日本 関東地方 丹沢大山国定公園 苔むした杉の道
大山阿夫利神社へのルートは、伊勢原駅(新宿から小田急線で約70分、1,210円)からスタート。バスでケーブルカー乗り場へ向かい(往復1,000円、ICカード可)、標高1,252mの大山山頂を目指します。
今回は宮ヶ瀬方面へ続く古い杉並木の道を下りました。樹齢300年を超える杉の根には見事な苔が蒸し、立ち込める深い霧の中で木々はまるで水墨画のような幻想的な姿を見せてくれます。入山は無料で、事前許可も不要です。
失敗談:1月に訪れた際、苔の下が凍結しており、尾根から滑落しそうになりました。苔を最も美しく鑑賞できるのは、雨上がりの5月〜7月、あるいは湿度が高い9月がおすすめです。
阿夫利神社の神職の方が塩むすびを分けてくださり、「杉は苔を飲み、苔は雲を飲む」という言葉を教えてくれました。ケーブルカーはカード決済が可能ですが、登山口にある豆腐店(400円)は現金のみなのでご注意を。
水は1リットルほど持参しましょう。途中の湧き水はあまりあてになりません。霧の向こうに広がる宮ヶ瀬湖の絶景こそが、この山行の最大のご褒美です。
聖なる山にケーブルカーは必要なのか、それとも自らの足で登る巡礼者のためにその苔むした静寂を守り続けるべきなのか。考えさせられる旅でした。