珠海の梅渓牌坊（メイシーアーチ）周辺にあるホテル

珠海の観光情報

珠海の基本情報

気候

珠海（シュカイ）は中国広東省の南部に位置し、香港とマカオから南シナ海に通じる珠江の河口部とマカオに隣接しています。この立地状況から1年を通じて温暖な気候が続き、平均気温は12～30度前後となっています。5～10月までの約5か月間が暖かく蒸し暑い時期で、もっとも暑くなる7月の最高平均気温は31度、最低平均気温は27度とあまり変動がありません。冬場の涼しい季節は短く、12～3月までの約3カ月となっています。この時期は最低気温も10度を切らず、温暖で晴れの日が続き、湿度も低く快適に過ごせます。観光に適したシーズンは、10月中旬～12月下旬頃と言われており、この時期は降水確率も比較的少なめです。マリンスポーツや海、プールでのアクティビティを楽しみたい場合は、9月下旬～11月上旬までがベストシーズンです。

街の様子

経済特区に指定されている珠海は香港に近く、陸続きで隣国マカオへ入ることもできる立地です。近代的な街並みは同じ広東省の深圳を彷彿させる面もありますが、珠海は空気がよく、より過ごしやすい環境であると言えます。また146個もの島が連なる風光明媚な海岸線を持ち、百島の都市との異名もあります。海と海岸線に魅了され、また近隣都市とは違った物価の安さに惹かれて珠海を訪れる観光客は後を絶ちません。海や山のある自然と近代的に発展した都市部の両方の顔を持ち、中国のほかの地域よりも比較的穏やかでのんびりとしたライフスタイルを満喫している人々が多く暮らす街でもあります。

交通情報(アクセス)

珠海市内を移動する際に利用する交通機関は、バスやタクシーになります。バスは路線によって料金が変わりますが約15～50円で移動ができ、珠海公交通達卡という交通ICカードもあります。タクシーは街中で流しの車が多く走っており、2.5㎞までの初乗りは約160円、その後1㎞ごとに約40円メーターが上がっていきます。珠海のタクシーの運転手は総じて親切と評判です。また、隣国マカオへは拱北（ゴンベイ）バスターミナルからバスを使って、もしくは湾仔(ワンチャイ)口岸から船を利用して気軽に出入国することができます。香港国際空港と繋がるフェリーは、珠海フェリーターミナルから発着しています。

珠海の観光情報グルメ

有名な食べ物

珠海は新鮮な海鮮に事欠かず、また日本人になじみ深い小籠包や春巻きなどの飲茶を始めとする広東料理が有名です。フェリー乗り場に近い湾仔に200ｍほど続く海鮮街では、片側の屋台で売られている海産物を指定し、反対側に並ぶレストランで好みの調理法に料理してもらうことができます。珠江（シュコウ）デルタにある珠海最大の島、横琴（オウキン）島では古くから牡蠣の養殖も盛んに行われています。横琴の牡蠣は肉厚でやわらかな身を持っていることが特徴です。生食もできますが、炭火焼やニンニクで味付けのされたバーベキュースタイルの海鮮焼きが横琴牡蠣の食べ方としてよく知られた調理法です。珠海は海産物のみならず、火鍋などの肉料理がおいしいことでも定評があります。

特有の食べ物情報

珠海特有の名物的な食べ物には、唐家蘿兜ちまきがあります。この唐家蘿兜ちまきは無形文化財に認定されており、よく見られる一般のちまきのように竹の葉ではなく、蘿（つのよもぎ）と呼ばれる独特の香りを放つヨモギの一種の葉で巻かれています。ちまきの具には塩漬け肉や小豆、または緑豆、ピーナッツなどが入っています。大鍋で約8時間という長い時間をかけてじっくりと茹でてから食べる点も、ほかのちまきと違って特徴があると言えます。

