中国人の団体客と大浴場の入浴が重なり、大浴場へ行くと私以外は皆中国の方でした。浴室から出てくると脱衣カゴの私の荷物を入れていた巾着袋の蓋が開いており、奥の方に入れていたバスタオルが抜き取られ、使用した後のバスタオルが側に放置されていました。私は拭き取るタオルがなく体が冷えてくるので仕方なく、ドライヤーで体を乾かしました。周りの人には不思議そうにジロジロ見られて、とても屈辱的な思いで涙が出そうになりました。
直ぐに服を着てフロントに状況を説明に行きましたが、フロントの方は、無くなったのが備え付けのバスタオルだけだったことを知ると安心した表情になり、話半ばで新しいバスタオルを手渡してこられました。今更バスタオルは必要はありませんし、バスタオルを貰いにフロント駆け込んだのではありません。
私は客室に戻っても腑に落ちず、再度フロントへ行き、こんなことがあった時の対策を何か考えて欲しいと伝えました。大浴場の中に防犯カメラはつけられないので、誰がタオルを使ったかは特定できないし、インバウンドのお客様ですので、間違って使ってしまったと思います。迷惑をおかけして申し訳ありませんでしたという返答でした。
大浴場で一人裸で屈辱を味わったことへの慰めの言葉は一切なく、逆に加害者に対しての擁護的な言葉に唖然としました。
浴室内での防犯対策が難しいのはわかります。せめて被害者の気持ちに寄り添って話をしてもらえていたら私も救われたと思いますが、結果、最悪の旅となりました。
こちらのホテルは2度と利用することはありません。