
はじめての中国旅行を計画している人必見!この記事では、観光で中国へ入国する際の必要な情報をわかりやすく解説します。ビザや必要書類、税関検査の流れ、注意点までしっかり押さえて、不安のない中国旅行をスタートしましょう。
中国入国の流れまとめ
1.飛行機で中国へ到着
中国の主要空港に着陸。機内で「入国カード」を配られる場合があります。必要に応じて記入しましょう。
2.入国審査
パスポート、ビザ(またはビザ免除条件確認)、入国カード、健康申告QRコードを提出します。指紋スキャンが行われるので、係員の指示に従いましょう。
3.荷物受け取り
自分の便名を確認し、所定のターンテーブルで預けた荷物をピックアップ。
4.税関検査
免税範囲を超える物(タバコ・酒・高額商品など)があれば所定のゲートへ進み、申告します。
5.空港出口へ
無事通過すると、到着ロビーへ。ここからタクシー・地下鉄・配車アプリ(滴滴)などを利用して市内へ移動します。
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中国入国の前にチェックするべき4つのポイント

ビザは必要?最新情報を確認
2025年4月現在、観光で中国に渡航する場合のビザ申請は必要ありません。
2024年11月22日、中国政府は日本国籍を含む特定の国籍の短期滞在者向けに、停止されていたビザ免除措置を再開しました。この措置は2024年11月30日から2025年12月31日まで有効です。日本国民の一般旅券所持者は、商業・貿易活動、観光、親族訪問、文化交流、および通過を目的とした30日以内の滞在がビザ不要で可能となります。
ただし、30日を超える滞在や、無査証滞在の対象外となる目的(例:就労や留学など)で中国を訪れる場合は、これまで通り渡航目的に応じたビザの取得が必要となるため、最新情報は外務省の公式サイトや大使館・領事館などで確認してください。
パスポートの有効期限に注意
中国入国時点でパスポートの残存有効期間が6か月以上必要です。有効期限が近い場合は事前に更新手続きをしておきましょう。
航空券・ホテルの予約
航空券・ホテルの予約はマスト。人気の航空券やホテルはすぐに売り切れてしまうこともあるので、出来るだけ早めに予約するのがおすすめです。また、フライトは情勢や天候に左右されるため、渡航前に航空会社の運行情報を確認しましょう。
海外旅行保険に加入
中国で医療機関を利用する場合、日本の健康保険証は使えないため、費用が高額になることがあります。そんな時にあると安心なのが海外旅行保険。安いものだと千円代のものや当日にインターネットで加入できるものがあるので、必要に応じて加入しましょう。
中国入国時の必要書類・申請

入国カード
中国入国時には、飛行機内または空港で「入国カード」を記入します。宿泊先の住所・電話番号や旅行目的、滞在期間などを正確に書きましょう。
健康コード
中国では入国時に「中国税関出入国健康申告」の登録が必要です。事前にWeChatまたはウェブサイト(https://htdecl.chinaport.gov.cn)で健康状況や渡航履歴を入力してください。登録完了後に表示されるQRコードは入国の際に税関で提示が必要となるので、忘れずに保存しておきましょう。
中国入国の際の税関検査と持ち込み制限

中国には持ち込み禁止・制限品があり、以下の品目は特に厳しくチェックされます。
- 肉類、乳製品、生鮮食品
- ワシントン条約対象の動植
- 規定以上の現金(US$5000相当)
- 政治的、反国家的な印刷物
正直に申告しないと没収や罰金のリスクもあります。税関検査では手荷物X線検査も実施されるため、事前に確認をしましょう。
中国入国審査の流れ

入国審査官には、パスポートとビザ(ある場合)を提示します。14歳~70歳までの外国人は指紋登録が実施されるため、係の指示に従いましょう。英語や簡単な中国語で滞在目的を聞かれる場合もあるので、事前に答えを準備しておくと安心です。慣れない言語で不安な人は、翻訳アプリを利用すると良いでしょう。
中国入国の際の注意点

セキュリティをェックは厳重
中国の空港は手荷物検査が非常に厳しいです。ライター、電池類、液体は必ずルールを守って持ち込んでください。
持ち込める現金の上限
5,000ドル相当以上を持ち込む場合は申告が必要です。トラブル防止のため事前準備を忘れずに。
VPNアプリの準備
GoogleやYouTubeなど一部サービスは中国国内でアクセスが制限されています。旅行中に使いたい場合は、VPNサービスを事前に契約しておきましょう。
中国滞在中に気を付けたいこと

