ココは高山市から北へ36Km、富山市から南へ40Kmの山間に開けた神岡町である。 カミオカンデの神岡町と言った方が有名かもね。 今でこそ高山ラーメンとか板倉ラーメンと言うが、もともと飛騨では中華そばと呼ばれていた。 飛騨の中華そばは、鶏ガラと削節をベースにしたあっさり醤油味である。 昭和30年代の中華そば(80円)は、縮れ細麺をたっぷりの鶏ガラスープに浸し、シャーシュとメンマ(当地では「支那ちく」と言う)赤巻きカマボコ(当地では「くずし」と言う)角海苔に刻みネギであった。 今はカマボコの代わりになると巻に変わっているけど、店主も代わりして、こってり化して来たラーメンである。