上海で最も短い季節である秋。今、1ヶ月間咲き誇る菊の花々が、その短い秋を少しだけ長く引き延ばしてくれています。
🌼 「四秩風華、満城菊韻」
2026年の上海菊花展が10月24日に開幕しました。期間は11月29日まで。今年のテーマは「四秩風華凝秋色、満園菊韻絵新篇」です。今回は初の試みとして、「1つのメイン会場+6つの特設サブ会場」という全域連動型で開催。黄浦から青浦、静安から松江まで、それぞれ異なる魅力があり、別々に訪れても飽きることがありません。
🌳 「メイン会場・上海共青森林公園:40年の菊物語」
メイン会場となる上海共青森林公園は、今年で開園40周年を迎えます。園内の森林、芝生、水辺といった豊かな自然を活かし、3つのエリアが設けられています。
· 佳菊攬盛——菊のフラワーアレンジメントを中心に、瓶や籠など6つの伝統的な器を使った上海スタイルの作品を展示。「繁花迎賓」など6つの景観スポットを巡る、林間の菊鑑賞ルートが楽しめます。
· 芸綻芳華——一本菊や多頭菊など600種類以上、約1,000鉢の名品が集結。過去の全国菊展で金賞を受賞した「沽水紅荷」「紫雲飛月」「鳳凰振羽」「千手観音」「火鳳凰」などの名品種も勢揃いします。
· 群英薈萃——川沿いや緑地に7つの大型屋外テーマスポットが点在。「花神渡」や「菊韻共青・四十流芳」などの作品が、水辺の菊の帯や黄金色の花の海と美しく調和します。
見逃せない2つのスポット:白鳥の池(天鵝池)の芝生横にある「モネの庭」は水辺に作られており、色とりどりの菊が水面に映る、園内随一のフォトスポットです。東門の花の海では、一面のヒマワリと食用菊が秋の景色を黄金色に染め上げます。一般の愛好家が育てた菊の展示コーナーもあり、誰もが主役になれる工夫がされています。
🐕 「サブ会場・一城六景、一区一品」
· 静安・蘇河湾中心緑地:大人気キャラクター「ボサボサ犬(潦草小狗)」が秋限定の装いに。491鉢の菊と101平米の花壇を使用し、ベストの部分は淡いピンクと紫の菊でベルベットのような質感を表現。花壇には「帥旗」や「墨荷」など10大伝統名菊も配置されています。見頃を迎えており、あと数日で最高の状態になります。
· 黄浦・復興公園:「リング型ブランコ」のオブジェでメイン会場と連動。ミストや花の香り、菊の造形を組み合わせた、没入感のある癒しの空間です。
· 普陀・宜川公園:テクノロジーを駆使し、音声対話ロボットや裸眼3Dボールライトを設置。湖面の菊や川岸の懸崖菊とのコラボレーションが楽しめます。
· 松江・酔白池公園:第52回菊展を開催。4つの特設景観と11のフォトスポットがあり、雪海堂などの歴史ある建物に100種類以上、約11,000鉢が展示されます。園内では200本以上の金木犀も同時に香ります。
· 青浦・曲水園:江南庭園の趣の中、歴史ある建築物や白い壁と、美しく仕立てられた菊が調和する、最も風雅な秋の景色が広がります。
· 閔行・放鶴谷鮮花農場:秋のガーデンパーティーを開催。レトロな風景と多種多様な菊が楽しめます。こちらの展示は12月13日まで延長されます。
🎫 「スタンプラリー:一度で回りきれないなら、何度かに分けて」
10月24日から11月29日まで、各会場を巡るスタンプラリーを実施中。スタンプを4つ集めると記念品がもらえます。スタンプ帳は酔白池公園の西門ビジターセンターで配布しています。各会場のチケットの半券やスタンプ帳を酔白池で提示すると、入場料の割引サービスも。お花見のついでに周辺のショッピングエリアも楽しんでみてはいかがでしょうか。
菊の花はゆっくりと咲き進むので、1ヶ月あれば7つの会場を自分のペースで巡ることができます。これこそが、秋を見送る最も素敵な方法かもしれません。