
「上海グルメ、結局何を食べれば正解?」その迷い、ありますよね?
結論は――小籠包・紅焼肉・上海蟹など代表メニューを押さえれば間違いなし!理由は、甘辛い醤油ベースで素材の旨みを生かす料理が多く、日本人の口に合うからです。実際、黒酢+生姜の小籠包、白ご飯と紅焼肉、濃厚味噌の上海蟹…組み合わせることで美味しさがさらに跳ね上がります。
本記事では、定番から季節限定までの必食メニューと名店を厳選して紹介します。最後まで読んで、迷わず上海の「おいしい」を満喫しましょう!
上海料理の代表メニューTOP1|小籠包(ショウロンポー)

上海グルメといえば、やっぱり小籠包!薄い皮に包まれた熱々のスープが口いっぱいに広がる、一度食べたら忘れられない上海の名物点心です。職人が一つひとつ丁寧に包み、蒸籠でふっくらと仕上げる姿はまさに職人芸。上海を訪れたら必食の一品ですよ!
小籠包の魅力
最大の特徴は、透き通るほど薄い皮と、中からあふれるジューシーな肉汁。スプーンにのせて少し冷まし、まず皮に小さな穴をあけてスープをすすり、その後で具と皮を一緒に味わうのが美味しく食べるコツです。黒酢と細切り生姜を添えれば、スープのうま味がさらに引き立ち、さっぱりといただけます。
職人技が光る伝統の作り方
- 極薄の皮づくり:小麦粉を練り、破れにくく均一な薄さに伸ばすのがポイント。
- 肉汁の秘密:豚ひき肉に煮こごり(肉凍)を混ぜ、蒸すことで中でスープに変わります。
- 美しい包み方:上部をひだ状に閉じる“ひだ包み”が伝統。ひだが多いほど職人の腕前が光り、18〜24ひだが理想とされています。
食べる前に覚えておきたいポイント
火傷防止:いきなり口に入れると危険!まず小さくかじってスープを少し吸い出しましょう。
注文の目安:1籠(蒸籠)に4〜8個入りが一般的。1〜2籠でお腹も満足。
予算:一籠あたり約20〜50元(約400〜1,000円)とお手頃。
狙い目時間:ランチタイムや週末は混雑するため、朝早めや午後3時頃がおすすめです。
こんな人におすすめ
- 初めて上海を訪れる方:上海の食文化を代表する味を体験できます。
- 点心好き:皮とスープのバランスが絶妙で、点心ファンにはたまらない!
- 家族・グループ旅行:籠をシェアして食べ比べも楽しい。
- SNS派:蒸籠から立ち上る湯気や透ける皮は写真映え抜群です。
上海でおすすめの名店
店名 | 特徴 | 予算目安(1せいろ) | 住所 |
南翔饅頭店 | 上海小籠包の元祖。100年以上の歴史を誇り、薄皮にたっぷりスープが自慢。豫園店は観光客にも人気。 | 約30〜50元(約600〜1,000円) | 黄浦区 豫園路85号(豫園内) |
鼎泰豐(ディンタイフォン) | 台湾発祥ながら上海でも高評価。均一なひだと衛生的な厨房、サービスの良さが魅力。 | 約40〜60元(約800〜1,200円) | 徐家匯区 虹橋路1号 ほか市内各店舗 |
老城隍廟小吃 | 地元民に愛される庶民派。濃厚スープとボリュームでコスパ抜群。 | 約20〜40元(約400〜800円) | 黄浦区 方浜中路249号(城隍廟エリア内) |
佳家湯包 | 注文ごとに蒸し上げるため常に熱々。素材のうま味をシンプルに堪能できる隠れ名店。 | 約25〜50元(約500〜1,000円) | 黄浦区 黄河路 |


















上海料理の代表メニューTOP2|紅焼肉(ホンシャオロウ)

