旅行予定日を指定し、最安料金や空室状況をチェック
大阪といえば商売の都。関西最大の都市で、関西を代表する観光地でもあります。大阪人同士の会話ではよく「キタ」「ミナミ」という言葉が登場しますが、大阪駅・梅田駅周辺はいわゆる「キタ」と呼ばれるエリアです。庶民的なイメージのある「ミナミ」に比べ、都会的で洗練された雰囲気があるのが「キタ」、特に梅田駅周辺です。梅田にはJR、阪急、地下鉄など多くの鉄道路線が乗り入れ、大阪の交通の要になっています。そのアクセスの良さから、観光客だけでなく多くのビジネスマンでにぎわう街としても有名です。梅田には関西で最先端のファッション、グルメなどが集中していて、新しいもの好きの方におすすめの観光地であるといえます。
大規模な再開発が続く梅田駅周辺には新しいランドマークやファッションビル、オフィスビルなどが立ち並び、その結果、梅田駅前は全国でも有数の百貨店激戦地として知られるようになりました。ファッション好きなら外せないのが、LUCUA・大丸などが入居する大阪ステーションシティ。総延床面積は53万平方メートルで、なんと中部地方最大のターミナル駅であるJR名古屋駅をしのぐ広さを誇ります。また、梅田スカイビルはスカイウォークが楽しめる空中庭園が有名。ここも梅田観光には外せません。こうした最新の高層ビルだけでなく、歴史ある建物や文化を訪ねるのも梅田観光の楽しみの一つ。大阪市中央公会堂や日本銀行大阪支店、天満天神繁昌亭など、伝統文化好きにはたまらないスポットも多くあります。また、昔ながらの商店街ではお好み焼きやたこ焼きなどの大阪グルメが満喫でき、ショッピング・散策・グルメと、どれをとっても大いに楽しめるのが梅田観光です。
空路の場合、大阪国際空港(伊丹空港)か関西国際空港を利用します。どちらも大阪への玄関口として広く認知されている空港ですが、伊丹空港の方がやや大阪市内に近く、国内線では就航路線も多くなっています。一方、関西空港ではLCC(格安航空会社)の便が充実しています。どちらの空港からでも電車・バスともに利用可能ですが、大阪は駅が複雑なうえに交通量も多いので、観光などで大荷物だと乗り換えだけでもかなり疲れます。交通手段に特にこだわりがなければ、乗り換えなしで梅田駅まで行ける空港リムジンバスを利用することをおすすめします。
・梅田スカイビル
地上40階、地下2階建て。東棟と西棟が空中で連結された独特の形をしています。かつて海外有名誌が選ぶ「世界の建築トップ20」に日本から唯一ランクインしたことでも知られる、世界的にも認知度の高い建築物です。その結果として、2017年の空中庭園の入場者の実に75%が外国人となりました。最上部にある空中庭園展望台からは屋外に出て大阪の街並みを一望することができ、360度のパノラマビューはまさに絶景。高層ビルとは思えない開放感です。また、展望台に恋愛成就の「空中庭園大明神」がまつられていて、カップルで訪問しても盛り上がりそうです。
・グランフロント大阪
JR大阪駅北側の再開発エリアに誕生した大型複合施設。うめきた広場、南館、北館、グランフロント大阪オーナーズタワー(分譲住宅)の4つのエリアで構成されます。日本を代表する建築家の安藤忠雄氏がデザインを手がけたうめきた広場は、夜になるとLED照明による演出が行われ、幻想的な雰囲気に包まれます。北館のナレッジキャピタルでは、最先端の技術を持つ企業や大学が技術やアイデアを発信しています。
・大阪ステーションシティ
JR大阪駅直結の駅ビル・駅ナカに、最先端のグルメやファッションがギュッと詰まっています。レストランやカフェが充実していて、ランチタイムのレストランフロアは行列必至。人気店ばかりが入居するため行列覚悟ですが、確実に人気グルメを食べるなら開店10時から並ぶという選択肢も。お土産にぴったりなスイーツショップも充実。トレンドを取り入れたハイセンスな大阪土産が手に入ります。
・ホワイティうめだ
梅田といえばまずここを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。「ウメチカ」の愛称で親しまれる巨大地下街で、あちこちと直結しているため、気付いていたらここを歩いていたということもあるはずです。飲食店やファッション、雑貨など200近いショップが並んでいて、地下街だけで何でもそろうといわれるくらいの、とにかく大規模な地下街。一見の価値ありです。
・大阪市中央公会堂
1918年(大正7年)にオープンした現役の公会堂でありながら、その外観の美しさから国の重要文化財に指定されています。明るいオレンジ色のレンガ造りと美しいアーチが目を引く建物です。特定日には約30分で館内を巡るガイドツアーも実施されているので、都合が合えばぜひ参加したいところです。特別室には立派な天井画やステンドグラスが配置され、現在でもロケーション撮影などに活用されています。天井の絵柄が宗教画でなく日本神話を題材にしているのも珍しいポイント。ぜひチェックしてみてください。
