複雑な上海虹橋国際空港の乗り継ぎガイド。時間の目安やターミナル移動も解説

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上海虹橋国際空港 乗り継ぎ

上海虹橋国際空港(SHA)は、羽田からのアクセスが良い反面、
乗り継ぎの難易度が高いことで知られています。

「同じ空港内だからすぐに移動できるだろう」と考えていると、思わぬ落とし穴にはまってしまいます。

上海虹橋国際空港は第1ターミナル(国際線メイン)と第2ターミナル(国内線メイン)が滑走路を挟んで大きく離れており、
別の空港といえるほど離れているからです。

さらに、中国特有の入国審査や、一度荷物を受け取る手間を含めると、
日本の空港のような感覚では時間が不足してしまう構造になっているのです。

そこで本記事では、上海虹橋国際空港の複雑な構造を紐解きながら、
迷わずスムーズに乗り継ぐための具体的な手順を解説します。

上海虹橋国際空港の乗り継ぎのポイントを理解し、余裕を持って次の目的地へと向かいましょう。

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上海虹橋国際空港の乗り継ぎ時間の目安

上海虹橋国際空港での乗り継ぎは想像しているよりも「プラス30〜60分」の余裕を持って計画することをおすすめします。

空港の構造上、どうしても移動や手続きに時間が取られるからです。

国際線→国際線は90分以上
国際線→国際線は90分以上

引用:上海空港(グループ)株式会社

まずは国際線から国際線へ乗り継ぐ場合です。
例えば上海虹橋を経由して東京からソウルに行く場合は、最低でも90分(1時間半)の乗り継ぎ時間を確保してください。

上海虹橋国際空港の国上海虹橋国際空港際線は基本的に「第1ターミナル(T1)」に集約されているため、
ターミナル間の移動は発生しないケースがほとんどです。

しかし、以下の理由から90分は必要となります。

  • スルーバゲージができない場合がある: 航空会社やチケットの種類によっては、一度荷物を受け取り、再度預け直す必要があります。
  • 再度、保安検査がある: 到着後、乗り継ぎ専用の検査場を通る必要がありますが、ここが混雑することがあります。

もし荷物を預け直す必要がある場合は、さらに余裕を持って120分ほど見ておくと安心です。

国際線→国内線なら150分以上
国際線→国内線なら150分以上

引用:上海空港(グループ)株式会社

最も注意が必要なのが、国際線から中国国内線(例:羽田→上海虹橋→成都など)へ乗り継ぐパターンです。
この場合、150分(2時間半)以上の乗り継ぎ時間が必須です。

なぜなら、国際線(T1)から国内線(主にT2)へ乗り継ぐには、「入国」→「荷物受取」→「ターミナル移動」→「再チェックイン」という長い工程を踏む必要があるからです。

