良い点 ①食事は地元海鮮物多数。しゅうり(ムール貝と表示しないところが好感)・赤皿 貝・ツブ貝・ホヤなど、地元民でもなかなか食しないラインナップは地元愛満 載。お好み具材で作る釜めしも面白い。地元売り出し中の海鮮具材満載の瓶ドン も追加料金なしで朝食に出るなど、力入っています。ネバネバ海藻アカモクやタ ラコ・温泉*など御飯が進む美味しいおかず満載です。海鮮焼きにエビがないの は残念でしたが、イカはモツモツした歯ごたえが食べた感ありました。デザート 系も地元ヨーグルトのほかお好みで作るパフェみたいなものもあり、美味しく楽 しく、全般に満足でした。刺身やサンマのつみれ汁など三陸にこだわった食材料 理はここならではの差別感があってよかったと思います。一言で申すと「公共の 宿の食事なめんなよ」的な感じで意気込み感じます。ブラボーいや、ボーノ。 ②風呂は残念ながら温泉ではないし露天風呂もないし景色も望めませんが、内湯の 外にある小さな庭には桜・つつじ・アジサイ・タンポポ(雑草?)等の植栽があ り、時期をずらしながら楽しめる風景は穏やかでささやかな景色にも感じられま す。酒精の洗顔料や消しゴムみたいに垢が取れる洗顔料みたいなものもあり、こ れが楽しい。顔の垢も取れるなら足の臭いおじさんは足に塗りこすったらいいと 思う。 ③部屋は経年劣化はありますが、きちんと手入れされている感じ。アメニティは歯 ブラシ以外はフロントで申告し受け取る。不要なものは使用しない方針は環境に 配慮されており賛成。無料だからと持ち帰ることのないことは大事かも。部屋に 飾ってある絵画は浄土ヶ浜が題材で好感。意味不明な風景画や抽象画が飾られて ある宿もありますが、絵心のない庶民には「?」でしかありません。部屋のお菓 子も宮古の銘菓で好感。準地元を採用している宿もありますが、地元にこだわっ て正解と思います。そうそう、バスタオル掛けがあってよかった。どこかにかけ てみたいな宿がほとんどですが、きちんとあったことはここが初めてかも。 ④フロントスタッフはチェックイン時やや早めの到着も速やかに笑顔で穏やかで丁 寧な説明と対応。チェックアウトも同様。ゆっくり領収書と3つ折りにする所作が 穏やかで品があるように感じました。 残念な点 ①楽しみにしていた焼鮭、焼くというより蒸した感じ。炭焼きでなくてもガスでも いいからあぶり焼きにしてほしかった。エビの塩焼きも欲しかったなあ。 中年女性4人組、旅の高揚感か黙食なんのその。「こんなの食べて幸せ」と、おば ちゃんトーク全開。アイスこぼしても、そ知らぬふりでいなくなる老婆約1名。 ②風呂。中年の2人連れ。タオル持たず、会話遠慮なし。黙浴指摘すらるが「すみま せん」と謝るが間もなくして元通り。体拭かないとみんなの迷惑なんだけど。 ③レストランスタッフ。黙食の指導はどこへやら。見て見ぬふりどころか完全にス ルー。コロナもへったくれもあったものではありません。泊まってもらえば我関 せずなのでしょうか。 総合 食事は地元を意識してとても好感。県民割も手伝って割安で利用できたけど1万2千円の正規料金は結構強気な値段設定かと。黙浴・黙食が「旅」の前提なのではないかと思うのですが、退職以降と思しき年代の旅行者グループは、旅の恥はかき捨てのようで。この人々には道徳やマナーを教える親もしくは大人または仲間・伴侶はいなかったのでしょうか。年齢に不足はないのに、とても見苦しく苦々しく感じます。レストランスタッフも不要なトラブルは避けたいのか、注意も指導もなし。マナーを徹底しない宿とマナーを守らない客はもしかしてウィンウィンの関係なのか。悪宿からは良客は駆逐され、悪宿には悪客しか残りません。「お客様は神様」ではありません。(私が良客は不明) 正しい温泉マナー(かけ湯・体を拭いて上がる等)啓蒙と周知。コロナ対策の「黙浴・黙食の徹底」は、「客を守ること」「宿のスタッフを守ること」に直結します。「コロナもへったくれもあるか。」あります。毅然とした対応を求めたいところであります。「黙って入れ」「黙って食え」とは言わない、せめて「静かに入れ」「静かに食え」なんでできないかなあ。