夏休みを利用して家族で四国一周をした際、夫婦+12歳と15歳の子供で宿泊させていただきました。 もともと四万十方面から道後に向かう前にゆっくりと宿泊できる場所を探しており、Googleマップで見つけたのですが、そもそもこのホテルを見つけなければ大洲という街を発見することもなかったと思います。 【全体について】 大洲の中でも古い街並みが並ぶエリアにある古民家を再生したホテルであり、エリア内の複数箇所に、戸建てや長屋のような形で、メインオフィスやレストラン、ラウンジや宿泊施設が散在しています。受付の場所や駐車場の場所は少しわかりづらいですが、スタッフの方が丁寧に説明をしてくれました。 宿泊した場所はもともと村上家という和蝋燭の事業で成功された方の家だったという話で、それぞれの古民家の興味深い歴史を説明していただきました。全国区で知られている有名な歴史ではなく、地方に伝わるある意味無名の歴史に触れながら街を楽しむというのは、今回の旅の価値を高くしてくれました。 古民家を単に再生するだけではなく、ホテルとして非常に良くデザインされています。またとにかくスタッフの方々が丁寧に行き届いたサービスと対応をしてくれてとても気持ちよく滞在することができました。 【食事】 食事は部屋ではなく指定された別の古民家でいただきますが、宿泊している場所から離れている場合には車で送迎をしてもらえます。 夕食は創作コース料理という感じで、質量共に非常に満足。洗練されたプレゼンテーションと味は、よくある地方の高級旅館やホテルとは一線を画す内容です。テーブルを担当してくれたスタッフの方は、食材や料理についてとても詳しく説明してくれ、こちらからの質問にも丁寧に答えてくれました。また、帰りのチェックアウトの際には、お礼が手書きで書かれたメッセージカードをフロントの方を通していただき、心遣いを感じました。 朝食は部屋から歩いて1分程度の場所でしたが、地元の素材も多く使った純和風の内容であり、ゆっくりと美味しくいただきました。 【部屋】 宿泊した部屋は一戸建て長屋であり、部屋の中は2階建てとなっており、1階には洗面所、トイレと広い檜風呂付きのお風呂場があり、2階にはダブルベッドの部屋と和室(家族4人だったのでふとんを2人分)と縁側(広縁)となっており55平米ということでした。 部屋はとにかく清潔感があり、古民家を再生しながらも空調やウォシュレット、コーヒーメーカーやバスルームなど、ホテルの部屋としての快適性がしっかりと考えられて作られています。 また1階にある檜風呂はバスルームも湯船も非常に大きく、子供と一緒にゆっくりとお風呂を楽しむことが出来ました。 部屋は中庭のようなところに面しており、中庭からはいると部屋専用の鍵がかけられる玄関戸があり、小さいながらも美しい前庭があり、各部屋やお風呂場から前庭を見ることができます。 またあらゆる所に空調がついており、それぞれの部屋の温度を細かく設定することが可能です。 【アメニティ】 部屋が面している中庭には、宿泊客線用のプレミアムラウンジというものがあり、コーヒーや紅茶はもちろんのこと、シャンパンやワイン、日本酒や焼酎、ビールやソフトドリンクなど、あらゆる飲み物がそろっており、全て無料で利用できるようになっており感動&感心しました。 到着日は、夕食前の時間にラウンジでシャンパンを飲み、夕食後にはウイスキーの水割りを作って中庭でいただき、また翌日の朝食の後は、ラウンジ内でコーヒーをゆっくりと飲みながらその日の旅程を検討しました。 個人的にはこのラウンジがあるということはホテルでの滞在を満喫する上で非常に大きかったと思います。 【その他】 大洲という街は今回が初めてでしたが、街を観光するというだけではなく、ホテルに滞在することそのものをゆっくりと楽しむことができて大変満足しました。 また、今回は