航空券を予約する際は、乗り継ぎ時間が2時間程度のものは、慣れていない方は避けたほうが無難です。

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上海虹橋国際空港の乗り継ぎに時間がかかる3つの理由

「なぜ同じ空港なのに、そんなに時間がかかるの?」と疑問に思うかもしれません。

その原因は、上海虹橋国際空港特有の構造と運用ルールにあります。
ここでは、時間を奪う3つの大きな要因を解説します。

1.ターミナルが離れている
ターミナルが離れている

引用:上海ポータル:エクスプロア上海

最大の理由は、第1ターミナル(T1)と第2ターミナル(T2)が物理的に大きく離れていることです。

2つのターミナルは滑走路を挟んで反対側に位置しており、徒歩での移動は不可能です。
感覚としては、「別の空港へ移動する」と捉えておいた方がよいでしょう。

移動には地下鉄やシャトルバスを使いますが、
待ち時間を含めると移動だけで30分〜50分を消費してしまうことも珍しくありません。

2.リニアや地下鉄の駅構造が複雑
リニアや地下鉄の駅構造が複雑

2つ目の理由は、直結している鉄道駅の巨大さと複雑さです。

上海には浦東空港と市内を結ぶリニアモーターカーがありますが、ここ虹橋空港にはリニアは乗り入れていません。

しかし、虹橋空港第2ターミナルには、それ以上に巨大な「高速鉄道(新幹線)の虹橋駅」と地下鉄駅が直結しています。

第2ターミナルは、空港到着ロビー、地下鉄改札、高速鉄道の駅が一体となった巨大なハブ構造です。
「地下鉄に乗りたいのに、気づいたら新幹線の切符売り場にいた」というミスが多発しています。

案内表示は多いですが、人が多く視界が遮られることもあり、移動ルートの判別に時間がかかります。

3.入国審査と荷物受取の混雑具合

3つ目の理由は、入国プロセスの混雑です。

中国の入国審査は、指紋採取や顔写真の撮影など手続きが厳格で、
一人当たりの審査時間が長くなる傾向があります。

到着便が重なる時間帯や荷物が出てくるのが遅いなど「待ち時間」は自分ではコントロールできないため、
やはり事前のスケジュールに余裕を持たせておくことが唯一の解決策となります。

上海虹橋国際空港のターミナル構造と移動
上海虹橋国際空港のターミナル構造と移動

上海虹橋国際空港は、滑走路を挟んで「東側の第1ターミナル(T1)」と「西側の第2ターミナル(T2)」に完全に分かれています。
この2つは物理的に離れており、役割も明確に異なります。

第1ターミナルは国際線が中心

日本から上海虹橋国際空港へ到着する国際線フライトのほぼ全てが、この第1ターミナル(T1)を利用します。

主な航空会社はANA、JAL、中国東方航空(国際線)、上海航空(国際線)などで、
建物は改装されていますが、比較的コンパクトで古いエリアです。

また中国のLCC「春秋航空」は、国際線・国内線問わずこの第1ターミナルを使用します。

第2ターミナルは国内線が中心

第2ターミナル(T2)は、中国国内線専用の巨大ターミナルです。
2010年の上海万博に合わせて開業したため近代的な作りになっています。

主な航空会社は中国東方航空(国内線)、上海航空(国内線)、中国国際航空、中国南方航空などです。

巨大な交通ハブとなっており、「上海虹橋駅(高速鉄道/新幹線)」と直結しています。
乗り継ぎ客だけでなく、新幹線利用客も混在するため、常に混雑しています。

関連記事:上海虹橋国際空港ガイド完全版!第1・第2ターミナル&市内へのアクセス

ターミナルの移動方法

T1とT2の移動は、徒歩では不可能です。
移動手段は主に2つありますが、時間の正確さを優先するなら地下鉄一択です。

地下鉄10号線

最も確実な移動手段です。
地下鉄自体の乗車時間は約5分ですが、
待ち時間やホームへの移動を含めると約20〜30分見ておくのが無難です。

  • 運賃: 3元(約60円)
    ※交通系ICカードやスマホ決済、または現金で切符購入
  • ルート: 「虹橋1号航站楼(T1)」駅 ⇔ 「虹橋2号航站楼(T2)」駅

無料シャトルバス

ターミナル間を結ぶ無料のシャトルバスもありますが、
乗り継ぎ時間がタイトな場合はおすすめしません。

  • 所要時間: 約20〜30分
  • 運行間隔: 20〜30分おき(時間帯による)
  • 乗り場: T1到着ロビー外(6番ゲート付近)、T2到着ロビー外(1番ゲート付近)
  • デメリット: 空港の外周道路を大きく迂回するため時間がかかります。また、満員で乗れないリスクや渋滞のリスクがあります。

