フランス南部、ガール県に位置するポン・デュ・ガールは、ローマ帝国時代に建設された高架水道橋です。ローマ時代の水道橋としては最大規模かつ最も保存状態の良いものの一つです。紀元1世紀に建設されたこの橋は、高さ約50メートル、最長部で約275メートルに及びます。1985年、ポン・デュ・ガールはユネスコ世界遺産に登録されました。その姿は5ユーロ紙幣にも描かれています。
ポン・デュ・ガールは、ニーム市への給水路として利用された全長約50キロメートルのニーム水道橋の一部です。建設には約15年の歳月を要しました。500年近くにわたる使用にもかかわらず、驚くほど良好な状態で保存されています。1958年には、100年に一度と言われる大洪水にも耐えました。2000年、フランス政府は保存プロジェクトを実施し、周辺地域に博物館などの施設を建設しました。