上海本帮菜を語るうえで欠かせないのが紅焼肉(ホンシャオロウ)。脂の乗った豚バラ肉(三枚肉)を砂糖と醤油でじっくり煮込み、輝くような赤褐色に仕上げた一皿は、まさに上海の食文化そのものです。
紅焼肉の魅力
「濃油赤醤」の極み
「濃油」は油っぽさではなく、醤油と砂糖を煮詰めて作る濃厚なタレのこと。
「赤醤」はその艶やかな赤褐色を指します。甘じょっぱいタレが豚肉にしみ込み、一口で旨みが広がります。
三層の食感ハーモニー
長時間煮込まれた肉は、脂身はとろけ、赤身はしっとり、皮はほどよい弾力。1口で3つの食感を楽しめます。
家庭の味
甘みのある味付けは「おふくろの味」として上海家庭でも定番。ゆで卵や百葉結(湯葉の結び)を一緒に煮込むアレンジも人気です。
歴史と文化
文化の融合から誕生
清末、安徽省商人が上海にもたらした調理法が江浙地方の味と融合し、現在の紅焼肉が誕生したと言われます。
縁起の良い料理
1960年代には66歳の誕生日に66個の紅焼肉を作って長寿を祝う習慣があったとか。作家・張愛玲も愛した味として知られます。
おいしく食べるコツ
- 熱いうちに:冷めると脂が固まるため、提供されたらすぐに食べるのがベスト。
- ご飯と一緒に:甘じょっぱいタレは白ご飯との相性抜群。タレご飯もおすすめ!
- 予算の目安:1人前 約70〜200元(約1,400〜4,000円)。高級店では希少な「金華両頭烏」豚を使うことも。
- 混雑対策:ランチや週末は混雑必至。予約または早めの来店が安心です。
こんな方におすすめ
- 上海の伝統的な味を深く知りたい方
- 甘じょっぱいタレが好きで、ご飯が進むおかずを求める方
- 上海家庭の温もりを感じたい方
上海でおすすめの名店
店名 | 特徴 | 予算目安(1人前) | 住所 |
圆苑(ユエンユエン) | 「沪上紅焼第一家」と称される名店。骨付き豚バラを使用し、肉質は柔らかく脂っこさ控えめ。 | 約150〜160元(約3,000〜3,200円) | 徐匯区 虹橋路100号/黄浦区 西蔵南路328号〈新天地店ほか支店多数〉 |
老吉士(ラオジースー) | 本帮菜の代表格。芸能人も訪れる名店で、百葉結や卵を添えた紅焼肉が絶品。 | 約160元(約3,200円) | 徐匯区 天平路41号 |
上海1号私藏菜 | コスパ抜群の本帮菜館。紅焼肉は卵や百葉結がタレを吸い、味わい深い。 | 約120元(約2,400円) | 黄浦区 淮海東路99号 |
人和館 | ミシュラン一つ星。タレの艶やかな色ととろける食感が評判。 | 約200〜300元(約4,000〜6,000円) | 徐匯区 肇嘉浜路407号 |
御延紅焼肉 | 南京東路歩行街にある人気店。看板メニューはもちろん紅焼肉。 | 約145元(約2,900円) | 黄浦区 南京東路299号(宏伊広場内) |
上海料理の代表メニューTOP3|上海蟹(秋限定)