・日本銀行大阪支店
1903年にベルギー国立銀行をモデルにして建てられました。ネオ・ルネッサンス様式の美しい円屋根が特徴です。業務空間が不足した際に取り壊して高層ビルへ建て替えることも検討されましたが、建物の文化的価値を考慮し、旧館は残したまま敷地西側に高層の業務棟を新築しました。予約をすれば新館の業務室や旧館の内部見学も可能です。
・天満天神繁昌亭
2006年に大阪天満宮用地に誕生した上方唯一の落語専門定席で、通称「繁昌亭(はんじょうてい)」と呼ばれ親しまれています。落語好きの人々の寄付などもあり、1957年に最後の席亭が閉場して以来半世紀ぶりに上方落語の定席という形で大阪に寄席が復活しました。落語や漫才などさまざまな演目が毎日上演され、じわじわとファンを増やしています。大阪のお笑いといえば吉本新喜劇と考えがちですが、こうした伝統文化を通して、大阪人の魂に触れてみるのもおすすめです。
・お好み焼き
お好み焼きの本場大阪では、王道から変わり種までバリエーション豊富なお好み焼きが楽しめます。大阪のお好み焼きは「粉もん」という言葉のイメージから小麦粉が多いと思いがちですが、そんなことは一切なく、山芋などのつなぎでふんわりした生地にキャベツなどの具材がたっぷりと入っていて、栄養バランスが良いのが特徴です。梅田発祥のお好み焼きといえば「ねぎ焼き」。薄めの生地に山盛りの青ネギを乗せて焼き上げます。食べ応えのある牛スジとコンニャクを乗せた「すじねぎ焼き」が特に人気です。出会えたらぜひ試してみてください。
・串カツ
大阪で飲むなら串カツ屋が定番。立ち飲みスタイルで気軽に立ち寄ることができます。串カツは1本100円程度からとリーズナブルなので、数本食べて次の店にハシゴ、というのもポピュラーな楽しみ方。生地やタレに店ごとのこだわりがあり、シンプルな料理だけに個性が強く表れます。串カツは揚げ時間が短く注文してすぐに提供されるので、まとめてではなく少しずつ注文しましょう。また、ソースは他のお客さんと共有なので、「二度づけ厳禁」は大阪の常識です。ご注意ください。
・たこ焼き
小腹が減ったら、おやつはたこ焼きで決まりです。定番のソース味はもちろん、醤油味の生地をソースなしで提供する「すっぴん」というスタイルも人気。そのままでもおいしく、ソースやマヨネーズで好みの味付けにすればオリジナルのたこ焼きが完成です。さらに驚かされることに、セルフで焼くたこ焼き専門店なるものも。初心者でも焼きやすい生地になっていて、具材もタコだけでなく肉やエビなどカスタマイズすることができます。様々なアレンジを自由に楽しむのが大阪のたこ焼きのスタイルです。
・関空温泉
関西国際空港からすぐの場所にあり24時間入浴可能な、空港利用客にとっては嬉しい温泉です。空港から無料シャトルバスも運行しています。泉佐野市初の天然温泉で、「関空温泉ホテルガーデンパレス」内に湧出しています。周辺は住宅地で、まさかこんなところに天然温泉が、と思ってしまうかもしれません。泉質は単純温泉。数時間おきに男湯と女湯が入れ替えになるので、さまざまな温泉を楽しむことができるのもポイントです。
・牛滝温泉
梅田から車で約50分、岸和田市の大自然に囲まれた静かな温泉です。地下1,645m地点までボーリングし掘り当てた温泉はナトリウム、炭酸イオンを多く含む炭酸水素塩泉。ややとろみのある肌触りで、肌がしっとりツルツルになるので「美肌の湯」として親しまれています。保湿効果も高く女性に人気の高い温泉なので、梅田から少し足を延ばしてのドライブデートにもおすすめです。
・かいづか温泉
浄土真宗本願寺派 願泉寺を中心に発展してきた貝塚市には土蔵や格子戸などのある町並みが今も残ります。そんな歴史を感じさせる場所に湧くいいづか温泉は炭酸水素塩泉で、ぬるっとしたお湯は保湿効果が高く、「美肌の湯」として多くの女性から支持されています。秋になれば、だんじり祭などの伝統行事を近くで楽しむこともできます。歴史的な空気を満喫しながら温泉で疲れを癒したいという方に人気の温泉地です。
・天神祭
毎年6月から7月にかけて大阪天満宮で開催されるお祭りで、神田祭・祇園祭とともに日本三大祭の一つとしてあまりにも有名です。祭礼は、祭神の菅原道真公を中心にして執り行われ、さらなる繁栄をお祈りする大変にぎやかな祭りとなっています。船渡御(ふなとぎょ)で繰り出される大船団や、約3,000発の奉納花火など見どころが多く、毎年130万人以上が天神祭りを見に訪れています。