上海虹橋国際空港の乗り継ぎステップ
上海虹橋国際空港の乗り継ぎステップ

ここからは具体的な乗り継ぎの手順を解説します。

まずは、日本から到着して、そのまま別の国際線へ乗り継ぐケースです。

国際線 → 国際線の場合

「国際線同士なら、入国せずそのまま乗り継げるのでは?」と思いがちですが、
上海虹橋国際空港では原則として一度入国手続きが必要となるケースがほとんどです。

以下のフローを前提に行動してください。

  1. 到着(国際線): 第1ターミナルに到着します。
  2. 入国審査: 外国人用のレーンに並び、パスポートと入国カードを提示して中国に入国します。
  3. 荷物受け取り: 預け荷物をターンテーブルで一度ピックアップします(スルーバゲージタグが付いていても、必ず確認してください)。
  4. 税関検査: 荷物を持って税関を通過し、到着ロビー(一般エリア)へ出ます。
  5. 次便のチェックイン: 出発階(2階)へ移動し、次の航空会社のカウンターで荷物を預け直し、搭乗券を発券します。
  6. 出国審査: 再びパスポートと搭乗券を提示し、出国手続きを行います。
  7. 保安検査: 手荷物検査を受けます。
  8. 搭乗ゲートへ: 指定されたゲートへ向かいます。

乗り換え時のポイント

同じ第1ターミナル内での移動です。
国際線同士の乗り継ぎであれば、T1から出る必要はありません。
到着ロビー(1階)から出発ロビー(2階)へエレベーター等で移動するだけです。

また、同一航空会社(例:中国東方航空同士)の場合でも、上海虹橋国際空港では荷物のピックアップが一般的です。

チェックイン時に日本の空港で「荷物は最終目的地まで行くか、虹橋でピックアップが必要か」を必ず係員に確認しましょう。

国際線 → 国内線の場合

日本から上海を経由して、中国各地(成都、重慶、西安など)へ向かうルートです。

この場合、ターミナルの移動(T1→T2)が発生する点が最大のハードルとなります。
以下のステップを頭に入れて行動してください。

  1. 到着(国際線は主にT1):飛行機から降りたら「Arrival(到着)」の案内に従って進みます。第1ターミナルに到着します。
  2. 入国審査:外国人用レーンに並び、パスポートと入国カードを提出して入国審査を受けます。
  3. 荷物受け取り:入国審査を終えたら、預け荷物を一度受け取ります。
  4. 税関検査:すべての荷物を持って税関を通ります。X線検査機に荷物を通すだけの場合が多いですが、抜き打ち検査もあります。
  5. ターミナルの移動(T1 → T2):到着ロビーを出たら、案内表示に従って「Metro(地下鉄)」または「Shuttle Bus(シャトルバス)」乗り場へ向かいます。確実性を重視するなら地下鉄10号線を利用し、1駅隣の「虹橋第2ターミナル駅(Hongqiao Airport Terminal 2)」へ移動してください。
  6. 国内線チェックイン:第2ターミナルに到着したら、出発ロビー(3階)へ上がります。利用する航空会社のカウンターを探し、再度荷物を預けて搭乗券を発券(または確認)してもらいます。
  7. 保安検査:国内線の保安検査を受けます。中国の国内線検査は国際線並みに厳しく、バッテリーや傘などは厳重にチェックされます。
  8. 搭乗ゲートへ:搭乗口へ向かいます。T2は非常に広いため、検査場からゲートまで徒歩20分以上かかることもあります。

乗り換え時のポイント

T1からT2への移動で地下鉄を使う場合、切符売り場が混雑していることがあります。
Alipay(アリペイ)などのスマホ決済アプリを日本で準備しておくと、スムーズに乗車できます。

また、第2ターミナルは高速鉄道の駅と一体化しています。
案内表示を見誤ると、駅の構内に入り込んでしまい迷子になるケースがあるため、「登機(Boarding)」の表示をしっかり追ってください。

