霧ヶ峰を歩こうと思い立ち、それならば温泉に泊まって美味しいものでも食べようかと、食事の評価が良かったこちらに宿泊。到着すると入口に待機していらしたスタッフさんが駆け寄って『いらっしゃいませ』は良かったのですがキャスターバッグで階段にも関わらず荷物は運んでくれず??フロントでチェックイン後なぜかエレベーターまでの案内でまたもや荷物には触れず。コロナだから?翌日のお客さんはスタッフの方が運んでいました。ここに2泊は思いやられる。 建物の古さに対して部屋は改装され新しくローベッドのような設えも悪く無いです。 考えてみたら仲居さんもおらず布団の上げ下ろしも無いので、これはこれで楽。 部屋にはアメニティ類は一切なく、有るのは歯ブラシとドライヤーのみ。どシンプル。コットンやらブラシやら使いたかったら大浴場へ。 お風呂はこじんまりとしていて古いが手入れがされていて清潔。アルカリ泉でお湯も良い。但し循環。部屋からタオル類を持参するスタイルでタオルの吸水性悪し。 肝心な夕食。なんと今時大広間でテン下げ。 もちろんスタートからテーブルにあれこれセットされてるスタイル。懐かしい。 ワインは赤白とも信州モノもあったが品揃えはかなり貧弱。合わせはスペインとイタリア。ここはやはり日本酒が正解だったのでしょうが部屋で日本酒を飲んでから行ったので2日ともワインで通し。 お料理は一品ずつ出されたらそれ程悪くない内容。馬肉焼きを初めていただきました。罪悪感の少なさも手伝ってか非常に美味しかった。その他は特筆するものが無い一泊目。 二泊目はお料理がかぶると嫌なので(さすがにそれは無いでしょうが)ちょっとアップグレードしてみました。メインがすき焼きかぶりしゃぶかもう一つ(忘れた)から選べて、二人だったのですき焼きとぶりしゃぶをチョイス。どちらもこれは当たり。お刺身も前日より質、量ともに露骨に良し。アルコールをいただいた事もあってか食べきれず。また昭和スタイルの食事なのでゆっくり飲みながら…は許されず、最終的にはコロナなのでそろそろ帰ってくれとの事で…(コロナって万能の単語かしら) しかしよくよく考えてみるとかなり宿泊代がお安いのでこんなものでしょう。 都内で一回食事する金額以下。そう考えると頭が下がり反省。 最終的には総じていいお宿でした。 気になる所は、館内照明をかなり落としており、演出だとしたらちょっと間違え。ロビーやお風呂のトイレはセンサー式で、ただでさえ入るのが怖そうなトイレなのに入ってしばらくしないと点かず真っ暗。こわ。子供では到底無理でしょう。古いからこそ凛とした明るさが欲しいものです。