ライトハウス・エールとスモークニシン:ボルにあるスヴァネケ・マイクロブルワリー・バーで2026年のノックアウトラウンドを観戦
ボーンホルム島の最東端にある、蜂蜜色の燻製小屋と醸造所の町スヴァネケ。ここにはデンマークのクラフトビールの先駆けである「スヴァネケ・ブリュグフス(Svaneke Bryghus)」があり、バルト海と白いスヴァネケ灯台(Svaneke Fyr)を見渡すテラス付きのテイスティングルームが楽しめます。私は準々決勝に合わせてここを訪れました。イースタッドからのフェリーが到着したタイミングで(あるいは島の130kmの海岸線をサイクリングした後に)立ち寄り、スヴァネケ・ブリュグフスのペールエール(330ml、55〜65デンマーク・クローネ)と、ボーンホルム名物ニシンの燻製の小皿(地元で燻製された身の締まった脂の乗ったニシンに、マスタードディルソースとライ麦パンのクリスプ添え)を注文し、テイスティングルームのモニターで試合を流してもらうようお願いしました。テラスからは潮風が吹き込み、店内では薪の煙とホップの香りが入り混じります。試合終盤に決勝点が入ると、メリノウールを着たサイクリストやウォーキングポールを手にしたシニア層など、デンマーク人のバカンス客を中心とした店内からはゆっくりとした拍手が沸き起こり、その後またエールの麦芽の味わいを楽しむ穏やかな時間へと戻っていきました。ボーンホルム島へはキューゲ、またはスウェーデンのイースタッドからフェリーでアクセス可能です。宿泊はスヴァネケの茅葺き屋根のコテージがおすすめ(1泊800〜1,300デンマーク・クローネ、夏期は数ヶ月前からの予約が必須)。私がここをおすすめする理由は、ボーンホルム島がデンマークならではのスローライフの象徴(魚の燻製、丸い教会、ぽつんと佇む灯台)だからです。ビールを片手に、崖下で波打つ海の音を聞きながらワールドカップの決勝トーナメントを観戦するひとときは、たまらなく魅力的な雰囲気に包まれます。本土では決して味わうことのできない、バルト海の潮風を感じる特別な体験となるでしょう。