“アルノ川のほとりを後にし、ポッジの階段(Rampe di Poggi)の曲がりくねった石段を登りきると、そこには広大なミケランジェロ広場のテラスが広がっていました。午後の遅い太陽がフィレンツェの街を黄金色に染め始めた頃のことです。目の前に現れた景色には、思わず息を呑みました。テラコッタ色の屋根が連なる街並み、トスカーナの空に堂々とそびえ立つブルネレスキのドゥオーモ、その隣にはジョットの鐘楼やヴェッキオ宮殿、そして川には歴史あるポンテ・ヴェッキオのアーチが架かる、まさに絵葉書のようなパノラマビューでした。”