京都の写真

京都について: 794年(延暦13年)に桓武天皇によって平安京がつくられて以来、約1,000年にわたって日本の政治・経済・文化の中心として発展してきた京都。今でも歴史や伝統が色濃く残る古都京都は、ユネスコ世界文化遺産に登録された建造物が17か所あり、日本を代表する歴史文化都市および国際観光都市として国内外から訪れる人を魅了しています。京都には見どころがたくさんありますが、東西南北に大まかにエリアをわけ、各エリアの特徴を知った上でまわると、京都をより一層楽しめます。「東山」と呼ばれる東のエリアには、世界遺産の「清水寺」をはじめ、「銀閣寺」、「平安神宮」など京都の観光名所が集まり、和の街並みが広がります。京都の代表的な繁華街・歓楽街である祇園もこのエリアにあり、夜は幻想的な雰囲気が一帯を漂います。また日本の三大祭り「祇園祭」が開催されるのもここ祇園で、「山鉾(やまぼこ)」と呼ばれる山車が風情ある街並みを移動する様子は圧巻です。西のエリアには、世界遺産の「金閣寺」や学問の神様として知られる「北野天満宮」があり、織物で有名な西陣もこのエリアにあります。京都には自然を感じられるスポットが数多くありますが、このエリアにある嵐山には、渡月橋がかかる大堰川や、嵯峨野の竹林、世界遺産「天龍寺」の庭園などがあり、自然を満喫したい方におすすめです。南の「洛南」エリアに行くと、千本鳥居が有名な「伏見稲荷大社」や、宇治エリアがあります。宇治抹茶で知られる宇治は、かつて宇治七名水と呼ばれる水が存在していた水どころです。牛若丸や天狗といった伝説が伝わる鞍馬や、夏の風物詩「川床」を求めて多くの人が集まる貴船などは、中心部から電車で30分ほど離れた自然豊かな北の「洛北」エリアにあります。最後に外せないのは、京都駅、烏丸駅、京都河原町駅周辺の京都の都心エリアで、「洛中」とも呼ばれる中央エリア。かつて天皇が暮らした「京都御所」をはじめ、京の台所としてお土産やグルメを求める人で賑わう「錦市場」や、レストランやバーが並ぶ「先斗町」は必ず訪れたいスポットです。鴨川沿いをのんびり散策するのもおすすめです。歴史的建造物や文化、自然、グルメと、見どころが満載の京都は、何度訪れても楽しむことができ、訪れるたびに新たな発見のある魅力あふれる都市です。