執筆:Trip.com
2026年6月30日
「中国へモバイルバッテリーは持っていけるのだろうか?」「持っていける場合に、条件はあるのだろうか?」
と不安な方は多くいらっしゃるでしょう。
特に、スマートフォン等の充電が切れてしまうと、せっかくの思い出を写真に収められない可能性があります。
それどころか、目的地までの道がわからなくなったり、翻訳機能を使えずコミュニケーションに困ったりする場面も想定されます。
中国でモバイルバッテリーを使う方法は以下の3つです。
本記事では、モバイルバッテリーを機内へ持ち込む条件や没収されないための対策、注意点などを詳しく解説します。
持ち物のルールを確認したら、あわせて渡航前の移動手段や宿泊先も早めにチェックしておくと安心です。
中国に持っていけるモバイルバッテリーは容量と個数が決まっています。なお、2026年4月24日より日本国土交通省の新ルールが施行され、法的拘束力のある規制として違反者への罰則も設けられました。渡航前に必ず最新ルールをご確認ください。
容量
詳細
100Wh未満
(約27,027mAh)
2個まで持ち込み可能。
100Wh~160Wh
2個まで持ち込み可能。ただし、航空会社の事前許可が必要。
160Wh以上
(約43,243mAh)
持ち込み禁止(没収対象)
(参考:Trip.com「トラベルガイド」)
【表記の記載例】
Whの表記は、モバイルバッテリーの裏面に書かれていることが多いです。
大容量モバイルバッテリーとして日本国内で売られている多くは、20000mAh程度です。航空会社に事前許可が必要な容量である100Whは約27,027mAhのため、多くのモバイルバッテリーは許可を必要としません。
中国国内線を利用する場合には、中国独自基準である3C認証(CCC認証)マークがある点も条件となっています。この3C認証義務化は2025年6月28日より正式施行されました。3Cマークがない、またはマークが不鮮明なモバイルバッテリーは、容量に関係なく空港セキュリティで没収される可能性があります。 旅行中に中国の別都市へ行くのに飛行機を利用する方は、3C認証マークの有無を必ず確認しておきましょう。
国際線しか利用しない場合には、3C認証マークは不要です。国際線はIATAなどの国際航空安全基準に準拠するため、3C認証は求められません。
見分け方はとても簡単で、丸いマークの中にアルファベットで「CCC」と縦または横に並んで書かれています。
バッテリーの裏面や側面に、このマークがはっきりと印刷されているか確認してください。
【3C認証マークの例】
引用:日本貿易振興機構(ジェトロ)「中国の強制製品認証制度について」
現地でのレンタルサービスを利用して調達することもできますが、あらかじめ購入して持ち込む場合は以下の方法があります。おすすめの購入方法は以下の2つです。
日本のネット通販で探す場合は、商品説明欄に「3C認証」や「CCCマーク取得」と書かれているかを確認しましょう。
また、中国に到着してから現地の正規ショップで買う方法もおすすめです。
中国に持ち込めるモバイルバッテリーの規格についてご説明しましたが、より確実に持ち込むための対策についても紹介します。なぜなら、機内持ち込みのルールを守っても、没収されてしまうことがあるからです。
検査員の裁量が大きいと考えられており、没収対象でなくても検査員の判断で不適格品とみなされるケースが多く確認されています。
それでは、2つの対策方法をみていきましょう。
中国のモバイルバッテリーの持ち込みルールでは、劣化は没収対象としていません。しかし、検査員に劣化したモバイルバッテリーであると判断されたら、没収されてしまう恐れがあります。
中国当局が、モバイルバッテリーの持ち込みルールが厳重化した背景として、発火や煙を出す事故が相次いだための措置であると説明しているからです。
確実にマイバッテリーを持ち込みたい場合は、できるだけ新しいモバイルバッテリーを用意しておくことをおすすめします。
WhもしくはmAhやVの表記が擦れてしまっているなどの理由で読みにくい場合に、没収される可能性があります。検査員が確実に表記を確認できるような、表記が鮮明なモバイルバッテリーを持っていきましょう。
なお、そもそも表記がないものは没収対象となっています。
中国の空港でモバイルバッテリーの機内持ち込みルールを破ると、厳しい処罰の対象となります。
発火の恐れがある危険物の持ち込みは、航空の安全を脅かす重大な違法行為とみなされるからです。
ペナルティの基準は法律で決まっており、10日以上15日以下の治安拘留や、最大5000元の罰金が科されます。
日本円で約10万円の支払いとなり、旅行の計画に大きな影響が出ます。
安全基準を満たさないモバイルバッテリーは絶対に持ち込まず、預け入れ荷物に紛れ込まないよう出発前に確認しましょう。
モバイルバッテリーは、必ず手荷物として機内へ持ち込みましょう。スーツケースなどに入れて、預け入れ荷物で持っていくことはできません。
間違って預けて荷物検査で発見された場合に、係員が立ち会ったうえでモバイルバッテリーを取り出す必要があります。
手荷物としてモバイルバッテリーを持ち運ぶ際には、以下のルールを守りましょう。
収納
座席上の収納棚に収納しない。
充電
【日本発着全航空会社共通(2026年4月24日施行)】 モバイルバッテリー自体への充電(座席の電源ポート・USBポートからの充電)および、モバイルバッテリーを使って他のデバイス(スマートフォン等)を充電する行為は全面禁止。 ※JAL公式アナウンスを含む日本発着便で一律適用。
異変時
発熱・膨張した場合にすぐに客室乗務員に伝える。
機内へモバイルバッテリーを運ぶ際には、以下の点に注意しましょう。中国へのモバイルバッテリーは発火事故が相次いだことを踏まえ、厳重化しています。
トラブルなく飛行機での移動を行うためにも、入念に確認しておきたいところです。また、2026年4月24日以降、日本発着便ではモバイルバッテリー自体の充電はもちろん、モバイルバッテリーを使って他のデバイス(スマートフォン等)を充電する行為も全面禁止となりました。機内でのモバイルバッテリーの使用方法に十分ご注意ください。
モバイルバッテリー
の状態確認
・膨張や異様な変形がないか
・本体に傷がないか
・異音や異臭がないか
衝撃への注意
きちんとカバンの中にしまい、
こぼれ出ないようにする。
専用ポーチ
での保管
ほかの金属と接触しないようにする。
・絶縁テープで巻く・専用のポーチに入れる
中国のなかでも、以下の空港はモバイルバッテリーを含めた手荷物検査が非常に厳しいことで知られています。
これらの主要な空港では、保安検査員がバッテリーの表示を1つずつ細かくチェックすることがあります。
わずかな傷や文字の薄れであっても、安全のために没収されるケースが、あとを絶ちません。
また、地方の空港では、大都市よりもさらに厳しい検査が行われることがあります。厳しい空港を利用する際は、検査に通常より30分以上長くかかることを見込んで行動しましょう。
モバイルバッテリーが没収されてしまったり、持ち込み条件に該当するものを持っていなかったりする場合もあるでしょう。
現地で購入することもできますが、モバイルバッテリーのレンタルも多く存在します。確実性を求める場合に、街中でモバイルバッテリーをレンタルするのも選択肢となってくるでしょう。
中国語に不安がある方は、日本でも中国国内線にも対応したモバイルバッテリーをレンタルしているサービスが存在します。そのため、中国でモバイルバッテリーを使う方法として、以下の3つがあります。
ぜひ、自分に合った方法を見つけてみてくださいね!
目次