第2ターミナルの新クリスフライヤーラウンジでワールドカップの熱気を体験。
改装されたばかりの第2ターミナルにあるシンガポール航空のクリスフライヤーラウンジに足を踏み入れると、その空間がどれほど細部まで考え抜かれて生まれ変わったかに感動しました。座席数は大幅に増え、あらゆる旅行者が快適に過ごせるようになっています。また、新設されたキッズルームは、より温かく、誰もが歓迎されるおもてなしの心を感じさせる魅力的な空間です。食事も嬉しいアップグレードを遂げていました。高級スピリッツからなめらかなアイスクリームまで、文句なしの充実したラインナップですが、私の朝食のメインはライブステーションでした。そこでいただいた「クエティオ・トゥン(平打ち米粉麺のスープ)」は、シンプルで心温まる風味豊かなスープで、本当にホッとさせられました。それに添えられた、鮮やかな赤唐辛子のスライスがアクセントのベジタリアン・ビーフンや、優しい抱擁のように滑らかな鶏粥も絶品でした。食後、ワールドカップを放送しているテレビ画面に目をやると、少人数の乗客が画面の周りに集まり、静かに見入って一体となっているのに気づきました。それでもやはりラウンジらしく、アームチェアでうたた寝をする人やノートパソコンに向かって仕事に集中する人たちに囲まれているため、誰一人として大声で歓声を上げることはありませんでした。ここでは誰もが、自分の仕事や休息といった自分だけの世界を大切にしています。その間も、トイレは常に清潔でエレガントに保たれており、クリスフライヤーならではの高い基準が一貫して守られていました。贅沢さ、快適さ、そして静かに共有される時間の中にある連帯感――たとえそれが、控えめな微笑みや画面へのちらりとした視線だけで祝われるものであったとしても、このラウンジはそれらのバランスをとる芸術を完璧にマスターしているという印象を私に与えてくれました。