河南省は中国文明の発祥地です。中原として知られるこの地は、最古の王朝、文字体系、青銅器技術、そして組織化された国家が最初に誕生した場所です。黄河の肥沃な土壌は紀元前5000年頃から農耕社会を育み、中国文化の基盤を築きました。
河南省の洛陽は、かつて13の王朝の都であった古都として歴史的に名高く、そこから発掘された遺物は膨大です。洛陽博物館だけでも約20万点の遺物が収蔵されています。洛陽滞在最終日、私はこの博物館を訪れることにしました。入場は無料でしたが、午前8時30分に到着した時には、入り口に長蛇の列ができていて驚きました。幸い、オンラインアプリで登録していなくても、パスポートを提示するだけで入場できました。
この博物館は8つの展示室で構成されています。
河洛文明展示室
宝物展示室
唐三才展示室
陶磁器展示室
書画展示室
石彫展示室
民芸展示室
青銅器展示室
中国の青銅器は特に特徴的です。ヨーロッパの実用的な青銅器とは異なり、中国の青銅器は主に儀式用であり、祖先崇拝の儀式に用いられました。司母戊鼎(司母戊鼎)のような巨大な器は800kgを超える重さがあり、他に類を見ません。中国では青銅器文化が他の地域よりもはるかに長く存続し、後世の王朝に大きな影響を与えました。そのため、河南省や洛陽市などの博物館では、青銅器を単なる技術遺物ではなく、文化遺産として重視しているのです。
13の王朝から発掘された遺物を見学することは、まさに目を見張るような体験となるでしょう。