湯宿 梅ぞ乃(Yuyado Umezono)

身延線「下部温泉駅」から西約300ｍ。昭和30年創業の老舗旅館です。年末に訪れました。 お風呂。名湯温泉の１つである下部温泉です。到着した際に，下部温泉の特徴はお湯がぬるいことという説明がありました。大浴場にはぬる湯の浴槽とあつ湯の浴槽がありました。ただ，私にはぬる湯はさほど温度が低いとは思えませんでした。私は，離れのお部屋に泊まりました（「花筏」）。檜風呂ですが，浴槽が木製なのでお湯が漏れてしまうと言われました。実際，お風呂に再び入ろうと思うと，そのたびごとにお湯をはらなければならず，朝晩に２度大浴場にも出かけました。 お部屋。申し分ありません。６畳＋８畳+広縁付き。エアコンが計２台。６畳の部屋には食卓と２つの椅子に鏡台。８畳の部屋にはこたつがありました。バス・トイレ付。Wifiがつながっていました。 お食事。朝夕食とも部屋食です。自家農園の作物などを使用した献立でした。大満足です。品数豊富でしたが，仲居さん（外国人）は，品数が多くてしきりに申し訳なさそうに配膳されていました（私達はちっとも申し訳なくないのですが）。なお，離れと本館のお部屋では，離れの方がお品数が多いそうです。 最後に，宿泊料金。「花筏」は梅ぞ乃の中では最も高額ですが，二人で45,000円（+入湯税300円）。とてもリーズナブルです。 山奥の旅館ですが，仲居さんに尋ねると周囲に雪が積もるのは毎年１月後半頃からだそうです。☆５つ。是非とも，もう一度（次回は「花筏」以外の離れのお部屋に）泊まりたいと思いました。

夏はぬる湯が一番なので、下部温泉にやってきました。「梅ぞ乃」利用は数回目です。 宿は下部温泉駅からすぐで、部屋からは鉄道が通るのご見えます。鍵が二本あり良かったです。 風呂は36度のぬる湯と熱湯があり、熱湯もそんなには熱くなかったです。 露天風呂は無しですが、網戸や窓からいい風が入ってきて、浴室内は快適でした。 ぬる湯はそんなに好きではないつれあいは、珍しく1時間近くにぬる湯と熱湯を楽しんでました。 夕食は部屋食で、ボリュームもあり、前回同様良かったです。 しかし、今回はアンラッキーでした。 部屋の係の方は部屋食準備の時に、皿をガチャガチャと音を立てて並べるので、何となく嫌な予感がしました。 予感は当たり、ずっと感じが良くない対応(早く食べて下さいと言ってる感じ)で、「ご飯はいるなら電話ください。」と言われたとつれあいは言ってました。 多分そんな事は言わないだろうけど、そんなふうに聞こえる話し方でした。 おまけに、部屋食なので、部屋の冷蔵庫からビールを出して飲んだら、冷たくなくて、これも今回イマイチでした。 朝食は品数は少ないが、手作り間があり、ボリュームあって、ご飯もお櫃で出てしっかり二杯分ありました。 味噌汁や*焼きが美味しかったです。 ノンジャパニーズの方、丁寧な接客をしてくれました。

激暑かった夏の間中、下部温泉の宿に行きたいなぁと思っていました。下部温泉の温泉はぬる湯か冷泉だからです。 下部温泉に来たのは数年ぶりでした。 今まで泊まった下部温泉の宿では、ぬる湯と言うより、冷泉だったので、秋深い今、冷泉は厳しいかなと思いましたが、こちらの宿では冷泉ではなく、ぬる湯でした。 露天風呂はなく、ぬる湯と熱湯の2つの湯船(二つの源泉)があり、何回も交互に入り、誰も来なかったので、かなりの長湯をしてしまいました。 温泉には茶色ぽい湯の花が浮いてます。 お風呂の窓の外は黄金色の紅葉の山の景色で、窓の外から焚き火のような匂いがして、「秋だなぁ。」と感じました。 なお化粧水類のアメニティは置いてないです(ドライヤーとテッシュのみ)。 部屋ですが、7.5畳の和室と広縁で洗面所はありますが、トイレは無しでした(トイレは共用)。部屋の壁紙や洗面台などは、リニューアルしたようで全体的にきれいでした。 Wi-Fiは部屋でも使えます。部屋の金庫は100円入れないと使えないタイプでした。また部屋のドアはオートロックです(部屋の鍵は2つ)。 窓からは山々とJRの線路があり、時々電車(身延線)が通ります。人気の部屋のようです。 食事はへ近くの部屋にて用意してくれて、部屋食同様でした。 お酒はグラスワインがついていたプランだったので、部屋の冷蔵庫から白ワインハーフボトルを出し飲みました(1000円)。 部屋での夕食は手作り感がある上、見た目も美しく美味しくとても良かったです。 刺し身こんにゃくは手作り感との事、味噌も自家製のようです。やまめは調理前に生け簀から取るとの事で、身がふっくらしてました。イチジクを使った料理もあり、白ワインに合いました。季節の栗ご飯もあり、デザートのカステラも手作りとの事です。 お給仕してくれたのが、ノンジャパニーズのスタッフさんでしたが、丁寧な接客でした。 朝食は会場でいただきました。肉じゃがや玉子焼など、美味しくいただきました。サラダに入っていたふっくらした大豆は、地元の曙大豆と思われます。 山里の中の武田信玄公の隠し湯の下部温泉で、ゆっくりぬる湯と熱湯を交互に何回もつかり、美味しく食事に満足した滞在となりました。 以前行ってた宿がもう無くなってしまい、下部温泉から遠ざかっていましたが、「下部温泉ならここに来よう」と、つれあい共々、話しました。