上海蟹は、秋の訪れを告げる味覚として上海っ子に愛されてきたごちそう。特に旧暦9月のメス蟹(団臍)は濃厚な蟹味噌が、10月のオス蟹(尖臍)はゼラチン質の蟹膏(カニミソ)と締まった身が最高とされます。
上海蟹の楽しみ方
清蒸大閘蟹(チンジェン ダージャーシエ)
蟹を丸ごと蒸す最もシンプルな食べ方。殻が橙色に染まり、香りが立ったら食べごろ。蟹味噌と身の甘みをダイレクトに堪能できます。
蟹粉料理(シェーフェン料理)
蟹肉と蟹味噌を合わせた「蟹粉」を使った贅沢な料理。
- 蟹粉小籠包:蟹粉入りのスープがあふれる特製小籠包
- 蟹粉豆腐:蟹粉あんをかけた豆腐料理
- 蟹粉拌麺/撈麺:蟹粉あんを茹で麺に絡めた人気メニュー
熟醉蟹(シュウズイシエ)
蒸した蟹を花雕酒(高級紹興酒)と氷砂糖、薬膳に漬け込む一品。芳醇な香りと甘みが蟹の旨味を引き立てます。
食べ頃と産地
旬の時期:9月下旬〜12月
旧暦9月のメスは蟹味噌が濃厚、10月のオスは蟹膏がたっぷり。
名産地:陽澄湖(ようちょうこ)、太湖(たいこ)など上海近郊の湖で育つ中華茸毛蟹(大閘蟹)は最高級品。身が締まり甘みが強いのが特徴です。
こんな方におすすめ
上海グルメや中華料理に興味を持つ旅行リピーター
現地で季節の味覚を楽しみたい家族連れ
上海でおすすめの名店
店名 | 特徴・料理 | 予算目安(1人) | 住所 |
上海ポートマン・リッツカールトンホテル | ビュッフェ形式で上海風毛蟹やタイカレー蟹など多彩な蟹料理を提供。 | 約199元(約4,000円)/ランチ | 上海市 静安区 南京西路1376号 |
上海世博インターコンチネンタルホテル | 週末ビュッフェで清蒸太湖蟹や花雕酒熟醉蟹を提供。 | 約208元(約4,200円)/土曜ディナー | 上海市 浦東新区 世紀大道(世博園エリア) |
饗食天堂 | 花蟹、ソフトシェルクラブ手巻き、金沙酥香蟹など多彩な蟹料理を楽しめる人気ビュッフェ。 | 店舗により異なる(約200元前後/約4,000円〜) | 上海市内 各店舗あり |
上海料理の代表メニューTOP4|生煎包(シェンジェンバオ)

上海に来たら絶対に食べたいB級グルメが生煎包。
底はカリッと香ばしく、上はふわっと柔らか。かじった瞬間に熱々のスープがあふれ出し、肉の旨み・ネギの香り・ごまの香ばしさが口いっぱいに広がります。
生煎包をひと目で理解するポイント
特徴 | 説明 |
別名 | 生煎饅頭(シェンジェンマントウ) |
食感 | 底は黄金色で香ばしくカリッ、中はジューシーで肉汁たっぷり |
流派 | 清水派:全発酵の皮で厚め&もちもち。スープ少なめ。 混水派:半発酵または無発酵の皮。皮は薄め、スープ多め |
食べ方のコツ | 「一動・二開・三喝・四品」①そっと持つ → ②上に小穴を開ける → ③スープを少しずつすする → ④皮と具をまとめて味わう |
上海でおすすめの名店
店名 | 特徴 | 目安価格 | 流派 |
小楊生煎(シャオヤン) | 上海市内に多数展開。皮薄・餡大・スープ多で旅行者に大人気。 | 約9〜15元/4個(約180〜300円) | 混水派 |
舒蔡記(シューツァイジー) | 40年以上続く老舗。昔ながらの発酵法で皮薄底カリ。熱々スープがたっぷり。 | 約10〜16元/4個(約200〜320円) | 混水派 |
東泰祥(ドンタィシャン) | 半発酵生地でほどよい弾力。生煎づくりが「非物質文化遺産」に認定。肉餡は大きくスープ濃厚。 | 約10〜16元/4個(約200〜320円) | 混水派 |
大壺春(ダーフーチュン) | 上海生煎の元祖的存在。皮が厚めで小籠包よりパンに近い食感。肉餡は甘みがあり油っぽさ控えめ。ミシュラン・ビブグルマン常連。 | 約8〜12元/4個(約160〜240円) | 清水派 |
上海料理の代表メニューTOP5|葱油拌面(ツォンヨウバンメン)

