
ベトナムは日本と時差が少ないので、初めての海外旅行で選ぶ方も多い国のひとつ。「ベトナム旅行の費用はいくら?」と気になっていませんか?目安として、1人の旅行費用は2泊3日で約10万円、3泊4日で11万円ほど。旅行費用を抑えたいなら、安い時期を選んで行くのがコツです。
この記事では、ベトナム旅行に必要な費用と少しでも予算を安く抑える3つの方法を紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
ベトナム旅行の航空券費用

ベトナム旅行の航空券費用の目安は、5万円~10万円です。
ベトナムの航空券の価格は出発地や到着地、旅行の時期、航空会社など多くの要因によって異なりますが、10万円前後が多いようです。旅行の時期によって価格は変動するため、予約を取る前に価格を比較しましょう。航空会社によって価格が異なりますので、複数の航空会社から価格を比較することが重要です。
ベトナム(ハノイ)行きの格安航空券
ベトナム旅行のホテル費用

ベトナム旅行のホテル代の目安は、1泊あたり5,000円~5万円です。
ベトナムのホテルの価格は、地域、宿泊施設のタイプによって異なります。主要都市であるホーチミン市やハノイ市内の中心部の高級ホテルは、1泊あたり1万円前後が一般的です。中には5,000円以下で予約できるビジネスホテルや旅行者向けのホステルもありますので、ベトナム旅行の費用を抑えたい方は、このようなホテルを選びましょう。
ダナンはリゾートホテルが多いの高額になる傾向がありますので、1泊あたり2万円を目安としておきましょう。
ホテルタイプ | 星の数 | 宿泊料金 |
ゲストハウス | 1つ星クラス | 5,000円~ |
スタンダードなホテル | 2つ星クラス | 10,000円~ |
スーペリアホテル | 3つ星クラス | 20,000円~ |
ラグジュアリーホテル | 4つ星クラス以上 | 50,000円~ |
ベトナム旅行の食事費用

ベトナム旅行の食費代の目安は、1日あたり3,000円~です。
ベトナムは、フランスや中国の影響を受けた独自の料理文化を持っており、世界的にも人気の高いグルメの一つです。ベトナムの食事代の目安を、朝・昼・カフェ・夜にわけてお伝えします。
ベトナムの朝食代
ベトナムの朝食は、フランスパンに卵や生春巻き、フォー(麺)など、多彩なメニューがあります。朝からお腹いっぱい食べたい方には、街中にある屋台や食堂がおすすめです。朝食代の目安は、100円から300円程度です。
ベトナムの昼食代
ベトナムの昼食はフォーやバインミー(ベトナム風サンドイッチ)、カオマンガイ(鶏肉とご飯の料理)、ブンチャー(豚肉と麺の料理)などが人気です。安価な屋台やファーストフード店でも美味しい料理が食べられますが、空調の効いたレストランで食べる場合は、300円から700円程度の予算が必要です。
ベトナムのカフェ代
ベトナムはコーヒーの生産国としても有名で、カフェ文化が根付いています。街中には、スタイリッシュなカフェや路地裏にあるアットホームなカフェが多くあります。カフェで飲むアイスコーヒーやミルクティーは、100円から200円程度です。
ベトナムの夜食代
ベトナムの夜は、屋台や市場での食事が一般的です。フォーやバインミー、スプリングロール(生春巻き)などが、夜市で多く販売されています。バルやレストランでの夕食も人気があります。
夜食代の目安は、屋台での食事が100円から300円程度、レストランでの食事が700円から1,500円程度です。ベトナムは街中に多くの飲食店があり、安価で美味しい料理を楽しむことができます。ぜひ現地の食文化を体験してみてください。
ベトナム旅行のお土産費用

ベトナム旅行のお土産代の目安は、5,000円~です。
ベトナムにはたくさんの魅力的なお土産があります。市場などで買う場合、地元の方との料金交渉もお土産購入の楽しみのひとつなので、遠慮なく交渉してみてください。ベトナムで人気のお土産はこちらです。
- コーヒー
- フォー
- お茶
- チョコレート
- ハンドクラフト品
- ラッカー製品
- スパイス
ベトナム旅行の交通費用