マナーや文化を尊重しよう
中国では礼儀や文化への敬意が大切です。大声や乱暴なジェスチャーは誤解を招くことも。基本的にチップの習慣はなく、支払いは表示額通りでOKです。また、寺院や宗教施設では静かに振る舞い、写真撮影は事前確認を。
文化や習慣への理解と配慮を心がければ、現地の人との交流もスムーズになります。笑顔と「谢谢(シエシエ)」が好印象のカギです。
安全対策は万全に
中国ではスリや置き引きが都市部を中心に発生しています。特に観光地や交通機関では財布やパスポートは体に密着する場所で管理を。万一のため、緊急時は「110(警察)」や「120(救急)」を覚えておきましょう。
中国観光の基本的な持ち物リスト

中国旅行で必要なもののチェックリストをひとつずつ確認して、忘れ物のないようにパッキングしましょう。印刷すれば項目の空いている部分に必要なものを書き込めるので、ぜひ活用してくださいね。
中国入国の際に役立つ情報

トラブルに遭った際の連絡先
連絡先 | 電話番号 |
---|---|
警察 | 110 |
消防 | 119 |
交通事故 | 112 |
救急車 | 120(北京は999も繋がります。) |
在中国日本国大使館 | 010-8531-9800 |
旅先で使える簡単なフレーズ
日本語 | 中国語 |
---|---|
こんにちは | 你好(ニーハオ) |
ありがとう | 谢谢(シエシエ) |
すみません / 失礼します | 对不起(ドゥイブーチー) |
これ、いくらですか? | 这个多少钱?(ヂェガ ドゥオシャオチエン?) |
メニューをください。 | 请给我菜单(チン ゲイウォー ツァイダン) |
○○へ行きたいです。 | 我要去○○。(ウォー ヤオ チュー ○○) |
助けてください! | 救命!(ジウミン!) |
中国で役立つアプリ
- WeChatPay
中国でもっとも普及している電子決済アプリ。スマートフォンでQRコードを読み取るだけで支払いができます。コンビニや飲食店はもちろん、タクシーや露店でもOK。日本人観光客もパスポートがあれば専用アプリをダウンロードして利用できます。
- Alipay
アリババグループが運営する決済アプリで、WeChatPayと並ぶ二大決済サービスです。タオバオなどのネットショッピングと連携しているのが特徴で、オンラインでの買い物がとても便利です。実店舗でもQRコード決済が可能で、特に若い世代に人気があります。観光客向けの「Tour Pass」というサービスもあります。
- 百度地図
中国版Googleマップです。中国ではグーグルマップが使えませんので、地図系のアプリなら、必須といえるでしょう。地下鉄やバスの経路検索が得意で、所要時間や料金まで分かります。
例えば、北京の故宮博物院から天安門までのルートを検索すると、歩く方法や公共交通機関を使う方法を教えてくれます。観光スポット周辺のレストランやホテルも探せます。
帰国時の手続き

1. フライト前の準備
- パスポートと航空券の確認
- 中国の空港ではセキュリティが厳しいため、荷物チェックに時間がかかります。搭乗2時間前には空港へ到着がおすすめ。
- 日本帰国用の特別な書類は不要です。
2.空港での出国手続き
- チェックインカウンターでパスポートと航空券を提示し、荷物を預けます。
- 出国審査ではパスポートと出国カード(入国時に書いたカード)を提出します。
- 出国印を押され、制限エリアへ進みます。
3.日本到着後の入国手続き
- 日本到着後、検疫カウンターを通過。
- 入国審査でパスポートを提示。
- 荷物受取 → 税関申告書を提出して税関検査へ。高額品や免税範囲を超えるものは所定のゲートで申告します。
中国入国に関するよくある質問

-
中国に入国制限はある?
2025年4月現在、3ヵ月以内の滞在期間とする観光客の中国入国制限や事前のビザ申請の必要はありません。(2024年11月30日から2025年12月31日まで有効)ただし、情勢によって状況は変化するので、渡航前に最新情報を確認することをおすすめします。
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入国審査では英語は通じますか?
多くの空港で英語は基本的に通じますが、簡単な中国語を覚えておくと安心です。
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入国審査にかかる時間は?
時間帯やシーズンによりますが、30分〜1時間は見込んでおきましょう。中国の大型連休や春節時期は混雑します。
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海外旅行保険は加入した方が良い?
万が一の旅先での病気や事故に備えて加入するのがおすすめです。
中国入国はしっかり準備すれば怖くない!

はじめての中国旅行では入国の際不安もあるかもしれませんが、事前に何が必要なのかを知っておけば大丈夫。2025年4月現在、観光目的の30日以内であれば入国制限やビザは必要ありません。
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