上海グルメの中でもシンプルだけど奥深い麺料理が葱油拌面。香ばしい揚げ葱の香りと醤油ベースのタレが細麺に絡み、シンプルだからこそ店ごとのこだわりが際立つ一品です。
上海ローカルフードの魅力を体感したいならぜひ試したい定番メニュー!
葱油拌面の魅力
香ばしい葱油×コシのある麺
じっくり揚げた葱の香ばしさと、特製醤油ダレの深い旨みが絶妙。細めの麺は歯ごたえがあり、タレがよく絡みます。
シンプルだから奥が深い
材料は葱・油・醤油・砂糖とシンプルですが、火加減や調味のバランスは店ごとに異なり、味の個性がはっきり出ます。
トッピングで自分好みに
そのままでも美味しいですが、甘辛い肉味噌(辣肉)、干しエビ(開洋)、目玉焼きなどの「浇頭(ジャオトウ/トッピング)」を追加すると、味のバリエーションが広がります。
こんな人におすすめ
- 旅行先ではラーメンや麺料理を必ず食べ歩く派
- ランチ・軽食のレパートリーを増やしたい
- 辛味が少ない料理を探している
上海でおすすめの名店
店名 | 特徴 | 予算目安(1人) | 住所 |
沪西老弄堂面館 | 静安寺エリアの人気麺館。醤油の香ばしさと揚げ葱の香りが絶妙で、脂っこさ控えめ。 | 約〜58元(約1,200円) | 静安区 北京西路1738号(静安寺駅1番出口徒歩圏) |
順徳面館 | 創業30年以上の老舗。「上海で一番」と評されることも。葱を黒く香ばしく揚げた昔ながらの味。 | 約30〜40元(約600〜800円) | 黄浦区 広東路575号 |
谷沙屋面舗 | 庶民的な価格とボリュームが魅力。甘酢スペアリブや紅焼獅子頭など多彩なトッピングと組み合わせて楽しめる。 | 麺7元〜(約140円)トッピング小鉢4元〜(約80円) | 虹口区 虬江路1011号 グリーン連盟ホテル隣 |
老地方面館 | 葱油拌面+上海風豚カツ(炸猪排)のセットが名物。 | 約20〜40元(約400〜800円) | 徐匯区 襄陽南路233号(復興中路近く) |
上海行きの格安航空券
上海料理の代表メニューTOP6|上海炒面(上海焼きそば)

上海炒面は、本帮菜(上海家庭料理)の特徴である「濃油赤醤」を存分に味わえる人気麺料理です。江南地方の食文化をベースに、上海ならではの甘辛い味付けが楽しめます。街角の食堂から老舗まで、上海の日常を感じたいなら外せない一皿です。
上海炒面の特徴
特徴 | 説明 |
麺 | 弾力のある中太〜太麺を使用。炒めてもコシが残り、もっちりとした食感が楽しめます。 |
具材 | 豚肉の細切り、青菜、椎茸、人参などをバランス良く使用。彩り豊かで食欲をそそります。 |
味付け | 醤油ベースの濃厚なタレに砂糖を少し加え、 甘じょっぱく香ばしい 味わい。油は多めですがしつこくありません。 |
調理法 | 強火で一気に炒めるため、香ばしい「鍋気(中華鍋ならではの香り)」がたまらない! |
上海でおすすめの名店
店名 | 特徴 | 予算目安(1人) | 住所 |
老地方面館 | 葱油拌面も人気の老舗麺館。鍋気たっぷりの上海炒面は香ばしく、昔ながらの味が楽しめます。 | 約30〜50元(約600〜1,000円) | 徐匯区 襄陽南路233号(復興中路近く) |
大壺春 | 生煎包の名店ながら、肉絲炒面やカレー牛肉湯麺も評判。色々な上海小吃を一度に味わえるのが魅力。 | 約40〜60元(約800〜1,200円) | 四川中路136号ほか市内に複数店舗 |
王家沙点心店 | 点心で有名な老舗。具材たっぷりの炒面は油っこさ控えめで、日本人にも食べやすい。 | 約40〜60元(約800〜1,200円) | 南京西路805号ほか複数店舗 |
小楊生煎 | 生煎包で有名なチェーン店。分店が多く、観光中でも気軽に炒面を注文できます。 | 約35〜55元(約700〜1,100円) | 上海市内 各店舗多数 |
上海料理の代表メニューTOP7|酔蟹

