タイ・バンコクの電車(BTS・ARL・SRT・SRT)の乗り方や料金を徹底解説

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執筆:tochi-kuru

タイ・バンコクの電車

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バンコクの街を上手に巡るコツは電車攻略です。煌びやかな都市バンコクを自由自在に駆け巡るためには、電車の利用が必須でしょう。しかし、慣れない電車に戸惑うこともあるかもしれません。

そこで、この記事ではタイ・バンコクの電車の乗り方や料金徹底ガイドします。タイの電車に不安な方はぜひ、最後までご覧ください!

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タイ・バンコクの電車(BTS・ARL・SRT・SRT)の乗り方や料金を徹底解説

タイ・バンコクの電車は4種類

タイ・バンコクの電車は4種類

タイ・バンコクの電車は4種類ありますので、それぞれの特徴を解説します。なお、バンコク市内の路線図はタイ国政府観光庁が発表している物が参考になります。ぜひ、ご覧ください。

路線図|タイ国政府観光庁(PDF)

BTS (バンコク・スカイトレイン)

BTS (バンコク・スカイトレイン)

BTSはタイ・バンコクの都心部を走る電車で、高架線上を走行します。このため、「スカイトレイン」と呼ばれています。

1999年に開業して以来、バンコクの主要なショッピングモールや観光地へのアクセスが便利な電車として親しまれています。運賃は区間により異なりますので、券売機でチケットを購入してください。英語表示がありますので、日本人旅行者でも使いやすいでしょう。

路線は2路線、シーロム線とスクムビット線です。日本人旅行者がよく利用する駅は、パタヤ行きのバス乗り場があるBTSエカマイ(Ekkamai)や、ターミナル21があるBTSアソーク(Asok)ですので、覚えておいて損はありません。

BTSの時刻表については、以下の公式サイトを参考にしてください。

BTSスクンビットライン時刻表

MRT(Mass Rapid Transit)

MRT(Mass Rapid Transit)

引用:https://www.thailandtravel.or.jp/about/trafficbkk/#SRT

MRTはバンコク市内を走る地下鉄です。MRTには環状部と放射部からなるブルーラインとパープルラインの2つの路線があります。運行エリアはBTSと重複する部分もありますが、BTSとMRTを上手く組み合わせて利用するとより広範囲に移動することが可能です。

運賃は距離により異なりますが、英語表示があるため初めてでも操作は簡単でしょう。

MRTについては、以下の公式サイトを参考にしてください。

MRT公式サイト

ARL(エアポート・レール・リンク)

ARL(エアポート・レール・リンク)

引用:https://www.thailandtravel.or.jp/about/trafficbkk/#SRT

ARLはスワンナプーム国際空港とバンコク市内を結んでいる電車です。 バンコク市内のMRT(地下鉄)やBTS(スカイトレイン)と接続しているので、空港から都心部へのアクセスが容易です。

ARLについては、以下の公式サイトを参考にしてください。

ARL公式サイト

SRTレッドライン(タイの国鉄)

SRTレッドライン(タイの国鉄)

引用:https://www.thailandtravel.or.jp/about/trafficbkk/#SRT

SRTレッドラインは、バンコクの中心部とバンコク北部のパトゥムターニー県を結ぶ鉄道路線です。始発である新バンスー中央駅から北へ延びるダークレッドラインと新バンスー中央駅から西へ延びるライトレッドラインの2路線で構成されています。

今までタクシーやバスでしかアクセスできなかったLCC専用玄関口のドンムアン国際空港まで、このSRTレッドラインで行けるようになりました。

長距離列車では寝台車や食堂車も用意されており、長時間の旅行でも比較的快適に過ごすことが可能。目的地や希望の列車の時間を事前に調べておくとスムーズに購入できます。

タイ・バンコクでの電車の乗り方

タイ・バンコクでの電車の乗り方

タイの電車の乗り方は、日本での電車の乗り方と大差ありません。まずは、目的地の最寄り駅への行き方を地図や乗り換えアプリで調べましょう。時刻表はありますが、日本の電車のように正確ではないので、おおよその時間としておくことをおすすめします。