ベトナム旅行の交通費の目安は、1日あたり約1,000円~です。
鉄道の場合
ベトナムには鉄道が整備されており、主要な都市を結んでいます。ホイアンとハノイを結ぶ「レジェンド・トレイン」や、ダナンとフエを結ぶ「リビングスタンダード・トレイン」が人気です。ただし日本と比較して、車内の清潔さやサービスの質が低いことがあるため、事前に情報収集をすることがおすすめです。
バスの場合
ベトナムのバスの料金は出発地や目的地、バスの種類によって異なります。一般的には、長距離バスの料金は日本円で1000円~3000円程度、都市間バスは100円~500円程度が目安となります。
バスに乗るにはバスターミナルでの購入が一般的です。バスターミナルの窓口で切符を購入し、バスの出発時間や乗り場を確認します。一部のバスターミナルでは英語での案内がありますが、基本的には現地語のみでの案内が多いです。購入した切符にはバス番号や乗り場、出発時間などが記載されているので確認しておきましょう。
タクシーの場合
- 初乗り運賃(0.5kmまで):11,000ドン(約61円)
そのほかの運賃
- 30kmまで: 14,500ドン/km(約80円/km)
- 31km以上: 11,600ドン/km(約64円/km)
- 渋滞時運賃:最初の5分間は無料。6分目以降は1分毎に1,000ドン(約6円)加算
ベトナムのタクシーは、不当請求に注意してください。運転手が初乗り料金を高めに設定したり、途中でルートを変更して高額な料金を請求したりすることがあります。メーターをつけることや、事前に料金を確認してから乗車することが大切です。
ベトナム旅行の観光・アクティビティ費用

ベトナム旅行の観光・アクティビティ費用の目安は、1日あたり1,000円~です。
ベトナムで人気のある観光スポットと料金の一覧表をまとめました。なお、料金はあくまでも目安であり、季節やツアーの種類によって変動する場合があります。
観光スポット名 | 料金の目安 |
ホイアンの旧市街 | 無料(一部の建物や博物館には有料) |
ハロン湾 | 1泊2日のツアーで100ドル〜150ドル |
メコンデルタ | 1日ツアーで30ドル |
フエの王宮 | 大人150,000ドン(約830円)、子供70,000ドン(約388円) |
サイゴンの戦争博物館 | 大人40,000ドン(約221円)、子供10,000ドン(約55円) |
ハノイのホアンキエム湖 | 無料 |
ダナンのドラゴンブリッジ | 無料 |
ダラットのキューヒル | 大人40,000ドン(約221円)、子供20,000ドン(約111円) |
ニャチャンのポンシャンタワー | 大人22,000ドン(約122円)、子供5,000ドン(約28円) |
ファンティエットの世界遺産古都 | 大人150,000ドン(約830円)、子供75,000ドン(約415円) |
ベトナム旅行のWi-Fi・通信費用

ベトナムでの通信費用の目安は、1日あたり500円~です。海外でスマートフォンを利用する方法は、おもに以下の3つ。
- ベトナム専用のeSIM
- モバイルWi-Fiルーター
- SIMカード
おすすめはベトナム専用のeSIMです。eSIMとは、Embedded(埋め込み) SIMという意味のこと。物理的な形状を持たないため、わざわざ小さなピンでSIMトレイを開ける手間や間違ってSIMカードを落としてしまう心配はありません。日本では2018年にeSIM対応端末が導入され、以降は利用者が急増しています。タイの空港に降り立った瞬間からスムーズにインターネットができるのはeSIMの大きなメリットです。
ベトナム旅行の海外保険費用

ベトナム旅行の海外保険費用の目安は、1日あたり500円~です。
たとえ1泊2日の短期滞在でも、海外ではどんなトラブルが発生するかわかりません。病気や盗難に備えて海外旅行保険への加入をおすすめします。ベトナム旅行で3泊4日の海外保険に加入する場合、1500円が目安です。高額な保険になると、緊急歯科治療や弁護士費用なども付帯されます。保険の内容をよく確認して、あなたに必要なぶんだけ加入しましょう。
ベトナム旅行のビザ取得費用

日本国籍の人が観光の目的でベトナムに入国する場合は、45日間まではビザなし(無料)で滞在できます。また、ベトナム入国の時点で旅券の有効期間が6月以上であることも必要です。詳しい情報は、在ベトナム日本国大使館公式サイトをご覧ください。
2泊3日で行くときのベトナム旅行の費用
2泊3日のベトナム旅行の費用は、1人10万円が目安です。
項目 | 費用 |
航空券 | 70,000円〜 |
ホテル代 | 20,000円~ |
食事代・カフェ代 | 6,000円~ |
交通費 | 2,000円~ |
Wi-Fi代 | 1,000円〜 |
お土産 | 3,000円~ |
海外保険 | 1,000円〜 |
3泊4日で行くときのベトナム旅行の費用
1泊2日のベトナム旅行の費用は、1人11万円が目安です。
項目 | 費用 |
航空券 | 70,000円〜 |
ホテル代 | 30,000円~ |
食事代・カフェ代 | 10,000円~ |
交通費 | 3,000円~ |
Wi-Fi代 | 1,500円〜 |
お土産 | 3,000円~ |
海外保険 | 1,500円〜 |
4泊5日で行くときのベトナム旅行の費用
4泊5日のベトナム旅行の費用は、1人13万円が目安です。
項目 | 費用 |
航空券 | 70,000円〜 |
ホテル代 | 45,000円~ |
食事代・カフェ代 | 15,000円~ |
交通費 | 4,000円~ |
Wi-Fi代 | 2,000円〜 |
お土産 | 3,000円~ |
海外保険 | 2,000円〜 |
知っておきたいベトナム旅行の基本情報