上海の秋冬を彩る大人の味覚 -それが酔蟹。旬の上海蟹を紹興酒や花雕酒に漬け込み、芳醇な酒の香りと蟹の旨味が織りなす独特の美味しさを楽しめます。生のまま漬けるものから、火を通したものまで、2つのスタイルがあり、それぞれ個性が光ります。
酔蟹の2つのスタイル
スタイル | 特徴 | こんな方におすすめ |
生酔(なまづけ) | 生きた上海蟹を高粱酒や紹興酒など度数の高い酒に漬け込み、ゼリー状の透明感ある身と濃厚な蟹味噌を味わう。酒の香りが蟹の生臭さを抑え、旨味を引き立てます。 | 新鮮な海鮮や発酵食品が好きな グルメ探検派 |
熟酔(じゅくづけ) | 蒸すまたは茹でた蟹を紹興酒・花雕酒、醤油、砂糖、香辛料を合わせたタレに漬け込み、甘じょっぱくコク深い味わいに。酒の芳香が豊かで、初めての人にも食べやすい。 | 生食に抵抗がある人や 上海料理初心者 |
上海でおすすめの名店
店名 | 特徴 | 予算目安(1人) | 住所 |
邵万生(シャオワンション) | 「酔蟹大王」と呼ばれる老舗。熟酔が名物で、黄酒の香り豊か。旬には身入りの良い蟹を厳選。 | 時価(例:200〜300元前後) | 黄浦区 南京東路414号(山西南路近く) |
上海大酒店 | 秋限定のバイキングで熟酔大閘蟹を提供。王宝和特製の蟹酢と合わせて楽しめる。 | バイキング形式 約200〜300元(約4,000〜6,000円) | 黄浦区 九江路505号 1階コーヒーレストラン |
蟹上黄・蟹黄麺 | 蟹粉麺が有名。秘伝の花雕酔蟹は甘みと酒香が絶妙。 | 約110香港ドル(約2,000円) | 静安区 万航渡路121号(静安寺近く) |
上海料理の代表メニューTOP8|白切鶏(バイチェジー)

