2022 ドイツの祝日・休日カレンダー

  • 新年:1月1日

  • 公現祭:1月6日

  • 聖金曜日:4月15日(~4月18日まで4連休)

  • 復活祭後の月曜日:4月18日(4月15日~4連休)

  • メーデー:5月1日

  • 主の昇天(キリスト昇天祭):5月26日

  • 聖霊降臨後の月曜日(ウィットマンデー):6月6日

  • 聖体の祝日(聖体拝受の日):6月16日

  • 聖母被昇天祭:8月15日

  • 端午節:6月3日~6月5日

  • ドイツ統一の日:10月3日

  • 宗教改革記念日:10月31日

  • 諸聖人の日(万聖祭):11月1日

  • 贖罪の日(贖罪祈祷日):11月17日

  • クリスマス(降誕祭):9月9日~9月11日

  • ボクシング・デー:12月26日

2023年ドイツの祝日・休日カレンダー

  • 新年:1月1日

  • 公現祭:1月6日

  • 聖金曜日:4月7日

  • 復活祭:4月9日

  • 復活祭後の月曜日:4月10日

  • メーデー:5月1日

  • 主の昇天(キリスト昇天祭):5月18日

  • 聖霊降臨後の月曜日(ウィットマンデー):5月29日

  • 聖体の祝日(聖体拝受の日):6月8日

  • 聖母被昇天祭:8月15日

  • ドイツ統一の日:10月3日

  • 宗教改革記念日:10月31日

  • 諸聖人の日(万聖祭):11月1日

  • 贖罪の日(贖罪祈祷日):11月22日

  • クリスマス(降誕祭):12月25日

  • ボクシング・デー:12月26日

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執筆:Trip.com-JP

2022年ドイツの祝日・休み

ドイツ 祝日の注意点

1.ここで紹介するドイツの祝日は1990年の東西統一以後のドイツで法定休日とされている祝日のことです。ご存じの通り、ドイツは第二次世界大戦後40年ほどにわたり、社会主義国である東ドイツと、資本主義国である西ドイツに分かれていましたので、現在でもその名残からか、州によって大きく祝日が違う、という特徴があります。

ここでは、一般的な祝日をご紹介させていただきますが、「ドイツ全土に当てはまる祝日」と「一部の州にのみ当てはまる祝日」がありますので、実際に旅行の計画の際は、行先のカレンダーを確認するようにしてください。

2.キリスト教の要素が強いドイツでは、日曜日や祝日は完全にお店を閉めてしまうところも多く、場所によっては、日曜日や祝日はスーパーマーケットやドラッグストア、そしてカフェやレストランまでも閉まってしまうことも多いです。

旅行の計画を立てる際には、この点も注意が必要ですので、行きたい場所がある際には、事前に「日曜日や祝日も営業しているのか」をチェックしておくことにしましょう。

3. イースターなど、毎年日付が変わる祝日もあるので、注意が必要です。

4.ドイツの法律では、日本のような「振替休日」の概念がなく、日曜日と祝日が重なっていても、翌日の月曜日は祝日とならないようですので、こちらも注意が必要です。

5. ドイツの祝日は「キリスト教」に関するものが非常に多くなっています。基本的にはカトリックの色が強い南ドイツの方が祝日の数が多い傾向にあるようです。

新年

ドイツでも、1月1日の元旦は国民の祝日となっていますが、日本とは過ごし方が大きく異なります。ヨーロッパであるドイツが一番盛り上がる時期はなんといっても「クリスマス」ですので、日本に比べると、新年を祝う風習は非常に薄く、また、元旦ではなく、その前日に当たる「大晦日」に新年を迎えるためのパーティーをしたり、新年のカウントダウンと同時にシャンパンを開けたりしますので、実際にこの日は「休養の日」だと捉えている方が多いようです。また、ドイツの年末年始は、花火を上げる風習があり、家の中でも、小さな手持ち花火を楽しむなど、独特な文化を持っています。

学校などは「クリスマス休暇」として1月6日頃まで休みのところが多いですが、日本のように「年末年始休暇」という発想はなく、1月2日からは通常営業をしている会社やお店も多いので注意が必要です。元旦は「みんなの休養の日で、街の中には年明けとともに打ち上げた花火の残骸がとても目に付く」ような「静かな日」であるようです。また、ドイツの年末年始は、日本とは違い、友人や恋人と過ごすことが多いのも特徴となっています。

公現祭

主にカトリック州の祝日で、一部地域だけでの祝日です。東方の3人の博士(三賢人)がイエス誕生後にイエスのもとを訪ね拝んだことを祝う日です。三賢者に扮した子供達が家を回り、お菓子をもらったり、教会への寄付をした家の戸に、チョークで数字(おまじない)を記すなどの習慣があります。

聖金曜日

復活祭(イースター)の2日前です。イエス・キリストが復活する前に一旦亡くなった日です。ちなみに、復活祭は必ず日曜日となりますので、毎年日付が違うので、注意が必要です。キリスト教国であるドイツでも「復活祭(イースター)」はクリスマスに次ぐ大切な日として取られられており、復活祭前後は金曜日から月曜日にかけて4連休となります。イエスが十字架に架けられた受難を思い起こす日としてドイツ全土で祝日とされています。

