アジアのトップホテルで2位に選ばれた香港のザ・アッパーハウスホテル!

アジアのトップホテルで2位に選ばれた香港のザ・アッパーハウスホテル ザ・アッパーハウスは昨年、世界で2位、アジアで1位の栄誉を受けた「The World's 50 Best Hotels」に選ばれました。 賑やかな尖沙咀の海沿いに位置し、かつては100年の歴史を持つ埠頭でした。 香港の名門チェン家の3代目が、10年の歳月をかけてVictoria Docksideを建設しました。その一角にあるザ・アッパーハウスホテルは、香港やチェン家にとって特別な意味を持っています。 車が風光明媚で観光客でにぎわうソーホーロードを通り抜け、秘密の塔の門に入ると、都会の喧騒は消え去り、美しいビクトリア港の景色が一望できます。静かな玄関前庭が目に入ります。 従業員が荷物を預かり、専用の銅製の大門を開けてくれます。ドアマンの「ウェルカム」の声とともに、私のザ・アッパーハウスの時間が始まりました。 ロビーには多くの宿泊客がいましたが、フロントスタッフは迅速かつ丁寧に手続きを済ませてくれました。プロフェッショナルで細やかな対応で、まさに帰ってきたような気分でした。人が多いと、サービスが低下する傾向にあるホテルが多い中、ザ・アッパーハウスは違いました。 ザ・アッパーハウスのデザインは、「一つの街に一つの作品」を理念とする中国人ホテルデザイナーのジー・ユートン氏が7年の歳月をかけて作り上げました。京都のホテル、ロンドンのザ・アッパーハウス、東京の安田屋、広州のマンダリン・オリエンタル・グアンジューなど、同氏の代表作はホテル愛好家の憧れの的です。ジー氏は「垂直の庭園」をコンセプトに、無数の人々を魅了する美学を展開しています。 ザ・アッパーハウスは、どの都市に開業しても芸術品の選択眼には定評があり、世界の旗艦店である香港店はさらにそうです。ロビーのある2階を見渡せば、彫刻、花壇、ベーカリー、レストランなど、様々なアートスタイルの作品が、モダンでアヴァンギャルドな新鮮な空気を醸し出しています。 私は33階に宿泊しましたが、エレベーターホールには革製の丸椅子が設置されていて、休憩できるよう配慮されていました。エレベーターを出ると、客室とパブリックスペースの中間領域があり、ショーケースと長椅子が並んでいて、客室の延長上にくつろげる空間が用意されていました。エレベーターを待つ僅かな時間でも、香港の光と影を垣間見ることができます。