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西寧

西寧(せいねい）西寧は青海省の省都。青海省の省名は省内にある青海湖からとられています。古くは西戎、漢代は羌の領域であり、また唐代・宋代は吐蕃の版図でした。青海省は、青蔵高原の東北部に位置し、省全体が海抜三千～五千メートルの高地にあり、広大な草原が広がり中国の主要な牧畜地区のひとつです。住民は漢族のほか、チベット族、回族、土族、ラサール族、モンゴル族、カザフ族など。タール寺西寧から西南へ25キロ。ゲルク派の創始者であるツォンカパ（1357～1419）の生地であることを記念して1560年に建てられた。チベット名ではクンブル寺。クンブルとは十万仏の意で、ツォンカパの生地に生える菩提樹の葉の一葉一葉に仏が宿っているという意味で、こう名付けられたそうです。中国名の塔爾寺は、ツォンカパを記念して建てられた本殿である大金瓦寺の大銀塔にちなんで付けられたと言われます。大銀塔にはツォンカパの遺物が納められています。タール寺で年に四度の大法会が行われ、それぞれ旧暦の一月・四月・六月・九月、それ以外に小法会が二月と十月。法会とはラマ憎が法を説き、仏を供養するなどのために行われる行事ですが、タール寺ではそれに加え、仮面踊り、タンカ晒し、バター細工の展示などが行われ、多くの信徒を集めています。<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/100t0n000000dzfyg97B1_Z_1000_0.jpg" imageid="188920476" sourcewidth="1000" sourcehight="669"><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/100n0h0000008s86kB1B7_Z_1000_0.jpg" imageid="118487769" sourcewidth="1000" sourcehight="667">青海湖（せいかいこ）西寧の西150キロ。中国一番の塩湖で、周囲は360キロメートル、面積は4560方キロメートルに達し、日本の琵琶湖の六倍にもなります。青海省の省名の由来になり、モンゴル語ではココノール、青い湖の意です。湖の北西部には鳥島と名付けられた島があり、毎年10数万羽の鳥が青海湖に飛来しますが、そのうちの三分の一は鳥島に集中します。青海湖に生息する魚は湟魚と一種類のみで、学名を裸鯉魚といいます。青海湖の標高は3266メートル。西寧からくると手前に日月峠があり、ここが中国内陸とチベットの分水嶺で、ここを越えると裸麦の農耕の世界から草原の遊牧の世界へと景色は一変します。 この峠に唐の時代にチベット王ソンツェンカンポに嫁いだ文成公主を偲ぶ日月亭があります。<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/100u0n000000e1n7i80AF_Z_1000_0.jpg" imageid="189621560" sourcewidth="2912" sourcehight="2053"><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/100f0h0000008qxizFDCF_Z_1000_0.jpg" imageid="118211345" sourcewidth="1000" sourcehight="667">

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