スロバキア・パラダイス国立公園:スハー・ベラー渓谷でハシゴと鎖を使って滝を登る
スハー・ベラーは、スロバキアで最もドラマチックな渓谷です。全長3.7km、標高差420m、片道約2時間の道のりで、ミソヴェ滝(落差29.5m)、オキエンコヴィー滝、コリトヴィー滝、ボチュニー滝の脇に設置された金属製のハシゴや鎖が張られた岩肌、固定された丸太のステップを使って登っていきます。私はポドレソクの駐車場(有料、1日約5ユーロ、カード決済可)に車を停め、7月下旬の朝7時半に出発しましたが、それでも最初のハシゴの場所で25分待ちました。午前10時にもなると渓谷内は渋滞します。ルートは上流へ向かう一方通行(緑色の標識)のみで、下山はクラシトリスコ台地を経由するルート(ポドレソクに戻る2.5時間の周回)になります。登山口では手袋は販売されていないので、薄手のものでも持参しないと絶対に後悔します(鎖との摩擦で手が痛くなります)。サンダルは避け、必ず防水性のトレッキングブーツを着用してください。乾燥する8月でも、ミソヴェ滝の水しぶきで足元はずぶ濡れになります。登山道自体に料金所はありませんが、ポドレソクの案内所かオンラインで国立公園の入園料(1日約2ユーロ)を支払う必要があり、レンジャーによる巡回チェックも行われています。飲み水は1.5リットル持参しましたが、登りの途中に湧き水はないため全部飲み切ってしまいました。冬場はハシゴが凍結するため、実質的に渓谷は閉鎖状態となります(11月〜4月はアイゼンが必須)。失敗談:30リットルのバックパックを背負っていたため、オキエンコヴィー滝の岩の隙間を通り抜ける際に引っかかってしまいました。荷物は最大でも15リットル以内に抑えることをおすすめします。ここでふと疑問に思うのですが、このハシゴだらけの渓谷は「冒険」なのでしょうか、それとも「テーマパーク」なのでしょうか?そして、一方通行のルールは本当に安全性を高めているのか、それとも単に混雑をさばくためだけなのでしょうか?