日本全国には、新幹線や特急列車を利用して移動できる便利な鉄道路線が数多くあります。東京〜大阪間を結ぶ東海道新幹線をはじめ、北海道・東北・九州エリアまで、主要都市間をスムーズに移動できるのが魅力です。ここでは、旅行や出張で利用者の多い人気ルートの所要時間と指定席の料金目安、主要駅、座席タイプ、JR Passについてまとめました。
人気の新幹線・特急列車ルート一覧
旅行や出張で利用者の多い人気ルートの所要時間と指定席の料金目安をまとめました。

| 区間 | 主な列車 | 最短所要時間 | 指定席料金の目安 |
|---|---|---|---|
| 東京〜大阪 | 東海道新幹線 | 約2時間30分 | 約14,720円 |
| 東京〜京都 | 東海道新幹線 | 約2時間15分 | 約14,170円 |
| 東京〜名古屋 | 東海道新幹線 | 約1時間40分 | 約11,300円 |
| 東京〜金沢 | 北陸新幹線 | 約2時間30分 | 約14,180円 |
| 東京〜仙台 | 東北新幹線 | 約1時間30分 | 約11,410円 |
| 東京〜函館 | 北海道新幹線 | 約4時間 | 約23,430円 |
| 東京〜新潟 | 上越新幹線 | 約1時間40分 | 約10,760円 |
| 東京〜軽井沢 | 北陸新幹線 | 約1時間5分 | 約6,020円 |
| 東京〜成田空港 | 特急 成田エクスプレス(N'EX) | 約1時間 | 約3,070円 |
| 新大阪〜広島 | 山陽新幹線 | 約1時間30分 | 約10,630円 |
| 新大阪〜博多 | 山陽新幹線 | 約2時間30分 | 約15,600円 |
| 新大阪〜関西空港 | 特急 はるか | 約50分 | 約3,110円 |
| 大阪〜鳥取 | 特急 スーパーはくと | 約2時間30分 | 約7,220円 |
| 京都〜奈良 | JR奈良線 快速 | 約45分 | 約720円 |
| 名古屋〜高山 | 特急 ひだ | 約2時間20分 | 約6,140円 |
| 金沢〜敦賀 | 北陸新幹線 | 約1時間 | 約5,230円 |
| 岡山〜高松 | 快速 マリンライナー | 約55分 | 約1,660円 |
| 博多〜鹿児島中央 | 九州新幹線 | 約1時間20分 | 約10,110円 |
| 博多〜熊本 | 九州新幹線 | 約40分 | 約5,230円 |
| 博多〜由布院 | 特急 ゆふいんの森 | 約2時間10分 | 約5,190円 |
| 札幌〜函館 | 特急 北斗 | 約3時間30分 | 約9,440円 |
| 札幌〜旭川 | 特急 カムイ・ライラック | 約1時間25分 | 約5,220円 |
※料金・所要時間は時期や列車によって異なる場合があります。
主要JR駅ガイド
JR各社の鉄道ネットワークは全国主要都市を結んでおり、大型駅にはショッピング施設や飲食店、コインロッカーなども充実しています。新幹線や特急列車を利用する際に、乗り換え拠点として利用されることの多い主要駅を紹介します。

東京駅
東京駅は東海道・東北・北陸・上越など、全国各地へ向かう新幹線が発着する日本最大級のターミナル駅です。赤レンガ駅舎で知られ、駅構内には「東京駅一番街」や駅弁ショップ、土産店なども充実。新幹線乗り場へのアクセスも分かりやすく、出張や観光の拠点として利用されています。
新宿駅
新宿駅はJR山手線や中央線、小田急線、京王線など複数路線が乗り入れる世界有数の巨大ターミナルです。箱根方面への特急列車や、富士山エリアへの高速バス利用時の拠点としても便利。駅周辺には百貨店や大型商業施設が集まり、観光・ショッピングにも便利なエリアです。
名古屋駅
名古屋駅は東海道新幹線の主要停車駅で、中部エリア最大級のターミナルです。高山方面へ向かう特急「ひだ」や、長野方面へ向かう特急「しなの」の乗換駅としても利用されています。駅周辺には高層ビルや商業施設が立ち並び、観光・ビジネスどちらにも便利です。
京都駅
京都駅は新幹線と在来線が利用できる関西屈指の主要駅です。近未来的な駅舎デザインが特徴で、伊勢丹や飲食フロアなど駅ナカ施設も充実。清水寺や金閣寺、嵐山方面へのバス移動もしやすく、京都観光の玄関口として多くの人が利用しています。
新大阪駅
新大阪駅は東海道新幹線と山陽新幹線を結ぶ重要な乗換駅です。東京方面から広島・博多方面へ移動する際の主要ターミナルとして利用されています。駅構内には大阪グルメを楽しめる飲食店も多く、在来線に乗り換えれば梅田やなんば方面へのアクセスも便利です。
博多駅
博多駅は九州新幹線や特急列車の発着駅で、九州エリア最大級のターミナル駅です。「JR博多シティ」にはショッピングモールやレストランが集まり、観光前後の立ち寄りにも便利。由布院・長崎・熊本・鹿児島方面へのアクセス拠点として利用されています。
札幌駅
札幌駅は北海道各地へ向かう特急列車の中心駅です。小樽・旭川・函館方面への移動に便利で、新千歳空港への快速エアポートも発着しています。駅直結の商業施設や地下街も多く、冬でも快適に移動しやすいのが特徴です。
指定席・自由席・グリーン車の違い
