みやお盆、年末年始にしか旅行できません…。安くする方法はありますか?
繁忙期でも航空券を安くする方法はいくつかあります。まずは航空券の早期割引をチェックしましょう。旅程が早く決まっているのであれば、出来るだけ早く航空券を抑えるのがおすすめです。また、検索する際には往復ではなく、片道ずつ調べることで最安値のフライトを組み合わせられますよ。さらに、航空券とホテルがセットになったパッケージツアーを利用することで、航空券だけではなく全体的な旅行費用を抑えられる可能性もあります。
安くなるタイミングを知れば航空券購入は損しない
最安値で航空券を予約するタイミングは
- 「2月・6月・11月」
- 「出発の6〜8週間前」
と覚えておけば、損をすることはありません。
また、フライトの時期も見極めることでお得な旅行を実現できますよ。
例えば、国内線なら航空券価格がピークになる大型連休前後を狙うことや、国際線なら渡航先のオフシーズンを選ぶのがおすすめです。
また通常時でも価格の安いLCC航空は、追加サービスを含めた最終料金をチェックすることがポイントです。
またTrip.comには、月ごとの航空券費用を比較できる価格カレンダー・グラフや、最安値をタイムリーにお知らせする価格アラートなど、格安航空券を真っ先に入手できる機能がいっぱい。
ぜひ、Trip.comであなたにぴったりの航空券を見つけてくださいね。

