湯元ホテル阿智川(Yumoto Hotel Achikawa)

ロビーラウンジに広がる中庭からつづく裏山に、季節感がたっぷりと織り込まれて素晴らしい。お風呂のお湯は肌がツルツルで気持ち良くリラックス効果あり。食事は個室に、部屋付の仲居さんが朝、夕食とも運んで頂きました。部屋は中庭を見渡せますが、他の部屋から見える様でカーテンが必要でした。少し残念。全体的にゆっくり出来ました。

とにかく居心地の良いホテルです。昼神の観光案内で、客室でなら喫煙可能と聞き即決。時代の流れなのでいつまで可能かはわかりませんが、実にありがたかった。花桃の季節なので土日をちょっと外して日月で宿泊。駐車場は広く、止めやすいし一番奥に建っているので迷うこともありません。館内段差が少なく老若どちらも動きやすい。両隣室とも埋まっていたしお子様連れもおいででしたが館内は本当に静かで寛げました。掃除も行き届いていて障子の桟どころかカーテンレールまでキレイ。風呂の洗い場も磨き上げられていました。食事はよくある和膳タイプながら、腰のある味付けでちょっと技を効かせた面白い夕食でした。ナマコとセロリの取り合わせは特に気に入りました。意外と海産系(チャウダーのパイとか)が並び、山菜系で技の効いたものがあるとよかったかも。ホテルは朝市の会場までちょっとあるので帰路の荷物を考えると車がいい。スタッフさんに朝市駐車場の相談をしたとき、「比較的遠いホテルのお客様のみ車を使われるのでPは絶対入れます」とのこと。事実その通りでした。行程の相談なども懇切丁寧なお答えを頂き、安心して旅を続けられました。お風呂のお湯はニュルンとした手触りの温泉らしい温泉。大浴場の広いジェットバスは力強く、子供さんは注意がいるかも。洞窟風呂・露天風呂・サウナが揃っており、気に入ったのは洞窟風呂です。自分でも不思議ですが、なんか落ち着くのです。

初めてこちらで1泊しました。良かった点、気付いた点を記載します。 ■良かった点 （1）おもてなしが素晴らしい 宿泊日当日は修学旅行の団体と宿泊日が重なりました。修学旅行は延び延びとなり、丁度、私たちの宿泊日と重なることになりました。事前にお電話をいただき、きちんとご説明がありました。また、入浴の時間帯や朝夕食の会場は、修学旅行生とは分かれておりましたので、特に滞在する上での支障はありませんでした。C/O後は、宿泊施設の方が3名で車が出発するまで丁寧に見送ってくれました。朝夕食は別室でいただき、同じ仲居さんでしたが、とても親しみやすい方でした。おもてなしの気持ちが感じられました。 （2）お風呂が広い 内湯は泡風呂を含めて2ヶ所、その他、屋外には露天風呂や洞窟風呂もあります。夜間帯は内湯だけ利用可能ですが、夜中でも入ることが出来ます。さすがに宝川温泉（群馬県）の某施設ほどの広さではありませんが、十分な人数が利用できるくらいの広さがあります。私は熱めのお湯が苦手ですが、露天風呂の温度は丁度良かったです。良いお湯でした。 （3）清潔感がある お部屋は井草の香りがして、とても清潔感がありました。埃なども一切気になりませんでした。小さい毛虫が1匹だけ居ましたが、自然豊かな場所なので、仕方ないです。2名で利用するには丁度良い広さで、快適でした。 （4）喫煙可能な客室 最近は温泉旅館でも禁煙客室が多くなっていますが、喫煙可能な客室があることはとても有り難かったです。これが宿泊施設選びでも第一条件になっていると言っても過言ではありません。喫煙者にも優しい宿泊施設です。 ■気付いた点 （1）外国人スタッフの方の対応 宿泊日直前に、宿泊施設の方から確認のお電話をいただきました。19時位に折り返したのですが、多少片言で外国人と思われる男性の方がお電話に出られました。分からないから明日8時以降にまた電話するように言われ、もう一歩の言葉（私の名前や連絡先を聞いて、電話があったことを申し伝える、明日再度ご連絡するetc）はありませんでした。この時は、翌日に私から再度ご連絡して話は終わりました。そして、宿泊日翌日の朝。朝市のことで質問がありフロントに立ち寄りましたが、あいにくスタッフの方は不在でした。少し待っていたら、売店の方から笑顔が無い無愛想な片言の男性の方が来ました。口調から、先述の電話に出られた方と同じ方とすぐに分かりました。決して、不快というレベルではありませんが、電話やフロントはホテルの顔になる部分なので、もう少し笑顔で気が効く対応だと、更に印象は良くなる気がしました。 総じて、大満足の滞在でした。是非ともまたリピートしたい宿泊施設の1つです。なお、同じ温泉内にある他の宿泊施設と比較して、朝市までは少し距離がありますが、お散歩するには丁度良いかと思います。下駄でしたので、片道15分くらいでした。浴衣のままで行くことも可能です。