211. ジョージア・スヴァネティ:シュハラ氷河と苔むす塔の村ウシュグリ 🇬🇪
212. ジョージア・トゥシェティ:オマロとダルトロ
上部スヴァネティの標高2,100〜2,200mに位置するウシュグリは、4つの集落(チャジャシ、ジビアニ、ムルクメリ、レシュクラシ)で構成されています。約30の中世の塔が立ち並び、エングリ渓谷の奥には標高5,193mのシュハラ山がそびえるその姿は、「ヨーロッパで最も高い場所にある定住の村」とも称されます。アクセスは, トビリシからバニラスカイ航空でメスティアへ(90ラリ、30分、天候次第。私の場合、欠航で1日ずれましたので予備日を設けるのが正解です)。メスティアに3泊し、乗り合いの4x4でウシュグリへ向かいました(片道1人50ラリ、1.5〜2時間、メスティア09:00発)。宿泊はジビアニのゲストハウスに2泊しました(1人1泊2食付き90ラリ、発電機による電源、ATMなし。メスティアで小額紙幣を用意し400ラリは持参すべきです)。
この旅で最も心惹かれた「苔の世界」は、シュハラ氷河のトレイル(往復14〜16km、5〜7時間。モレーンの上のシッポゴケは見事ですが正午には激混みします)のことではありません。それは午前07:30のチャジャシにあるラマリア教会の塔の北壁です。スレート板から染み出した雪解け水が、9世紀の石壁に2cmもの厚さでハイゴケを育んでいます。08:00までシュハラ山から霧が立ち込め、下の牧草地からはカウベルの音が響きます。塔の内部(家族が持つ鍵で入るのに5〜10ラリ)の窓枠にも苔が息づいています。
【失敗談】
1. ウシュグリをメスティアからの日帰りにしてしまったこと。往復3時間の運転で滞在はわずか90分。午前11時の強い光の中でチャジャシを見る羽目になり、07:30の幻想的な塔の苔を逃しました。ぜひジビアニに宿泊してください。
2. 50ラリの運賃に対し100ラリ札を出したこと。お釣りがなく50ラリ損をしました。必ず10ラリや20ラリの小額紙幣を持ち歩きましょう。
3. 6月のシュハラトレイルでトレイルランニングシューズを履いたこと。標高2,800m付近のスノーブリッジのぬかるみで滑りました。メスティアでゴム長靴を15ラリで借りるべきでした。
【役立ち情報】
メスティアで買うべきもの:4.50ラリのクブダリ(ミートパイ)。ウシュグリの宿の夕食(28ラリ)も良いですが、ランチはメスティアで済ませるのが得策です。装備:水2.5L、90ラリのブーツ、40ラリのシェルジャケット。標高2,200mの夜明けは6℃まで冷え込みます。
【ローカルルール】
ウシュグリへの入場料は不要。塔の見学は家族に5〜10ラリの現金を支払います。メスティア〜ウシュグリ間は4x4必須(2024年に舗装されましたが、依然として4x4が推奨されます)。バニラスカイはカード予約可能ですが、メスティア現地では現金が必要です。チャジャシの塔の苔は1000年かけて育まれたものであり、足置きではありません。大切にしてください。
【個人的な意見】
ウシュグリといえばシュハラ氷河が有名ですが、午前07:30のチャジャシ、苔むしたラマリア教会の壁こそが、混雑無縁の至福の10分間を与えてくれます。ジビアニでの宿泊(90ラリ・食事付)は、メスティアからの日帰り旅行とは比べものにならない価値があります。9世紀の教会の壁に宿る苔を見るためだけに、発電機で明かりを灯す塔の村に50ラリと一晩を投じる価値があるか? 私は、絶対にあると思います。