ドローンで可克達拉の田んぼアートを空撮、天然の稲が大きな地図模様を描く
十四師昆玉市可克達拉まで自家用車で入ると、広大なゴビ砂漠の奥深くに万畝もの連続した田んぼがあるとは想像しにくい。道端にはかわいいお米のキャラクター彫刻が立っており、黒米の粒はもちろん白米の粒と一緒に写真を撮って記念に残す。
田んぼの風景を完全に楽しむには、ドローンが絶好の選択だ。平地に立つと部分的にしか見えないが、空に上がると視界が一気に広がる。田んぼでは色の異なる稲の株を利用して巨大な田んぼアートを描き、山々、稲穂、エビやカニ、穀倉、錦鯉などの模様が層を成している。全行程で一切の着色料を使わず、天然のままゴビの野原にしかない絵巻を描き出している。画面には「可克達拉へようこそ」と「緑水青山はまさに金山銀山」という文字があり、兵団の人々が砂漠を治めて田を開墾してきた年月を率直に語っている。
目の前の7.38万畝の高標準良田は、かつては黄砂に覆われた塩碱荒地だった。援疆支援と効率的な節水灌漑技術に頼り、兵団の世代を超えた人々が土壌を改良し続け、ついに砂漠の縁で安定した収穫が可能な田んぼを育て上げた。地元では稲とカニの共生モデルを推進し、同じ田んぼで穀物の栽培と水産養殖を両立させ、一地二収を実現している。
園区には展望塔も整備されており、ドローンがなくても高所から田んぼ全体の景観を楽しめる。道路は整備されており、自家用車での駐車も便利で、観光客は少なく、写真撮影の場所取りに困ることもない。多くのネットで話題の田んぼ観光地は商業化が強いが、可克達拉は特に静かだ。目に映るのは温かみのある緑、静かに流れる用水路、風に揺れる稲の波の音、癒しと安らぎに満ちている。
多くの観光客は新疆に来ると草原や湖を目指すことが多く、この兵団の小さな田んぼはあまり知られていない。ゆっくり歩いて展望台に登り、田んぼアートの模様をじっくり観察すると、砂漠を治めるために数十年にわたりゴビに根を下ろし荒地を改造してきた人々の努力がはっきりと見える。このゴビに緑のオアシスを作り出した重みと感動は、他ではなかなか味わえない独特の体験である。