スコットランド・ハイランド地方 アシント スタック・ポリー 断崖と苔むした山頂。
スタック・ポリー(標高612m)は、まるで漫画に登場する山のようなアシント地方のシンボル的存在です。トリドニア砂岩からなるクジラの背のような形をしており、山頂は無数の尖った岩と苔に覆われています。私はロッキンバーから自転車(約8km、レンタサイクル1日25ポンド)で向かい、登山口(駐輪無料)に鍵をかけて停め、西峰までの登山道を45分で登りきりました。断崖の苔むしたエリアは北側のカール(圏谷)にあります。どの岩棚にもフリンジモス(苔)が群生し、大西洋沿岸特有のシダ植物が茂り、そこから見下ろすルガン湖からスイルベン山にかけての景色は息をのむほどの絶景です。
「初心者向け」の西峰へは歩きやすい道が続いていますが、東峰へは岩峰をよじ登る(足だけでなく手も使う)スクランブリングが必要です。私は両方制覇し、往復で2時間30分かかりました。ふもとではミッジ(吸血性の小昆虫)が容赦なく襲ってきますが、山頂にはいません。山の上には水場がないので、必ず1.5リットルの水を持参してください。アクセスにはコンタクトレス決済対応の806番バスで分岐点まで行き、そこから1kmほど歩くルートもあります。
人の優しさに触れた出来事:山頂で出会ったバードウォッチャーの方が、スイルベン山の上空を飛ぶイヌワシを教えてくれ、フィールドスコープ(望遠鏡)まで貸してくれました。
1,000m級の山のような風格を持つ標高612mの丘は、本物の高山よりも素晴らしいのでしょうか、それともただの幻惑なのでしょうか?