上海の食卓で長く愛されてきた白切鶏は、鶏肉の旨味を最大限に引き出すシンプル調理が魅力。蒸し鶏とも似ていますが、独自の火入れとタレが決め手で、素材そのものの味を楽しめる伝統料理です。
白切鶏の特徴
素材へのこだわり
上海では浦東産の「三黄鶏」(くちばし・羽毛・脚が黄色い地鶏)を使用するのが伝統。肉質が柔らかく、旨味が濃いのが特徴です。
絶妙な火入れ
鶏を沸騰した湯に「七上八下(7回上げて8回下ろす)」という独特の方法で浸しながら加熱します。その後、氷水で締めることで皮はパリッ、身はしっとりの理想的な食感に。
黄金の仕上げ
ごま油を塗って仕上げることで、皮が黄金色に輝き、見た目も美しい。
味の決め手は秘伝タレ
鶏肉自体は淡白な味わいなので、醤油ベースに生姜や長ネギを刻んだタレが必須です。老舗ごとにレシピが異なり、食べ比べも楽しめます。
食べ方のコツ
- タレをしっかり絡めて:淡白な鶏肉に、葱・生姜入りの特製タレをたっぷりつけて。
- 白ご飯やお粥と合わせて:上海人は鶏のスープをお粥や麺に使うことも多く、サイドメニューも要チェック。
- 冷製がおすすめ:白切鶏は冷たくても美味しいので、暑い時期にもぴったり。
こんな人におすすめ
- 素材の味を楽しみたい人
- 家族旅行やグループ旅行
- 上海の日常を体験したい人
上海でおすすめの名店
店名 | 特徴 | 予算目安(1人) | 住所 |
小紹興 | 上海白切鶏の元祖として知られる老舗。皮は金色、肉は豆腐のように柔らかいと評判。 | 時価(例:30〜60元前後) | 上海市内に複数店舗(詳細は要確認) |
章氏 | 「小紹興」創業者一族による名店。地元客から長年愛される味。タレの香り高さが人気。 | 約30〜60元(約600〜1,200円) | 虹口区 涼城路周辺(例:車站北路588号) |
振鼎鶏 | 市内に多数展開するチェーン。白切鶏はもちろん、鶏粥や鶏スープ麺も楽しめる。 | 約25元(約500円) | 各エリアに店舗あり(例:閘北区 臨汾路818号、虹口区 武進路456号) |
上海料理の代表メニューTOP9|八宝菜

上海の食文化を語るうえで欠かせない八宝菜。八宝は「八つの宝」を意味し、さまざまな具材を炒め合わせたことから名付けられた縁起の良い料理です。旧正月のおせちや祝い膳に登場することが多く、家庭でもレストランでも愛されてきました。
八宝菜の特徴
多彩な食材と食感
菜の芯、にんじん、しいたけ、たけのこ、れんこん、干しエビ、豚肉、魚介など、必ずしも8種類に限定せず、旬や店ごとのアレンジで10種類以上使うことも。
醤油ベースの甘辛いタレが全体をまとめ、シャキシャキ・コリコリなど食感のバリエーションが楽しい一皿です。
縁起の良さ
具材を一緒に炒めることから「家族の和合」や「円満」を象徴します。
旧正月や結婚祝い、長寿祝いなどおめでたい席には欠かせない定番料理です。
食べ方の幅広さ
そのままおかずとしても、ご飯にかけて八宝菜丼にしても絶品。主食としても副菜としても楽しめます。
こんな人におすすめ
- シャキシャキ、コリコリ、プリプリと多彩な食感を一皿で体験したい人
- きのこや根菜、葉物を一度にたっぷり食べられる人
上海でおすすめの名店
店名 | 特徴 | 予算目安(1人) | 住所 |
人和館 | ミシュラン掲載経験あり。本帮紅焼肉や蟹粉料理と並ぶ看板メニューとして八宝菜も提供。 | 約70〜250元(約1,400〜5,000円) | 徐匯区 肇嘉浜路407号 |
圆苑(ユエンユエン) | 上海本帮菜の人気店。紅焼肉や紅焼鮰魚と並ぶ八宝菜は、甘辛タレと具材の一体感が魅力。 | 約153元(約3,000円) | 徐匯区 虹橋路100号ほか市内多数 |
晓平飯店 | 老上海の雰囲気を楽しめる隠れ家的レストラン。八宝菜は具材が豊富で家庭的な味。 | 約130元(約2,600円) | 徐匯区 嘉善路202号(永嘉路近く) |
上海料理の代表メニューTOP10|油爆蝦