その後、規定の料金チケットを購入して乗車するだけです。

タイ・バンコクでの電車の料金【BTS】

タイ・バンコクでの電車の料金【BTS】

BTSのチケットは3種類です。BTS各駅設置の自動券売機で購入が可能なのは「1回券」のみになり、それ以外はチケットオフィスでのみ購入が可能です。それぞれのチケットとカードの詳細はそれぞれ説明します。

一回券

1回使いきりの片道チケットです。乗車距離によって料金は変動しますが、ゴールドラインは一律料金です。

項目スクムピット・シーロム線ゴールドライン
運賃16〜59バーツ一律15バーツ
有効時間120分間有効
有効時間を過ぎた場合、改札を出るのに料金40バーツの支払いが必要
有効期限購入当日のみ有効
購入場所BTS各駅設置の自動券売機
チケットオフィス

一日券

購入した日の営業終了まで、BTSに乗り放題となるチケットです。「スクムビット線」と「シーロム線」で利用できるので非常に便利です。少なくとも1日に3回以上BTSを利用する予定の方は、1日券の購入がおすすめです。

なお、一日券は「ゴールドライン」で利用できないのでご注意ください。

項目内容
運賃140バーツ
有効期限購入当日のみ何度でも利用有効
(営業終了まで有効)
購入場所チケットオフィス

ラビットカード

ラビットカードは、日本の「Suica」や「PASMO」のようにカードに料金をチャージして使用できます。ただし、ラビットカードはBTSのみしか利用できません。乗車料金の割引などはなく、100バーツは発行費としてかかる点に注意してください。

項目料金
発行手数料100バーツ
初期チャージ金額100バーツ
購入料金200バーツ
チャージ可能額100〜4,000バーツ
有効期限購入日から5年間有効
購入場所チケットオフィス
※購入の際はパスポートなどのID提示が必要

タイ・バンコクでの電車の料金【MRT】

タイ・バンコクでの電車の料金【MRT】

MRTのチケットは1回乗車券とMRTカードの2種類です。それぞれくわしく解説しましょう。

1回券

1回乗車券はトークンになっていて、丸いプラスチック状のチケットです。観光客は1回乗車券をよく使いますので、まとめて何枚か購入しておいても良いでしょう。以下に、注意点をまとめました。

項目内容
料金16バーツ~70バーツ
目的地までの距離によって料金が加算される
チケットの有効性購入した当日のみ使える
注意点チケットを買うのにかなり並ぶ時がある

MRTカード

MRTカードは、地下鉄の各駅のチケットオフィスで購入可能です。パスワードなど、必要書類などはとくにありません。有効期限が10年間と長めです。

なお、お金をカードに入れることを日本では「Charge(チャージ)」といいますが、タイでは「Top Up(トップアップ)」の方が一般的です。

項目内容
カード発行手数料30バーツ
デポジット料金
(カード返還時には返金される)
50 バーツ
初回チャージ料金100バーツ
合計180バーツ
購入場所地下鉄の各駅のチケットオフィス

タイ・バンコクで電車に乗る際の注意点

タイ・バンコクで電車に乗る際の注意点

1.料金体系

日本の電車と比較して、タイの電車では「磁器トークン」という一日券のようなものが主に利用されています。距離によって料金が変わるという共通点はありますが、タイの電車の方が区間ごとの値段の差が大きいです。

2.運行時間

日本の電車と比較して、タイの電車の運行時間は比較的短く、大半の路線が深夜から早朝にかけて運休することが多いです。そのため、遅い時間の移動にはタクシーやGrab(アジア版Uber)などを利用した方が便利な場合が多いでしょう。

3.混雑具合

タイのバンコクなど都市部の電車は、通勤時間帯になると非常に混雑します。日本の都市部の電車も混雑しますがタイの電車は比較的車両が少ないため、混雑がより顕著に感じられます。