珠海の観光スポット

有名な観光地情報

珠海に146ある島の中でも、南西端にある荷包（ケマン）島はビーチがもっとも多いリゾート地として有名です。島内には亜熱帯原生林があり、豊かな自然が残されています。横琴新区の海洋テーマパーク珠海横琴長隆国際海洋リゾート（チャイムロング・オーシャン・キングダム）は、ギネス記録もあるという世界最大級の水槽を持つ水族館長隆海洋王国が有名で、巨大な水槽の中では3頭ものジンベイザメやシャチがのびのびと泳ぐ姿が眺められます。長隆海洋王国へは珠海市内から車で約30分、珠海駅からは有料のシャトルバスも運行しています。数々のアトラクションや夜には花火も打ち上げられ、1日楽しめるおすすめの観光スポットです。また、珠海には歴史型のテーマパークもあります。清の王朝時代に150年の年月をかけて建設された北京圓明園（ペキンエンメイエン）の建築様式や庭園を再現したという円明新園（エンメイシンエン）は、映画の撮影にも使われているスケールの大きなアミューズメント施設です。オリジナルの圓明園が1860年の第2次アヘン戦争時に英仏連合軍によって破壊されたままとなっている現在は、清朝文化最盛期の中国式宮殿とヨーロピアンスタイルの華やかな離宮が見学できる、貴重な復古観光名所となっています。総勢600人以上が出演するという清朝時代を再現した壮大なスペクタクルショーは必見です。そしてパーク内にある金鐘（キンショウ）山へはロープウェイで山頂まで行くことができるので、晴れた日におすすめしたい絶景スポットです。香州地区にある景勝地、珠海海濱（シュカイカイヒン）公園に隣接する石影山公園はリフトや徒歩で山を登頂し、天気の良い日にはマカオや香港まで望むことができます。山頂からの下山は、ソリ型のカートに乗ってコンクリート製の滑り台を楽しむスーパースライダーがおすすめです。

観光地を巡る際に必要な費用の相場

海洋テーマパーク珠海長隆海洋王国の入場料は一般料金で通常は約5600円、祝祭日は約6100円と値段が変わります。2日間のチケットは約8400円と割安になっています。イルカと遊べる体験型アミューズメントのチケットは入場料と別になっており、家族割引が設定されているものの、1人あたり約24,000円かかります。歴史型テーマパーク円明新園への入場料は無料ですが、園内を移動するカートのレンタルやスペクタクルショー、体験コーナーは別途費用がかかります。カートのレンタル代は約1,280円 、円明新園までは市内からタクシーで160～250円ほどで移動ができます。

珠海のホテル事情

珠海のホテル料金の相場

他の観光エリアと比較して高いのか？安いのか？

同じ広東省の深圳のホテル料金の相場は、3つ星ホテルが1泊2名利用で5,000～8,000円、4つ星は8,500～10,000円前後です。珠海と併せて訪れる観光客の多いマカオは3つ星が同じく9,000～10,000円、4つ星は10,000～12,000円あたりが相場となっており、珠海の相場は近郊都市と比較するとかなり安いと言えます。

相場の料金

珠海の3つ星ホテルは1泊2名で1室につきおよそ3,000～4,000円、4つ星ホテルが同じく4,500～6,000円ほどで宿泊できます。市内中心部からやや離れたところでは2,000円台から見つかり、また高級旅館タイプ温泉宿やラグジュアリーなリゾートホテルは11,000～20,000円の価格帯となっています。

おすすめのホテル

人気のホテル

・珠海 ホンコン ビクトリー ホテル (Zhuhai Hongkong Victory Hotel)

珠海駅と繁華街のある拱北の中間地点にあり、いずれも3～4㎞くらいの距離に位置しています。ビジネスセンターやフィットネスジムがあり、海にも近くて家族連れの方に好評です。

・珠海シービューホテル(Zhuhai Sea-view Hotel)

海にも街中にも近いホテルは、こちらの珠海シービューホテルも同様です。客室内の無料Wi-Fi完備、市の中心部まで1,5㎞、香州まで240mという好立地で、海が見渡せる客室もありながらコストパフォーマンスに優れたホテルであると言えます。

空港から近いホテル

・guanyun holiday lnn（珠海観雲ホリデイイン）

guanyun holiday lnn（珠海観雲ホリデイイン）は2018年に開業、珠海の空港となる珠海金湾機場からわずか700mに位置するホテルで、清潔感ある客室と良質なサービスが利用客から高評価を得ています。

・Airport Hotel（航空和悦酒店）

こちらのAirport Hotel（航空和悦酒店）は2017年の開業と比較的新しく、空港から2㎞程の距離にあります。無料の空港シャトルバスサービスが嬉しいホテルです。

※上記情報は予告なく変更されることがありますのでご注意ください。また、記載した金額は変動する可能性がありますので、目安としてご参考ください。