出津文化村

潜伏キリシタンの里

　長崎市の中心部から北西に向かって海岸線を十数ｋｍ走った、海がすぐ近い丘の斜面に出津文化村のいくつかの施設が点在していました。この出津集落というのは、１２か所ある世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつなんです。 　丘の上の方の出津教会、中腹にある出津救助院などがあり、この集落をつくったド・ロ神父という人の記念館もありました。今回、２日間長崎を巡りましたが、いくつもの場所で、こ...

世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつ

　出津文化村がある「外海の出津集落」は、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつです。長崎の市街地から北へ向かって海沿いの曲がりくねった道を進むこと３０ｋｍあまりの場所にありました。 　少し離れた場所にある広い駐車場に車を停めて、出津教会、旧出津救助院、ドロ神父記念館などを巡りました。石積みの狭い道が整備されているこの地で、隠れキリシタンとして、ひそかに、そして確かに生活を営ん...

隠れキリシタンスポット

出津教会やドロ神父記念館、などの隠れキリシタンに関する観光スポットが集まった場所です。 坂の上で道も急なので、歩いて観光するのもよいと思います。歩きながら、外海の海をみると、あまりに美しく、たたずんでしまいました。

はかり知れない文化的価値

ドロ神父のさまざまな功績を肌で感じることのできるところです。出津教会堂、ドロ壁、出津救助院など、ドロ神父とこの地域に暮らした民衆の創り出したすべての歴史的資料に感銘を憶えます。とくに、明治１６年設立の出津救助院は、海難事故で夫を亡くした寡婦や母子家庭を支えるための授産事業を始めていますが、わが国で授産事業が国の法制度に位置づくことに先駆けて５０年となり、民衆の自立と自治に立った事業であったことが分...

観光地が纏まっている

隠れキリシタン系の教会や史跡などがコンパクトなエリアに纏まっていて、高効率で回ることができます。来る前に遠藤周作の沈黙を読むと感情移入出来るです。