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西安

西安(せいあん）関中平野の中心に位置します。西周が初めてここに都を定めたのは紀元前1134年のこと。それ以来、十一の王朝がこの地を都としてきました。その間およそ2000年、古都と呼ぶにふさわしい歴史を持っています。東周から洛陽へ遷都しました。シルクロードの東の起点でもあり、絹は砂漠を越え、遙かローマの都にまで運ばれていました。また、日本との関わりの深い町でもあり、阿倍仲麻呂、空海、多くの日本人が遣隋使、遣唐使の時代から足跡を残しています。 兵馬俑坑（へいばようこう）<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0355i12000cg3s5l488FF_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35991642" sourcewidth="1200" sourcehight="900" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0353912000e8ptgs4114C_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35991810" sourcewidth="1200" sourcehight="800" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0350v12000cg3s2k05066_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35991831" sourcewidth="1200" sourcehight="900" >農民により偶然発見された秦の始皇帝陵の付属坑。秦陵の東側1500メートルのところにあります。現在は3つの坑が発見されており、出土した武士俑は800体、木造戦車18台、陶馬100頭あまり。配列から推算すると、この3つの坑には、武士俑7000体、戦車100台、軍馬100頭以上があったとみられます。1987年、兵馬俑坑と秦始皇帝陵は【世界遺産】として登録され、世界八大奇跡とも称されています。 秦始皇陵(しんしこうりょう)秦の始皇帝(前259～前210、前246～前210在位)の墓で、高さ55メートル、周囲2000メートル。始皇帝は前247年、十三歳で即位、前221年に全土を統一し「皇帝」の称号を名乗った。即位翌年から自らの陵墓の造営に着手し、36年の歳月と70万人の使役を費やして完成させた。『史記』の記載によれば、墓室は宝石をちりばめた宮殿や楼閣があり、盗掘者が侵入すれば矢が放たれる仕掛けが備えられ、水銀を流した海や川が造られているという。1980年陵の西、約20メートルの地点で実物を二分の一に縮小された青銅製の馬車が二両発見され、内一両は復元されて兵馬俑博物館に陳列されている。<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0354712000ee76f5s8405_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="38633841" sourcewidth="4000" sourcehight="3000" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0351l12000cg3s24o5D01_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="38633820" sourcewidth="1200" sourcehight="900" > 西安城壁（せいあんじょうへき)<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0351012000cg3s2mb1901_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35991873" sourcewidth="1024" sourcehight="768" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0357012000e8pz8s98F98_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35996556" sourcewidth="800" sourcehight="548" >隋・唐の長安城の皇城の基礎の上に明代初期に城が築かれました。それが、今残る西安の城壁で、中国の中世後期の代表的な城壁のひとつです。ただし、面積は唐の時代の九分の一に縮小されて、逆に唐の時代の長安城の大きさが知れています。城壁の長さはおよそ12キロメートル、高さは12メートル。120メートルおきに見張り台が作られ、城壁の外周には98の敵楼を設けられ、その上に櫓が築かれています。城壁の外側には堀がめぐらされています。城壁の美しさ、門の美しさはいまなお人々を魅了してやまないでしょう。 大雁塔（だいがんとう）<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0355b12000cg3s27lDE02_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35992027" sourcewidth="1024" sourcehight="768" >大慈恩寺の院内に建ってあります。645年、三蔵法師玄奘がインドから大量のサンスクリット語の経典を持ち帰えると、大慈恩寺で漢訳の仕事を始めました。訳出された経典を収蔵するために、652年に院内に大雁塔が建てられました。高さは64メートル、四角七層です。創建当時はインド洋式の五層の仏塔でしたが、その後改修が行われ、明代に現在の姿になりました。 陝西省歴史博物館（せんせいしょうれきしはくぶつかん）中国の博物館のなかで展示品の面でも設備の面でも最も優れた博物館のひとつとして数えられます。収蔵文物は37万点、展示面積は一万六千平方メートル。第一展覧室は藍田猿人の化石から秦代までで、西周時代（紀元前11～8）の青銅器がみものです。第二展覧室は漢代から魏晋南北朝時代まで、第三展覧室は隋、唐、宋、明、清の各時代の文物が展示されています。<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0355312000cg3scf8C6E3_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="38633967" sourcewidth="1600" sourcehight="1200" > 青龍寺（せいりゅうじ）<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0351212000e8puz9y22C2_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35992076" sourcewidth="1280" sourcehight="853" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0352b12000cg9706u4379_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35992300" sourcewidth="959" sourcehight="640" >隋の開皇2年（582年）に建てられた寺院、唐代の密宗大師恵果の修行の地でした。