復活祭後の月曜日

復活祭(イースター)とは、イエスの復活(聖書預言成就)を祝う日です。 復活祭は「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」として日にちが決まるので、毎年、日付が変わりますから、注意が必要です。ドイツには振替休日のシステムがないのですが、復活祭を非常に大切にしますので、翌日の月曜日も祝日として設定しています。復活祭(イースター)は、キリストの復活と生命を祝う意味合いから、ウサギ(Osterhase)とゆで卵(Osterei) でお祝いをします。

労働の日(メーデー)

いわゆる5月1日の「メーデー」です。世界各国で、メーデーの扱い方は異なりますが、ドイツでは「全土統一での祝日」となっていますので、この日は、基本的にはほとんどの方が休んでいます。ドイツにおけるメーデーの過ごし方は、各地で労働者によるデモ行進が繰り広げられることもあります。

主の昇天(キリスト昇天祭)

イエス・キリストが天に昇ったことを祝う日です。この日は「復活祭から39日後」と決められており、復活祭の日付は毎年異なりますので、この「主の昇天」の日付も、年によって変わります。イエス・キリストは一旦亡くなりましたが、3日後に復活し、その後、また天に昇ったと言われています。なので「キリスト昇天祭」としてドイツ全土で祝日とされています。毎年日付は変わりますが、復活祭は必ず日曜日となりますので、この「キリスト昇天祭」は毎年木曜日となります。翌日の金曜日は平日ですが、この日に休みを取れば、土日にかけて4連休となりますので、翌日を休日にしている会社やドイツ人は多いようです。また、ドイツでは「父の日」はこの「昇天祭」と毎年同じ日となります。「キリストが天にいる父の元へ戻った」ことから、この日を「父の日」として制定しています。また、ドイツの「父の日」は「パパたちが集まって楽しく遊ぶ日」となっており、この日は陽気に遊んでいる男性が多いです。

聖霊降臨後の月曜日(ウィットマンデー)

「ウィットマンデー」とも言います。この日もキリスト教に関する祝日です。復活祭・主の昇天に合わせ、こちらの祝日が「ドイツのキリスト教に関する春の三大祝日」となっています。この日は「イエスが信者達に聖霊を送った日」です。新約聖書の中にあるエピソードの1つに、「イエスは復活中、弟子たちに「近いうちに聖霊が降る」ということを告げていました」というものがあります。

そしてキリストが再び昇天した10日後、イエス・キリストのお告げ通り信者達の元に聖霊が降ってきたということで、そのことを記念するのが、「聖霊降臨祭」というイベントです。なお、「聖霊」とはキリストを信じて洗礼を受けた人に宿る神聖な魂のことを指します。この「聖霊降臨」は復活祭の49日後と決められているので必ず日曜日となります。ドイツではとても大切な日ととらえられているので、翌日の月曜日も祝日として設定されており、日曜日と月曜日が2日間休日となります。なお、この日はドイツ全土で祝日となっています。

聖体の祝日(聖体拝受の日)

ドイツ一部の州での祝日で、主にカトリックの州の祝日です。イエスの身体を聖体として崇める日のことで、こちらも移動祝日ですが「復活祭の60日後」として定められているため、毎年木曜日となります。時期で言うと5月半ば~6月半ば頃です。イエスが弟子達にパンと赤ワインを少しづつ与えた出来事に由来する、「聖体拝礼」という儀式の意義を強調するために祝日となっています。

聖母被昇天祭

こちらも一部の州での祝日です。「聖母被昇天祭」とは、キリスト教の中でもカトリックに特化した記念日で、聖母マリアがその人生の終わりに肉体と霊魂を伴って天国にあげられた事を記念する日でのことです。なお、この日を祝日としているエリアは非常に少なく、バイエルン州の一部とザールラント州のみです。

ドイツ統一の日 

1990年のドイツ統一を記念した、ドイツでは非常に大切な祝日です。ドイツの再統一を祝い、政府は毎年「市民祭」を行い、ベルリンのブランデブルク門などではコンサートが行われます。「ドイツ統一の日」は、ドイツが再び統一できたことを願う、ドイツ人にとってはとても大切な日です。ドイツ全土の祝日で、毎年10月3日で固定されています。

宗教改革記念日

ドイツ一部だけの祝日で、マルティン・ルターが宗教改革を始めたことを記念する日で、毎年10月31日です。この祝日は、プロテスタントが多い州に適応されます。

諸聖人の日(万聖節)

カトリック教会の祝日で、カトリックが多い州での祝日です。毎年11月1日で、全ての聖人と殉教者を記念する日です。

この日には教会を訪れる人が多く、また、南ドイツでは諸聖人の日に代父母が代子に小さなプレゼントをあげる習慣があります。そして、この日には独特なパンを焼く風習などもあり、カトリックの人々にとってはとても大切な祝日です。

贖罪の日(贖罪祈禱日)

