冬の明神館を初めて体験。いつもながらに素晴らしいホスピタリティながら気になる点も。 以下個別評価 フレンチ5 ここのフレンチはいつも楽しい。 地産食材をふんだんに使いながら、手間と工夫を重ねた料理の連続。 とりわけペアリングワインとのマリアージュには毎度唸らされる。今回はファンキーシャトーの2019白にギャフン。 サービス5 スタッフの皆様のお客の要望に応えようという姿勢はたとえ通らなかったとしても好感度が高くなる。 さて、ここからは少々辛口評価。 泉質:3 相変わらず特に可もなく不可もなく。掛け流しでないのはやはり残念。 湯温:1 各露天系のお風呂のお湯の温度は37.5-38℃と思われるが、ここは冬の松本山間部。寒さは厳しく、この温度では冷えた体の最初こそ暖かく感じるものの、すぐに体温が湯温と同じになり、あとはただ肌寒く、長湯する気にもならない。お陰で客はまばらとなり、露天独り占め可能ではあるが…あと1・2℃は上げるべきと考える。 暖房:2 冬の松本。共有部では寒いのが当たり前でさほど不満はないものの、部屋の暖房がエアコンのみとなるとなかなか厳しい。部屋の上部が暖まることにより頭はぼーっとしがちだが、肌寒さは消えない。朝方は寒くて目覚めるほど。 次の改装時は床暖導入必須かと。 Wi-Fi: 2 暖房と逆に部屋にはWi-Fiが来ているものの、共用部ではほとんど繋がらない。投資額も少額なのだから即改善をお願いしたい。 和食:3 フレンチと比較されると完全に霞んでしまう。ガツンと自己主張する一品が必要。 ペアリング日本酒も、最初に3種類が来るのみで、料理とのペアリングになっていない。 このままでは冬の再訪は難しい。 好きな宿なので頑張って欲しい。