高温の油でサッと揚げて仕上げる油爆蝦は、上海本帮菜(本格上海料理)の中でも香ばしさと食感のコントラストが魅力の代表メニューです。殻はパリッと、身はプリッとした独特の食感は、上海グルメ通も唸る味わいです。
油爆蝦の特徴
プリップリッの食感
高温の油で短時間揚げることで、殻は香ばしくカリッと、中の海老はしっとり柔らか。
口に入れた瞬間、殻の香ばしさと身の甘みが一気に広がります。
甘じょっぱい特製タレ
揚げた海老を醤油・砂糖・酒で作るタレに絡め、上海らしいほのかな甘さをプラス。
ビールや紹興酒との相性は抜群です。
殻ごと食べられる仕上げ
熟練の火加減と揚げ時間により、殻まで柔らかく仕上げる職人技。香ばしい殻をそのままパリッと味わうのもこの料理ならでは。
おいしく食べるコツ
- 殻ごと豪快に:香ばしく揚がった殻はそのまま食べても美味。パリッとした歯ごたえと海老の旨味を一緒に堪能できます。
- お酒の友に:ビールや紹興酒と合わせれば、甘じょっぱいタレがさらに引き立ちます。
- 鮮度が命:海老の新鮮さと油の温度管理が美味しさのカギ。本場上海では老舗本帮菜館で味わうのが一番。
こんな人におすすめ
- 甘じょっぱいタレはビールや紹興酒との相性が抜群で、お酒好きの方にもおすすめ
- 上海ならではの伝統の技を体験できるので、本場の味を求める旅行者にもぴったり
上海でおすすめの名店
店名 | 特徴 | 予算目安(1人) | 住所 |
老正興菜館 | 上海油爆蝦の代表格。大ぶりで丸みのある河蝦を使用。外はカリッ、中はプリッとした食感が絶品。 | 時価(目安:150〜250元/約3,000〜5,000円) | 黄浦区 山東中路(南京東路口近く) |
老頭児油爆蝦(杭州) | 杭州の人気店ながら上海でも話題。海老川エビやザリガニなど、殻まで食べられる多彩な油爆蝦を提供。 | 約100〜140元(約2,000〜2,800円) | 杭州市内各店舗(例:拱墅区 戒壇寺巷25号) |
上海料理の代表メニューが楽しめる人気エリア

豫園商城:屋台&小籠包の聖地
上海を代表する観光地でありながら、南翔饅頭店や黄河路美食街など老舗小籠包店が集結する美食エリアです。必食スポットとして紹介される南翔小籠包は、皮が薄く肉汁たっぷりです。夜には豫園灯会のライトアップが楽しめ、蟹粉小籠包や葱油餅などB級グルメの食べ歩きも大人気です。地下鉄10号線「豫園駅」から徒歩5分とアクセスも抜群。
南京東路:高級レストランからカジュアルまで
外灘と人民広場を結ぶ南京東路は、新世界城や大型ショッピングモールが立ち並ぶ繁華街です。高級レストラン「夜上海」や地元客に愛される円苑酒家など、紅焼肉(ホンシャオロウ)・八宝鴨など伝統上海料理を提供する名店が豊富です。黄河路美食街にも近く、屋台風の焼き小籠包や生煎包を気軽に味わえるのも魅力。夕方から夜にかけてネオンが輝き、食後はナイトショッピングも楽しめます。
外灘:夜景と一緒に味わう高級上海料理
黄浦江沿いの外灘は、ライトアップされた高層ビル群を眺めながら上海蟹やフカヒレ料理を堪能できるラグジュアリーなエリアです。特に秋の上海蟹シーズン(9〜11月)は、ミシュラン星付きレストランが提供する蟹粉豆腐や蟹味噌入り小籠包が人気。バー併設のレストランも多く、黄浦江クルーズ後に夜景とともに乾杯するプランが旅行者から高評価を得ています。
上海料理の代表メニューを楽しむコツ