またエアコンの設定温度がとても低いため、電車内での温度対策も必要となるケースがあるでしょう。

知っておきたい!タイの電車が日本と違うポイント

知っておきたい!タイの電車が日本と違うポイント

1.女性専用車両はない

日本の電車ではよく見かける女性専用車ですが、タイの電車にはありません。そのため、混雑時でも男性と一緒になることを覚悟しておいてください。しかしタイの人々は親切で礼儀正しいので、安心して乗車できるでしょう。

2.飲食禁止である

日本では電車の中でのおにぎりや弁当の食事は禁止ではありません。しかし、タイの電車では飲食は厳禁です。美味しい屋台料理を買ったときでも、我慢して電車から降りてから食べてください。

3.乗り換え時のチケット購入が必要

日本では乗り換え時に新たに切符を買うことはほとんどありません。しかし、バンコクのBTSとMRTは運営会社が異なるため、乗り換える際は新たにチケットを購入する必要があります。間違えないように、余裕をもってチケットを買いましょう。

タイ・バンコクで電車に乗るときに役立つアプリ

Moovit(ムービット)

Moovit(ムービット)

引用:https://play.google.com/

Moovitは、世界中の公共交通機関をサポートする無料アプリです。バンコクを含む2000以上の都市で使用可能。2020年には世界100ヶ国に展開して、利用者は8億人を超えました。もちろんタイでも利用できます。

リアルタイムの地図とスケジュール情報を提供して、到着時間予測や最適なルートの提案もしてくれます。タイのバス、地下鉄、電車などの時刻表や経路を調べることができるので、観光客に大変便利です。

ViaBus(ビアバス)

ViaBus(ビアバス)

引用:https://play.google.com/

ViaBusはバンコクのバス情報の専門アプリです。バスの位置情報をリアルタイムで表示するため、次のバスがいつ来るのかを正確に知ることができます。また、バスの到着予定時間を通知してくれる機能もあります。

自分が乗る予定のバスがどこにいるのか一目でわかりますので、わざわざバス停で待つ必要はありません。時間通りに来ないことが多いバンコクのバスを、快適に利用するのに最適なアプリです。

バンコク地下鉄ガイド

 バンコク地下鉄ガイド

引用:https://play.google.com/

このアプリは、バンコクのMRT(地下鉄)専用のアプリです。地下鉄の運行情報や時刻表、運賃、駅周辺の情報がすぐにわかります。QRコードを使って改札を通過したりチケットを購入も可能。

ユーザーは自分の現在位置から最寄りの駅を見つけることができるうえ、観光地やレストランなどの情報も探せる便利さで人気です。

そのほか、タイ旅行に役立つアプリはこちらです。

タイでおすすめのアプリ13選!旅行好き女子に人気の便利なアプリ

タイ・バンコクで電車に乗る際のよくある質問

タイ・バンコクで電車に乗る際のよくある質問
  • 電車のチケットはどこで買えますか?

    BTSやMRTの各駅には自動券売機がありますので、そちらでトークンを購入できます。また、各駅には有人のチケットオフィスもあります。


  • BTSとMRTの乗り換えはどうすればいいですか?

    BTSとMRTの乗り換えは、サラデーン駅(BTS)とシーロム駅(MRT)、アソーク駅(BTS)とスクムビット駅(MRT)で行うことができます。ただし、BTSとMRTは運営会社が異なるため、改札を出てから再度入る必要があります。


  • BTSとMRT、どちらを使うべきですか?

    BTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)は異なるエリアをカバーしています。目的地や滞在地によってどちらを使うか決めるのが良いでしょう。また、両方使えばバンコクの主要な観光地へのアクセスはほぼカバーできます。


  • 電車の運行時間は何時から何時までですか?

    一般的な運行時間は朝6時から深夜0時までです。遅延等で予定が変わることもあるので、十分な余裕を持って移動を計画することをおすすめします。

タイ旅行の必要なものについては、以下の記事が参考になります。

タイ旅行の準備で必要なものは何?あると便利な物を解説

タイ・バンコクで電車を上手に乗りこなそう!

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バンコクの街をスムーズに移動するためには、電車の乗り方をマスターしましょう。アプリなどを駆使すれば、初めてのタイ旅行でも問題なく電車を乗りこなせるはずです。

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