「カーラ・ディ・ルーナ(Cala di Luna)」は、カーラ・ルーナ(851)と同じビーチですが、ここでご紹介するのは崖上からの景色です。洞窟ビーチの高さ80mにある廃墟となった羊飼いの小屋(ピネッテと呼ばれる伝統的な石造りの小屋)で、カーラ・フイーリからのスプラモンテのトレイル、またはコドゥラ・ディ・ルーナの出口からアクセスできます。私は朝7時に出発し、フイーリからルーナまでトレッキングをして、10時に西側の尾根を登り小屋のある岩棚に到着しました。
この岩棚を特徴づけているのが、崖に群生する苔です。羊飼いがヤギを飼っていた水路の廃墟にはイワダレゴケやミズゴケ、崩壊したピネッテの石灰岩にはホウオウゴケ、そして洞窟ビーチへと落ち込む崖の湧水地にはフタマタゴケが自生しています。小屋が建つ場所は、苔が土壌を留めている、周囲200mの範囲で唯一建物を建てられる岩棚でした。苔からわずか2m離れた場所で、小屋の壁を風よけにして昼食をとっていると、眼下にはエメラルドグリーンの海が広がり、カラスがチーズの切れ端を隠そうとする姿が見えました。なお、小屋は100年前の空積み石壁のため非常に不安定です。壁には絶対に寄りかからないでください。
失敗談:「洞窟住居」という言葉から、ビーチの洞窟に泊まれると勘違いしていました。海岸の洞窟は高潮などの浸水リスクがあり保護対象に指定されていますし、スプラモンテの小屋も安全ではありません。キャンプをするならカーラ・ルーナの後背地にある牧草地にしましょう(野営扱いとなりますが、7〜8月のハイシーズン以外のオフシーズンなら事実上黙認されています)。もう一つの失敗:トレッキングポール(ストック)を持たずに尾根を登ったため、石灰岩に生えた草で足を滑らせてしまいました。高低差80mと短いですが、身を隠す場所もなく滑落の危険が伴います。あなたは住居跡と苔が織りなす絶景を求めてカーラ・ディ・ルーナの岩棚をトレッキングし、そこから洞窟へと下りますか?それともボートでビーチへ直行して、登り坂はスキップしますか?
カラ・ゴロリッツェは南部の象徴的スポットです。143mの石灰岩の尖塔(アグーリア)、海のアーチ、白い小石のビーチを擁するユネスコの天然記念物で、1日250人の入場制限があります。入場には「Heart of Sardinia」アプリで6〜7ユーロのQRチケットが必要で、ボートの上陸は禁止されています(沖合の停泊地から泳ぐ必要があります)。バウネーイ側のス・ゴルゴ高原からのハイキングは、3.5kmの道のりで下り90分、上り2時間です。あるいは、カラ・ゴノーネやサンタ・マリア・ナヴァッレーゼからボートで向かい、泳いで上陸することも可能です。私は6月の朝6時半にス・ゴルゴからのハイキングに出発し、登山口のキオスクで7ユーロのQRチケット代を払い、セイヨウヒイラギガシの森を下りました。
崖の苔は尖塔の北側の根元に群生しています。雨上がりにアグーリアから水が滴る石灰岩の湧水地にはスギゴケ(Polytrichum)やホウオウゴケ(Fissidens)が、上部ルートの落ち葉の中にはミズゴケ(Sphagnum)が、そして波しぶきが当たるアーチの裏側には黒い地衣類のアナイボゴケ(Verrucaria)と緑のホウオウゴケが混ざり合っています。朝8時にビーチに着くと、柔らかな光の中で苔は銀色に、尖塔は淡いピンク色に輝いており、人は全部で12人ほどしかいませんでした。しかし11時頃には、上限の250人に達するほど明らかに混雑してきました(レンジャーが登山口で人数をカウントしています)。
失敗談:私は13時にハイキングで登って帰ろうとしましたが、石灰岩の上は34℃の猛暑でした。朝8時までに下って泳ぎ、10時半には登り始めないと、這って進む羽目になります。もう一つの失敗:チャーターした複合艇(RIB)でアーチの写真を撮るために「上陸」させてもらった結果、船長が500ユーロの罰金を取られました。ボートは100m手前で待機し、そこからは泳いで入るしかありません。皆さんは、朝8時の朝日に輝く尖塔と苔の絶景を見るためにス・ゴルゴからゴロリッツェへハイキングしますか?それとも、カラ・ゴノーネからボートで向かい、シュノーケリングをしながら泳いで上陸しますか?(海からのアクセスならQRチケットの行列はありませんが、入場制限自体は適用されます。)
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カラ・マリオルと崖の苔石灰岩:「人魚の涙」と呼ばれる小石のビーチ easytravelpost。
カラ・マリオル(Cala Mariolu)はカラ・ルナの南3kmに位置する、白とピンクの小石(「人魚の涙」)が広がる小さな入り江です。環境保護のため、1日の入場制限は700人に設定されており、「Heart of Sardinia」アプリのQRコードで管理されています(入場料1ユーロ、7~8月は72時間前までに要予約)。カラ・ゴノーネ(Cala Gonone)からのボートは入り江の周りを旋回するだけで、岸へは泳いで渡る必要があります。南側のサンタ・マリア・ナヴァッレーゼ(Santa Maria Navarrese)からの方が距離は近く、複合艇(RIB)で約35分です。私は6月、カラ・ゴノーネからゾディアックボート(1人95ユーロ、所要8時間、定員12名)を利用し、11時30分に沖合50mの場所に停泊しました。
小石のビーチの頭上には、石灰岩の岩肌に崖の苔が群生しています。風に吹きさらしの岩棚にはシモフリゴケが、北端の湧き水が滴る場所(ここがモンクアザラシを意味する「マリオル」という名前の由来です)にはホウオウゴケが、南側の洞窟の入り口の湧水地にはフタマタゴケが自生しています。12時に北側の岩礁でシュノーケリングを楽しみ、水面に顔を出して小石のビーチに上がると、頭上3mのところにある苔が太陽の光を浴びて青々と輝いていました。売店はないので、水とパニーノ(軽食)は必ず持参してください。巡回するレンジャーが1ユーロのQRコードをチェックしに来ます。
私の失敗談:7月にQRコードを持たずに訪れた際、レンジャーにボートへ追い返されてしまいました。プライベートの複合艇を利用する場合でも、カラ・ゴノーネを出発する前に必ずコードを予約・取得しておいてください。もう一つの失敗:ポシドニアの群生地(緑の海草の藻場)に錨を下ろしてしまい、船長から150ユーロ相当の罰金と大目玉を食らいました。停泊時は必ず砂地に錨を下ろし、藻場は絶対に避けてください。さて、あなたは11時に到着するゾディアックボートに乗って、北側の湧き水と苔の群生する小石のビーチを目指しますか?それとも、ス・ゴルゴ(Su Golgo)から90分かけてハイキングし、混雑するボートの群れを避けてアクセスしますか?