居留地時代の境界柱

「居留地」と書かれた石柱がありました。

　グラバー園の最上部にある第２ゲートから入場した私たち。初めに、すぐ近くにあった旧三菱第２ドックハウスを見た後、その横に、「居留地」と書かれた何本かの石柱を見つけました。 　長崎が開国した当時、外国人の居留地と日本人が住む地域との境にあった石標が、ここに集められたものだったんです。長崎には、開国にかかわるいろんなものがあるんですね。

外国人と日本人の住む地域が分かれていたんですね

　第２ゲートからグラバー園に入った私たち。そのゲート近くに建つ旧三菱第２ドックハウスの横に、こちらの居留地時代の境界柱がありました。 　幕末から明治にかけての居留地時には、外国人と日本人の住む地域を分けていたそうです。ですから、東山手のあたりには古い洋館が多く残っているんですね。その境には石標が建てられていたそうで、それらの石標がこちらの境界柱なんです。

居留地時代の置き土産。

グラバー園の中にはいろいろな記念碑や歴史的な建造物がありますがこちらもその一つ。 旧三菱第2ドック前、ツツジの植え込みの横に古い、境界を示す石柱が置かれていました。 当時、高台の居留地には洋風なモダンな家が建てられたと思われます。 日本人はこの石柱の先の家や建物をどのように感じ、見ていたのだろうと考えてしまいました。 石柱は歴史のおきみやげですね。

あまり意味のない記念物だ

グラバー園には見ごたえのある建物、庭、景色があるが、ときおり妙な、ガラクタのようなものある。 この石柱も私にはそんな一つ。 旧外国人居留地の区画を示すものだ。 なるほどこんなものが市内各所にあったというわけだ。

グラバー園内に集められた使われなくなった石柱

グラバー園を上がって行くと旧三菱第2ドックハウスの建物手前に石柱がありました。旧外国人居留地の区画を示すもののようでした。元々、この場所にあったわけではなく、使われなくなった石柱を集められている事が説明板に記されていました。