東北地方のローカルCMでおなじみ、南三陸と気仙沼の「ホテル観洋」と同じ系列のリゾートホテルで、海産物の卸売業者が運営している。 気仙沼の市街地やJR気仙沼駅からは離れた場所にあり、JR気仙沼駅から送迎のほか、事前予約すればJR仙台駅東口から大型観光バスで無料送迎してもらえる。 ホテルの建物は小高い丘の上にあり、気仙沼おさかな市場に隣接する展望エレベーターを上がった先に建物の入口がある。 建物の外観はかなり古く感じるが、館内は清潔に保たれていて滞在中は快適に過ごすことができてよかった。 和室は12畳の広さがあり4~5人が宿泊でき、バストイレ別でひと通りのアメニティはそろっている。 また大浴場と露天風呂があり、気仙沼温泉は2000年を過ぎてから採掘されたそうで、海沿いということもあり海水を主成分とした天然温泉である。 夕食は和食を中心としたコース料理で、また気仙沼は日本有数の漁港ということで海鮮料理がならべられたのだが、メインはメカジキのしゃぶしゃぶ、アワビの酒蒸し、ふかひれスープなどだった。 朝食は一部ビュッフェ形式の和定食で、種類はそれほど多くないが時間指定されていて周囲との距離を保つなど、混雑対策には配慮されている。 今回宿泊した部屋は海側でなかったものの、建物のいたるところからライトアップされた気仙沼大橋を望むことができる。 大浴場と夕朝食付きで、また仙台から無料で送迎してもらえたのはとても助かったので、また機会があれば利用したい。