
東莞を訪れたら、地元の味を楽しまずには帰れません!この記事では、歴史と文化が息づく名物グルメ10選に加え、地元の人が通うおすすめレストランもご紹介。お腹も心も満たされる、美味しい東莞旅へ出発しましょう。
東莞で絶対食べたい名物グルメ10選
東莞で味わえるご当地グルメ10選は、どれも地元の文化や歴史がぎゅっと詰まった逸品ばかり!
1. 厚街臘腸(ホウカイ・ラーチャン)

「厚街臘腸」は、広東省非物質文化遺産にも登録された伝統的な燻製ソーセージです。豚肉のほか、鴨の肝や豚レバーを混ぜた「鴨肝腸」や「猪肝腸」、米麹で発酵させる「白油腸」など、種類も豊富。紫がかった見た目と、甘みを含んだスモーキーな香りが特徴で、ご飯やお粥との相性も抜群です。旧正月などの行事料理としても人気があり、お土産としてもおすすめの一品です。
2. 焼きガチョウとライフェン(焼鵝濑粉)

パリッと焼き上げたガチョウ肉「焼鵝」と、滑らかなライスヌードル「濑粉」を組み合わせた、東莞らしい定番ローカル料理。ライフェンは米をすりおろして作る独特の麺で、スープと絡みやすく、焼鵝の香ばしさを引き立てます。祝いの席や長寿を願う宴でよく登場する縁起物でもあり、東莞市民にとっては思い出の味。ボリュームもあり、一杯で大満足できます。
3. 塘厦碌鵝(トンシャ・ロウガ)
「碌」とは東莞の方言で「煮る」という意味。塘厦(タンサ)エリア発祥のこの料理は、じっくり煮込んだガチョウ肉が主役です。特製の醤油ベースのスープで煮込まれた肉は、骨付きのまま提供され、噛むほどに旨みが広がります。客家料理の影響を受けており、現地の家庭でも定番。ご飯との相性も良く、まさに「東莞の家庭の味」といえる一皿です。

4. 冼沙魚団子(シェンサ・ユーダンズ)

東莞・高埗鎮発祥の名物料理。新鮮な鯉の身を6時間以上叩いて練り上げ、弾力を極限まで追求した魚団子は、一度食べると忘れられない食感です。地面に落とすとピンポン玉のように跳ねると言われるほどで、その弾力が現地で話題に。スープ仕立てで提供されることが多く、シンプルな味わいの中に魚の旨みがギュッと詰まっています。
5. 虎門膏蟹(フーメン・ガオシエ)

1斤(約600g)以上の大型蟹を使った贅沢な海鮮料理。蟹の甲羅の下には卵とひき肉をたっぷり詰め、香ばしく蒸し焼きにします。バジル風味がアクセントになっており、殻の縁に焦げ目がつくのが特徴。現地ではスプーンで甲羅の端まで丁寧にすくって味わうのが定番スタイルです。虎門エリアの隠れた名物として、地元の人々に愛されています。
6. 道滘肉団子(ドウジャオ・ロウダンズ)

東莞の道滘(ドウジャオ)地区で愛されている「肉団子」は、伝統的な手打ち製法が特徴。鋼棒で叩いて粘り気を出し、手のひらサイズの丸い形に成形されます。外はプリッと、中はふっくらとした食感で、肉のうまみをダイレクトに感じられるのが魅力。お粥やスープと合わせて食べるのが定番スタイルで、地元では朝食や家庭料理としても親しまれています。
7. 林旁粽(リンパンゾン)

東莞・虎門発祥の「林旁粽」は、見た目も楽しめるアートのような粽(ちまき)。「財布」や「魚篭」「枕」など縁起の良い形に手作業で編まれ、それぞれに「富貴」「豊作」「健康」などの願いが込められています。中身には甘い餡や豆類などが詰まっており、味も見た目も楽しめる逸品。伝統を守る4代続く職人の手技は、一見の価値ありです。
8. 東坑糖不甩(トンカン・トンブシュ)

「糖不甩」は、もち米で作られた団子に、生姜シロップとピーナッツ粉をたっぷり絡めた優しい甘さのデザート。かつては婚約の印として使われ、「シロップを最後まで飲み干すと縁が切れない」と言われる縁起の良いお菓子です。とろけるようなもちもち感と、香ばしいピーナッツの風味がクセになる味わいで、おやつにも食後のデザートにもぴったりです。
9. 茅根粥(マオゲンジョウ)

茅(かや)の根・竹蔗(サトウキビ)・大豆を煮込んだ薬膳粥。湿気の多い広東ならではの伝統料理で、体の熱を冷ましたり、喉や肺を潤す効果があると言われています。ほんのりとした自然な甘みがあり、朝ごはんとしてはもちろん、暑さで食欲が落ちたときにもぴったり。体を整えながら美味しく食べられる、東莞ならではの優しい味です。
10. 大嶺山荔枝柴焼鵝(ダリンシャン・リーチャイ・シャオア)