ユダヤ教で、ユダヤ暦の正月10日、大祭司がみずからと全国民のために贖罪の儀式を行った日のことで、現在は、悔い改めと神のゆるしを求める祈りの日となっています。以前はドイツの大部分で祝日とされていましたが、介護保険制度が導入された現在では、ザクゼン州以外では廃止となりました。毎年11月23日直前の水曜日で、日にちは変わります。

クリスマス(降誕祭)

キリスト教国であるドイツでは、とても大切な日で、ドイツ全土での祝日となっています。日本のクリスマスとは大きく異なり、クリスマスは

家族や親戚たちと過ごす、日本で言うお正月のような行事です。クリスマス当日は、家でパーティーをしたり、近くに散歩に行く、コンサートに行くなど、比較的ゆっくりと過ごす方が多いようですが、ドイツでは11月末頃からあちこちでクリスマスマーケットが開かれ、人々はクリスマスへ向けて着々と準備をします。また、この時期にはグリューワインという甘いワインを飲みながら1年のことを振り返ったり、クリスマスマーケットへは、近所の友人たちと訪れたり、会社の同僚と訪れたりすることもあるようです。ちなみに、12月25.26日は祝日となり、お店も閉まってしまうので、24日の午前中までに買い物を済ませる風習があります。

ボクシング・デー

クリスマスの翌日も祝日です。元々は、教会が貧しい人たちのために寄付を募り、箱に入れられた(boxing)クリスマスプレゼントを贈る日であったことから"Boxing Day"と呼ばれています。こちらもキリスト教に基づく祝日で、ドイツ全土での祝日です。また、この頃からバーゲンセールが行われます。ちなみに、この日は「第二クリスマス」と呼ばれ、25日から26日にかけて、ゆっくりと家族で過ごすドイツ人も多いです。また、年末年始休暇の発想がないドイツでは、12月24日~1月2日頃までを「クリスマス休暇」としてお休みにする会社もとても多くなっています。

ドイツへの入国について

制限詳細

ワクチン未接種の外国籍の人のドイツへの入国は一般的に禁止されています。この方針は、欧州連合の国または地域、シェンゲン圏の国または地域、アルゼンチン、オーストラリア、バーレーン、チリ、コロンビア、香港特別行政区、インドネシア、クウェート、マカオ特別行政区、ナミビア、ニュージーランド、ペルー、カタール、ルワンダ、サウジアラビア、韓国、台湾、アラブ首長国連邦またはウルグアイの居住者には適用されませんが、これはロベルト・コッホ研究所に新型コロナウイルスの懸念される変異株の感染が確認されている地域からの渡航者ではない場合に限ります。合法居住者、および出発予定日の14日前までにポール・エンリッヒ研究所により承認された新型コロナウイルスワクチンを規定回数完全に接種済みの渡航者、国際空港のトランジットゾーンから出ない乗り継ぎ旅客、緊急の必要性が認められる人、特定のカテゴリーの学生や高技能労働者、その他「一部の特別なケース(few other special cases)」の人には追加の免除があります。渡航者は、自身が特定の免除カテゴリーの資格要件を満たすかどうかを最寄りのドイツ大使館または領事館に確認することが推奨されます。

全ての人(ドイツ国民を含む)は、次のいずれかの携行が必要です:1) 新型コロナウイルスのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査による陰性証明(出発時点において、発行から72時間以内のもの)、または抗原検査の陰性証明(出発時点において、発行から48時間以内のもの)のいずれか、2) 出発予定の14日前までにポール・エールリッヒ研究所が認定する新型コロナウイルスワクチンを完全に接種済みであることを示す証明、または 3) 過去の新型コロナウイルス感染から完全に回復したことを示す治癒証明。ドイツへの入国が許可されている人で、出発予定日までの10日間に「懸念される変異株(variant of concern)」の地域を訪れた人は、抗原検査の検査結果(出発時点において、発行から24時間以内のもの)を提示してください。

出発予定日までの10日間に「高リスク地域(high-risk area)」または「懸念される変異株(variant of concern)」の地域を訪れた全ての人(ドイツ国民を含む)は、出発前にオンライン健康登録フォーム(Health registration form)を提出する必要があります。到着後、「リスク地域」または「懸念される変異株」の地域への最近の渡航歴がある12歳以上の人は、10日間の自己隔離が必要です。この方針は、ポール・エールリッヒ研究所が承認する新型コロナウイルスワクチンを、規定回数完全に接種済みであることを示す証明を出発前に提出した人には適用されません。到着後5日以内に新型コロナウイルスの追加のPCR検査を受ける人は、検査結果が陰性の場合、早めに自己隔離を終了することができます。12歳未満の子供は5日間の自己隔離が必要です。「懸念される変異株」の地域から渡航する全ての人は、14日間の隔離が必要です。健康登録フォームは次のURLよりご利用いただけます:https://www.einreiseanmeldung.de/

ドイツ国内の多くの州レベルの当局が、管轄地域内に到着する人に対し、追加の方針や制限を設けていますのでご注意ください。最新のリスク地域の一覧は次のURLよりご確認いただけます:https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Risikogebiete_neu.html

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