旅行に行く前に、ベトナムの基本情報をおさらいしておきましょう。ベトナムの物価やベストシーズンなど、知っておくと役に立つ情報を紹介します。
ベトナム旅行の物価について
ベトナムの物価は日本と比べて非常に安いです。体感的には半額~5分の1程度だと感じるでしょう。 一般的に、ベトナム人の平均給料は3~5万円といわれています。食事はもちろん、ホテルもかなり格安ですので、安く海外を楽しみたい方にはピッタリな国です。
2025年6月現在、1VND(ベトナムドン)は0.0055円前後で推移しています。20,000VNDのお土産の場合、20,000VND×0.0055=約111円になる計算です。桁数が多いので、日本円に計算しにくい人は多いもの。わかりやすい計算は「下のゼロを2つ取って2で割る」方法です。たとえば400,000VNDの場合、下2桁の「00」を取ると4,000です。2で割ると2,000なので、日本円で約2,000円になる計算です。
ベトナムの物価を表にしてまとめました。参考にしてください。
商品 | 料金 |
ミネラルウォーター(500ml) | 5,000VND |
ジュース(500ml) | 5,000VND |
ローカルビール(1缶) | 15,000VND |
牛乳(1L) | 40,000VND |
肉類(500g) | 50,000~120,000VND |
屋台のフォー | 30,000VND |
おにぎり | 16,000VND |
ハンバーガー | 40,000VND |
※実際の価格は店や地域により異なります。
ベトナム旅行のベストシーズンについて
ベトナムは地形が多様で北部と南部では気候が異なるため、旅行のベストシーズンは場所によって異なります。訪問地によって、季節を選びましょう。
【ベトナムの気温の特徴と注意点】
地域 | 特徴 |
ハノイ | ハノイは春と秋には爽やかな気候、冬と夏は極端な寒さと暑さがあります。11月から2月にかけては冬で、気温が摂氏10度から15度程度まで下がります。6月から9月にかけては気温が30℃を超えることもあり、暑さが厳しいです。 |
ホーチミン | ホーチミンは温暖で湿気の多い熱帯気候が特徴です。4月~6月は35℃以上に達することがあります。7月~9月にかけて雨季に入り、雷雨が多くなります。11月~1月は乾季になり、涼しい季節となります。 |
ダナン | ダナンは温暖で湿気の多い熱帯気候が特徴です。海に面しているため、気温がやや低めになっています。最も過ごしやすい季節は、1月~7月までの乾季です。8月~12月は雨季になり、洪水や地滑りが発生する可能性があります。 |
日本とベトナムの時差について
ベトナムは、日本より2時間遅れて時差があります。たとえば、ベトナムの日曜日の15:00は、日本では日曜日の17:00です。「日本の方が2時間進んでいる」と覚えておくとよいでしょう。
ベトナム旅行の費用を安く抑える3つの方法

ベトナム旅行を楽しみながら費用を安く抑える方法について、以下に3つ紹介します。
安宿を利用する
ベトナムには多くの格安ホテルやゲストハウスがあります。市街地の中心部からは少し離れた場所にある場合もありますが、値段が安く、清潔で快適に過ごせる宿泊施設が多いです。宿泊費を安く抑えることで、旅費を大幅に節約することができるでしょう。
ローカルフードを食べる
ベトナムのローカルフードは美味しく、値段も手頃です。市場や路地裏には多くの屋台が立ち並んでいますので、ローカルな雰囲気を味わいながら、費用を抑えることができます。高級レストランではなく、地元の食堂や屋台を選ぶことが食事代を抑えるポイントの一つです。
公共交通機関を利用する
ベトナムの公共交通機関は、バスや電車などがあります。特に、市内の移動にはバスが便利で、値段も安いです。長距離移動の場合、夜行バスを使えば宿泊費を節約できます。タクシーなどの個人タクシーは値段が高くなるケースがあるため、公共交通機関の利用をおすすめします。
ベトナム旅行についてよくある質問

ベトナムまでの片道フライト時間は?
東京からホーチミンまで約6時間30分~7時間30分、大阪からホーチミンまで約6時間~7時間30分が目安です。ベトナムの水は飲めるの?
ベトナム全土で飲料水の水質が安全かどうかは一概に言えません。そのため、水道水は飲まないほうが安心です。飲料に氷が入っている場合、水質に不安がある人は避けることをおすすめします。ベトナムでチップは必要?
一般的にチップを支払う必要はありません。多くのホテルやレストランでは、サービス料として10%の追加料金が加算されているからです。しかし、タクシーやツアーガイドなどのサービスに対しては、チップを渡すことが一般的です。ベトナムは危険ではない?
観光地や人混みの場所では、貴重品を盗まれる可能性があります。貴重品を持ち歩く場合は盗難に強いバッグを使用するなどの対策が必要です。また、ベトナムは自動車事故が多発している国のひとつです。自動車やバイクの運転は避けて、公共交通機関を利用することをお勧めします。
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