上海虹橋国際空港の乗り継ぎの注意点

ここからは上海虹橋国際空港でスムーズな乗り継ぎをするために、
特に注意していただきたいポイントを2つに絞ってお伝えします。

荷物は一度ピックアップが基本

繰り返しますが、上海虹橋国際空港での乗り継ぎにおいて、最も多いトラブルが「荷物の受け取り忘れ」です。

日本の空港でチェックインする際、
係員から「お荷物は最終目的地までお預かりします(スルーバゲージ)」と言われることがあります。

しかし中国の空港では、国際線から国内線へ乗り継ぐ際、
最初の到着地(この場合は上海虹橋)で荷物を引き取り、税関を通すというルールが徹底されています。

これを忘れて次の便に乗ってしまうと、荷物は上海に置き去りになってしまうので注意しましょう。

浦東空港(PVG)との間違いに注意
浦東空港(PVG)との間違いに注意

上海には2つの国際空港があります。「上海虹橋国際空港(SHA)」と「上海浦東国際空港(PVG)」です。

航空券を予約する際、「上海乗り継ぎ」とだけ認識していると、
実は「虹橋空港到着 →(バス移動)→ 浦東空港出発」という、
空港間を移動しなければならないチケットである場合があります。

この2つの空港は車で1時間以上離れており、移動にはかなりの時間を要します。

お手元のEチケットを確認し、到着空港と出発空港が同じ「SHA(虹橋)」になっているか、
それとも「PVG(浦東)」が混ざっていないか、必ずコードを確認してください。

上海で一泊する予定の方におすすめ:

上海虹橋国際空港の乗り継ぎはとにかく時間に余裕をもって
上海虹橋国際空港の乗り継ぎはとにかく時間に余裕をもって

上海虹橋国際空港は、羽田からのアクセスも良く、中国国内各地へのハブとして非常に便利な空港です。
しかし、その利便性の裏には「ターミナル間の距離」や「複雑な導線」といった注意点が存在します。

この記事でお伝えした通り、
国際線同士なら90分、国内線への乗り継ぎなら150分という時間を守れば、過度に恐れる必要はありません。

もし時間が余ったとしても、第2ターミナルには充実したレストラン街やショップがたくさんあります。
ギリギリで走って乗り継ぐよりも、余裕を持って空港グルメを楽しむくらいの計画で、快適な空の旅を楽しんでください。

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air dog

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旅行情報ライター・編集者

プロフィール

air dogは、Trip.comで旅行コンテンツライターとして、主に東南アジアや中東を中心としたアジア旅行関する記事を執に筆しています。これまでに、大手旅行会社のコンテンツ作成に3年以上関わり、京都や大阪など国内旅行の情報を発信。 個人としても、これまでアジアを中心に17カ国・地域訪問し、実際に自分の足で体験した情報をもとに記事を執筆しています。 記事内では、旅行の楽しさに加え、現地の最新事情やベストシーズン、予約のコツなどを、Trip.comのデータと自身の経験を組み合わせて、できるだけわかりやすくお届けすることを心がけています。 ライター経歴 2018年 個人ブログ開設。写真を中心にした記事を作成 2021年 大手旅行会社のコンテンツ制作に関わる 2026年 Trip.comに入社 現在は、アジアエリアを中心に、旅行ガイドやモデルコース記事の企画・執筆を行う予定。 これまでに訪れたことのある国・地域一覧 これまで訪れた国は[17]カ国・地域。 アジア:中国・台湾・香港・マカオ・インドネシア・マレーシア・タイ・ブルネイ・ネパール・インド・トルコ・シリア・ヨルダン・イラン ヨーロッパ:フィンランド・スウェーデン オセアニア・その他:オーストラリア これまで17の国と地域を訪れ、そのうち香港・マカオには10回以上渡航しています。 短期旅行だけでなく、東南アジアや中東は3か月近く周遊し、陸路の国境越えも複数回経験してきました。 世界各地への渡航は合計20回以上。週末の弾丸旅行から、現地に長く滞在するスロートラベルまで、さまざまなスタイルで旅をしてきました。

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