大浦天主堂は長崎市に位置する古い木造ゴシック様式の教会です。正式名は日本二十六聖殉教者天主堂で、その名のとおり日本二十六聖人に捧げられた教会堂です。殉教地である長崎市西坂に向けて1864年にフランスの宣教師によって建てられました。大浦天主堂は、中世の代表的なゴシック様式の建物であり、ヨーロッパの石造りの建物とは異なり、柱と梁は木で作られ、壁は伝統的な日本の漆で塗装が施されています。建造物としても、日本と西洋の文化が見事に融合したものとなっています。また、内部には100年前のフランスのステンドグラスがはめ込まれています。