フランス ヴェルドン渓谷:ラ・マリーヌからのサンティエ・マルテル左岸トレイル
シャレー・ド・ラ・マリーヌから出発するサンティエ・マルテルは、ヴェルドン渓谷の定番ルートです。片道15km、「渓谷の底」という宣伝文句に騙されがちですが、実際には累積標高差600mのアップダウンがあり、所要時間は6.5〜7時間です。私は6月中旬に歩き、朝7時50分に出発して、太ももの筋肉痛と闘いながら15時30分頃にポワン・スュブリムに到着しました。左岸のルートは、ラ・マリーヌから川に向かって下り、その後は石灰岩を削ってできた岩棚の上をジェットコースターのように進み、有名なトンネルを抜け(ヘッドライトは必須です!1つは距離が長くて真っ暗です)、ルゴンの上にあるポワン・スュブリムでゴールとなります。
ルート上に水場はありません。私は3Lの水を持参し、そのうち2.5Lを消費しました。日陰のないエリアが長く続き、白い岩肌に反射する紫外線は容赦ありません。だらだらと続く偽平坦の下り坂では、トレッキングポールがあったおかげで膝を痛めずに済みました。トレイルには赤白のマーカーで目印がされていますが、場所によっては滑落の危険があるむき出しの道もあるため、崖の端から身を乗り出しての自撮りなどは厳禁です。写真を撮りながら歩いた場合、平均ペースは最大でも時速4km程度です。
交通・アクセスについて:ラ・マリーヌの駐車場は県道D23号線沿いの未舗装の空き地です。無料ですがスペースが狭く、7月には朝8時半までに満車になります。ポワン・スュブリムから自力で登って戻るルートは心が折れるほど過酷なため、ほとんどの人はラ・マリーヌへ戻るタクシーやシャトルバスを事前予約しています(ハイシーズンで1人あたり15〜25ユーロ)。私は片道だけ歩き、事前に車での送迎を手配しておきました。道中で見かけた失敗例:キャンバス地のスニーカーを履いたカップルが、靴をびしょ濡れにして滑りまくっていました。私の見解——これは「散歩」ではなく「本格的な山歩き」です。行くなら春か秋がおすすめで、7月の猛暑時期は避けてください。シャトルバスでのクレジットカード決済は端末が不安定な場合があるため、乗車前に確認しましょう。