唐貞元二十年（804年）、日本からの遣唐使空海は青龍寺で恵果を師として拝み、密宗の嫡伝を得られました。その時期、日本から唐に入って法を求める僧侶は多く、中には空海、円行、恵遠、円真、宗叡などが青龍寺で求法したことがありました。空海（号弘法大師）は日本に帰国後真言宗を創立し、「東密」を開いた祖先となりました。二十世紀の八十年代、空海出身地の香川県のご提案で、寺院内で空海記念碑と恵果空海記念堂を建てられました。 高家大院（こうかだいいん）<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0357312000cg3rtqd42DE_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="38628129" sourcewidth="1080" sourcehight="810" >西安市の繁華街・北院門清真小吃街（回民街）に位置し、西安では最も完全に保存されている北方民居の一つです。見学では、古建築物のほか、民間の切り紙、影絵芝居、箏演技、秦腔、合陽の糸人形、華陰の老腔などの民間芸術演技を鑑賞することもできます。 化覚巷清真寺（かかくこうせいしんじ）<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0352312000cg3rrpv5A88_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="38628115" sourcewidth="1600" sourcehight="1200" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0354712000cg3rq5h6F63_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="38628108" sourcewidth="1279" sourcehight="859" >創建は唐の時代（742年）、敷地面積一万三千平方メートル。歴代とも修繕され、現存する建物は主に明清時代の建築物で、レンガ彫刻、石彫刻、木彫りは「三絶」と言われ特に有名です。西安には八万人以上のイスラム教徒がいると言われます。その信徒たちの信仰の拠り所になっているのがここ清真大寺。入り口には「臨下有嚇」（臨めばおそれあり）と書かれて、一切を忘れひたすらアラーに祈り、それが礼拝だといいます。 回民街屋台 （かいみんがいやたい）<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0351j12000cg3s8eu35E6_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35992825" sourcewidth="2290" sourcehight="1286" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0355912000cg3sbu8B607_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35992797" sourcewidth="1920" sourcehight="1066" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0354n12000cg3seat6FD0_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35993329" sourcewidth="1920" sourcehight="1280" >西安はシルクロードの起点として、シルク（絹）だけではなく、人や文化、そして様々な食文化もシルクロードを通って伝わったのです。回民街の近くに西安大清真寺（モスク）があり、かつてはイスラム教徒が数多く住んでいて、イスラムと中国がミックスされた独特の食文化を持つようになりました。ここでは、羊肉のシシカバブ店やイスラム系飲食店など様々なお店が並んでいます。回民街で食べる焼きたての羊肉串は西安旅行の良い思い出になるでしょう。 餃子宴と唐代歌舞ショー&nbsp;<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0350612000e8px53s848E_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35993084" sourcewidth="1200" sourcehight="867" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0352p12000e8pws253CFD_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35993077" sourcewidth="1200" sourcehight="674" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0350z12000e8px2dzED95_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35993070" sourcewidth="1200" sourcehight="674" >西安名物の餃子宴をご賞味いただいた後、則天武后と唐高宗及び楊貴妃と玄宗皇帝の恋物語などの唐代絵巻を華麗に再現する歌舞ショーをご観賞ください。海外や日本でも上演経験のある有名な歌舞団が熱演します。 点心料理（てんしんりょうり）<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0354z12000e8pxru92A98_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35993847" sourcewidth="1280" sourcehight="1280" ><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0352v12000cg3seapD89E_Z_1000_0.jpg" source="ttd" imageid="35994001" sourcewidth="1280" sourcehight="853" >麺類や羊料理などが有名な陝西省各地の小吃が揃っての点心料理も老舗の西安飯莊で召し上がっていただきます。