辛さ・甘さの調整方法
上海料理は「甘め・醤油ベース」が特徴です。しかし店によっては紅焼肉が濃いめ、酸辣湯が辛めに仕上がることも。
- 甘さ控えめ:少甜(シャオティエン)
- 塩分控えめ:少盐(シャオイェン)
- 辛さ増し:多辣(ドゥオラー)
特に小籠包は黒酢+生姜を添えるのが定番です。酢の酸味が豚肉の旨味を引き立て、油っぽさも軽減してくれます。
現地価格の目安とチップ文化
- 小籠包(10個入り):25〜40元(約500〜800円)
- 紅焼肉(1皿):60〜120元(約1,200〜2,400円)
- 上海蟹(1杯):季節価格で180〜300元(約3,600〜6,000円)
中国本土ではチップ文化は基本なしですが、高級レストランやホテル内では10%程度のサービス料が自動加算される場合があります。
現金は支付宝(Alipay)や微信支付(WeChat Pay)が主流ですが、観光地ではクレジットカードOKの店も増加中。
季節限定メニューを狙う
上海蟹だけでなく、春の筍料理や夏の冷菜など、季節ごとの限定メニューが豊富です。秋は蟹粉豆腐、冬は生煎包の焼き立てなど旬の味覚が狙い目です。Trip.comで季節料理付きコースを事前予約すれば、当日入店時に迷わず楽しめます。
行列店は朝・昼の早め来店が正解
人気店「南翔饅頭店」や「佳家湯包」は昼食ピークを避けて午前10時前か午後2時以降が狙い目です。特に週末は整理券が必要な場合もあるため、モバイルアプリでの事前整理券発行や予約サイト活用が時短のコツです。朝食メニューの四大金剛(大餅・油条など)も午前中限定販売が多く、早起きが吉。
地元調味料の使い方を知る
黒酢・鎮江香醋・豆鼓など上海特有の調味料を少量追加するだけで、味わいが一層深まります。特に黒酢は小籠包だけでなく、紅焼肉や葱油拌麺に合わせると甘辛バランスが整い食べやすくなります。卓上調味料は無料提供が多いので、好みで試してみましょう。
デザートとお茶で締める
上海料理は甘めの味付けが多いため、食後に茉莉花茶やプーアル茶を合わせて口をリセットするとさっぱり。胡麻団子や杏仁豆腐など甘さ控えめの点心を追加すれば、現地の食文化を最後まで堪能できます。特に老舗茶館ではお茶と点心セットが観光客に人気で、食後のリラックスタイムにぴったりです。
上海料理の代表メニューに関するよくある質問

小籠包を一番おいしく食べる方法は?
スープが熱いので、レンゲにのせて皮を少し破り、黒酢+生姜で味わうのが基本です。肉汁がこぼれないよう、まず少し冷ましてから食べましょう。
日本人でも食べやすいメニューは?
甘辛の紅焼肉や醤油味の葱油拌麺、あっさりした白切鶏などは日本人に特に人気があります。辛さ控えめを希望する場合は注文時に「不要辣(辛くしない)」と伝えましょう。
上海料理の味の特徴は?四川や北京料理とどう違う?
上海料理は甘めで醤油ベース、油を控えめに使い素材の旨味を活かすのが特徴です。四川料理のような強い辛さや北京料理の濃厚さよりも、まろやかで上品な味わいが楽しめます。
ベジタリアンやハラール対応メニューはある?
素菜包(野菜まん)や青菜炒め、八宝菜など野菜中心の料理が豊富。ムスリム向けには清真(チンジェン)レストランでハラール対応メニューを提供します。調味料に豚由来油脂を使わない店を選ぶ場合は「不要猪油(ブーヤオ ジューヨウ)」と伝えると安心です。
上海料理の代表メニューをお得に楽しむならTrip.com

上海料理を思い切り堪能するなら、事前予約がカギです。Trip.comなら、小籠包や上海蟹の人気店コース、高級レストランのディナー、現地グルメツアーまで、日本語サイトからまとめて予約OK!
さらにホテル・航空券・空港送迎とのセットプランも充実しているので、「食べる・泊まる・移動」を一括手配して、上海の味を効率的かつお得に楽しみましょう。




NO.1



