京都から車ですぐの宇治の中心に位置する、静謐な禅寺、萬福寺を訪れてみましょう。宇治は抹茶と有名な平等院で有名ですが、わずか数分のところに、日本でも他に類を見ない、この隠れた名寺があることに気づく旅行者はほとんどいません。
萬福寺の門をくぐると、たちまち異空間へと誘われます。時空を超えて、そして文化の息吹を感じられるでしょう。1661年、中国の僧侶隠元龍樹によって建立された萬福寺は、黄檗宗の総本山です。隠元は新しい禅の様式をもたらしただけでなく、中国の影響の波も持ち込みました。それは今もなお、寺院の建築、間取り、そして精神的な雰囲気に深く刻まれています。
萬福寺の真髄は、紛れもなく中国明朝様式の建築様式にあります。これは日本では稀有な例です。左右対称の境内、鮮やかな朱色の門、曲線を描く屋根、格子窓など、すべてがどこか異質で、深い魅力を放ちます。多くの観光客が見過ごしがちな、静かで思索的な空間で、江戸時代の中国と日本の融合を垣間見る絶好の機会です。
広々とした中庭を散策し、中央の天王殿を鑑賞しましょう。印象的な釈迦牟尼仏像の両脇には、表情豊かな18体の羅漢像が鎮座しています。木々の柔らかなざわめき、遠くでかすかに響く僧侶の読経、そして足元で砂利が砕ける音に耳を澄ませてください。これは単なる参拝ではありません。静寂のひととき、ひととき、そしてひとときの息吹を感じられる場所です。
萬福寺は黄檗駅からわずか徒歩数分とアクセスしやすいにもかかわらず、まるで別世界のようです。宇治でお茶や文化、川辺の散策を楽しむなら、この静かな傑作をお見逃しなく。日本で本物の、静寂に満ちた、そして深い歴史を体験したいと願うなら、萬福寺はまさに探し求めていたお寺です。


