「荔枝柴焼鵝」は、東莞・大嶺山で受け継がれる非物質文化遺産の一品。荔枝(ライチ)の木を燃料にしてガチョウを香ばしく焼き上げることで、果樹の香りが肉に移り、皮はパリッと中はジューシーに。芳醇な香りと絶妙な焼き加減が特徴で、一度食べたら忘れられない味わいです。まさに“ごちそう”の名にふさわしい、東莞グルメの頂点ともいえる存在です。
東莞で絶品グルメを味わえるおすすめレストラン3選

東莞グルメ旅ならココ!地元に愛される「仔記美食」の絶品鶏鍋、「海月酒店」の香ばしい土鍋ご飯、そして「新灣漁港大排檔」で味わう採れたて海鮮──ローカルの味を満喫しよう。
1. 仔記美食(虎門鎮)
虎門鎮にある「仔記美食」は、地元の人々が通い詰める活気ある海鮮大排檔(屋台風レストラン)。名物の「花雕鶏子鍋」は、中国の花雕酒をたっぷり使って煮込む鶏鍋で、香り豊かでコクのある味わいがクセになります。中でも7〜9月の限定メニュー「飛蟹蓋(蟹味噌焼き)」は、蟹の濃厚な旨みが楽しめる絶品料理。観光客にもローカルにも愛される、外せないグルメスポットです。
住所: 虎門鎮門寨紅旗小學對面
おすすめ: 飛蟹蓋、花雕鶏子鍋
2. 海月酒店(厚街鎮)
厚街鎮にある「海月酒店」は、煲仔飯(ボウジャイファン/土鍋ご飯)の名店として知られています。特におすすめは、蝦干(干しエビ)と潤腸(広東風ソーセージ)をトッピングした「腊味飯」。土鍋の底で香ばしくおこげを作りつつ、旨みたっぷりの脂が米にしみ込み、最後の一口まで美味しさが続きます。最大20kgの米を一気に炊く厨房風景も見どころで、まさにローカルの食のライブ体験が楽しめます。
住所: 厚街鎮港口大道湧口段富裕路12号
おすすめ: 腊味飯升級版、黄蟮煲仔飯
3. 新灣漁港大排檔(虎門鎮)
新鮮な海の幸を味わいたいなら、虎門鎮の「新灣漁港大排檔」がおすすめ。目の前の漁港から揚がったばかりの魚介を、その場で調理してくれるスタイルで、「前船(魚の選定)・中檔(調理)・後厨(提供)」という一連の流れがユニーク。活きた海老や蟹を使った活造りや、蒸し料理が人気です。海風を感じながら夕日を眺めつつ食事ができるので、旅の思い出にもぴったり。
住所: 虎門鎮(漁港沿いエリア)
おすすめ: 活魚の蒸し料理、海老の活き造り
東莞のグルメに関するよくある質問

Q1. 東莞でぜひ食べたい伝統スイーツは?
A. 「糖不甩(トンブシュ)」や「松糕(ソンガオ)」が代表的です。特に茶山鎮では、旧正月に松糕を炊く風習があり、「事業運が上がる」縁起物とされています。
Q2. ベジタリアンでも楽しめるメニューはありますか?
A. 「茅根粥」や「鮮蝦荷葉飯」など、野菜や穀物を使ったメニューが豊富です。精進料理店では、豆腐を使った「冼沙魚団子」風アレンジ料理も楽しめます。
Q3. グルメイベントが楽しめるベストシーズンは?
A. 毎年5~6月に開催される「道滘美食文化節」では、龍船飯などの地元料理が味わえます。6月の「莞荔フェス」では、高級ライチ「冰荔」が楽しめます。
Q4. 海鮮料理が美味しい場所は?
A. 虎門の新灣漁港が有名です。漁船直送の新鮮な魚介をその場で調理してくれる大排檔(屋台スタイル)で、「虎門膏蟹」や「九層塔焼き貝」は特におすすめです。
Q5. 東莞で“通”なローカルグルメを試すなら?
A. グルメ通の間で人気なのが「荷香龍仔飯(蓮の葉包みごはん)」や「螺蛳粉(ルオスーフェン)」。特に螺蛳粉は独特の香りが特徴で、ハマる人はリピーターになるほど。観光地よりも、常平(チャンピン)や黄江(ホアンジャン)といったローカルエリアで、本格派の味を楽しめます。
東莞で現地の人気グルメを堪能しよう!

東莞には一度は食べてほしいご当地グルメが盛りだくさん!伝統を感じられる味からユニークな料理まで、どれも東莞ならではの魅力にあふれています。次の旅では、ぜひ現地の食をとことん楽しんでくださいね。
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