新幹線や特急列車には、座席タイプによって料金や利用方法が異なります。初めて利用する場合は、「指定席」と「自由席」の違いや、グリーン車の特徴を事前に確認しておくと安心です。利用シーンや予算に合わせて、最適な座席を選びましょう。
指定席
指定席は、乗車前に座席番号が指定されるタイプです。繁忙期や連休でも座れる安心感があり、家族旅行や長距離移動にも人気があります。窓側・通路側を選べる列車も多く、大きな荷物を持っている場合にも便利です。東海道・山陽・九州新幹線では、一部列車で「特大荷物スペース付き座席」の予約も可能です。大型スーツケースを持ち込む場合は、事前予約が必要になることがあります。
自由席
自由席は、自由席車両の空いている座席を利用するタイプです。指定席より料金が安い場合が多く、短距離移動や当日利用にも向いています。ただし、週末や連休、朝夕の時間帯は混雑しやすく、満席の場合は立ち乗りになることもあります。特に東海道新幹線の「のぞみ」は利用者が多いため、混雑時は早めにホームへ向かうのがおすすめです。
グリーン車
グリーン車は、普通車よりも座席が広く、ゆったり移動できる上位クラスです。座席間隔が広めに設計されており、静かな車内環境で移動したい方や、長距離移動を快適に過ごしたい方に選ばれています。路線によって設備は異なりますが、電源コンセントや大型テーブル、フットレストなどが用意されている列車もあります。出張や旅行を少し快適にしたい場合にも人気です。
グランクラス
グランクラスは、東北・北海道・北陸新幹線の一部列車で利用できる最上位クラスです。専用シートはリクライニング性能が高く、より快適な移動空間が用意されています。列車によっては軽食やドリンクサービスが提供される場合もあり、飛行機のビジネスクラスに近い感覚で利用できます。東京〜新青森、東京〜新函館北斗間など長距離移動で利用する人も多くいます。
特大荷物スペース付き座席
東海道・山陽・九州新幹線では、一定サイズ以上の大型荷物を持ち込む場合、「特大荷物スペース付き座席」の事前予約が必要になる場合があります。対象となるのは、3辺の合計が160cmを超える大型スーツケースなどです。予約なしで持ち込むと追加料金が発生する場合もあるため、大きな荷物がある場合は事前に確認しておきましょう。
JR Pass(ジャパン・レール・パス)について
JR Pass(ジャパン・レール・パス)は、JR各社の新幹線や特急列車などを一定期間乗り放題で利用できる訪日外国人向けの周遊パスです。日本国内を広範囲に移動する旅行者に利用されており、7日間・14日間・21日間のプランが用意されています。
なお、JR Passは主に「短期滞在」の在留資格で日本を訪れる外国人旅行者向けの商品で、日本在住者は利用対象外となる場合があります。購入条件は事前に確認しておきましょう。
JR Passの利用方法
JR Passはオンラインで購入後、引換証(MCO)を受け取り、日本到着後にJR駅の「みどりの窓口」や指定の券売機で実際のパスへ交換します。交換時にはパスポートの提示が必要です。
地域版JRパスも人気
旅行エリアが限定されている場合は、全国版よりも「地域版JRパス」を利用する人も多くいます。関西・九州・東北・北海道など、エリアごとにさまざまな周遊パスが用意されており、対象エリア内の新幹線や特急列車をお得に利用できます。特に人気の高い地域版パスには、以下のようなものがあります。
- JR東日本パス(東北エリア)
- JR東日本パス(長野・新潟エリア)
- 関西ワイドエリアパス
- JR山陽・山陰パス
- JR九州レールパス
- JR北海道レールパス
- 高山・北陸エリア周遊きっぷ
エリアによって利用できる列車や対象区間が異なるため、旅行ルートに合わせて選ぶのがおすすめです。
よくある質問
新幹線のきっぷは当日でも購入できますか?はい、空席があれば当日でも購入できます。ただし、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期は満席になることも多いため、早めの予約がおすすめです。
指定席と自由席はどちらがおすすめですか?確実に座りたい場合は指定席がおすすめです。座席番号が事前に決まっているため、長距離移動や家族旅行でも安心して利用できます。
一方、自由席は料金を抑えやすく、乗車時間を柔軟に変更しやすいのが特徴です。予定が未定の場合や、早い列車・遅い列車に変更する可能性がある場合にも利用しやすく、短距離移動や日帰り利用にも人気があります。ただし、週末や連休など混雑する時間帯は満席になることもあるため、早めにホームへ向かうのがおすすめです。
SuicaやICOCAだけで新幹線に乗れますか?在来線は交通系ICカードで利用できますが、新幹線は別途きっぷや予約が必要になる場合があります。一部区間ではチケットレスサービスにも対応しています。
新幹線には無料Wi-Fiやコンセントがありますか?多くの新幹線では無料Wi-Fiやコンセントが利用できます。ただし、対応状況は車両や路線によって異なります。
子ども料金はありますか?一般的に、6歳〜11歳の子どもは「こども料金」が適用され、通常は大人料金の半額程度になります。未就学児は条件付きで無料になる場合があります。
