Google Earthで発見された秘境、ザンベジア州マブ山への旅
ザンベジア州にある標高1,700mのマブ山は、2005年にジュリアン・ベイリスがGoogle Earthで発見したことで一躍有名になりました。それまで地図にさえ載っていなかった、7,000ヘクタールにも及ぶ広大なアフリカ山地林が広がっています。国立公園ではないため入園料はかかりませんが、ナマンジョロ村を通じてコミュニティガイドを雇うことが必須です(1日30〜50ドル)。村のベースキャンプまでは4WD車が不可欠で、ケリマネからマブまで約6時間、またはジレから拠点まで3時間ほどかかります。ベストシーズンは5月から9月で、10月から4月は通行不能となります。
私はケリマネから4WDをチャーターしました(往復と待機料で250ドル)。13時にナマンジョロへ到着し、翌朝から登山を開始。マブの森の主役は何と言っても苔です。ニュートニアやカヤの巨木の根元を、2cmもの厚さのメツゲリア(苔)が覆っています。7月の気温は16度。未記載種かもしれないマブアレテ(鳥)の姿や、眼下に霞むリクンゴ渓谷の絶景を楽しみました。尾根を伝って1,700mの最高地点へ。倒れたミリシアの幹に付いた苔は深い黒緑色を湛えています。ケリマネで購入した500メティカルのパン(pao)で腹を満たし、午前9時には丸太から滑り落ちるニシキヘビを目撃しました。
失敗談:最初は村のガイドなしで登ろうとしましたが、尾根を間違えて3時間も藪漕ぎした挙げ句、登頂できませんでした。森には道がなく、ガイドの同伴は必須です。また、安全な水源はなく携帯の電波も届かないため、3リットルの水とPLB(個人用捜索救助ビーコン)の持参が欠かせません。さて、あなたは250ドルの4WDチャーターと40ドルのガイド料を払って、ナマンジョロからこの苔むした「Google Earthの森」へ挑みますか? それともマブ山は諦めて、より近いジレ国立保護区を選びますか?