Google Mapにホテル名は載っておらず、ビル「sun hing building(新興大廈)」に向かう。旺角駅から5分~。ビルに入ってすぐ管理してる方に英語のホテル名「gold palace hotel」を見せて尋ねると、壁に一覧で書かれているホテル名「金坊賓館」を指差し「22階」だと教えてくれた。ドキドキしながら乗り込む。エレベーターが着くと団地の廊下のような殺風景な壁に案内が書いてある。それ通りに進むと 金坊賓館 に辿り着いた、がそこには扉と電話があるだけ。(謎解きみたいだ。) とりあえずその電話と横に書いてあった番号を押していると扉が開いてスタッフが出てきた。名前を告げるとパスポートの提示を要求され、部屋に案内される。日本語や英語も難しいものは通じないが、翻訳機を使い話せば無問題。隣り合った二部屋でどちらが良いか選ばせてくれた。広さや設備に違いはなさそうだったので色味で決めた。スタッフは親切で、鍵の閉め方、部屋の入出の仕方、給湯をオンにしてから時間がかかること、ごみ捨ては毎日するがベッドメイクは無いこと、など細かく説明してくくれた。英語と中国語で扉の内側に詳しい注意書きが貼ってある。部屋に入るとすぐ右側にトイレとシャワーと洗面台を兼ねたユニットバス。シャワーはトイレで浴びる感じ。それでもシャワーのお湯は熱いし水圧も強い。トイレもきちんと流れる。ボディソープとヘアシャンプーもあった。建物や内装は見た目どおり古いが、清掃はきちんと行き届いておりとても清潔で海外にありがちな、虫や埃や下水臭さやカビや髪の毛が一切無かった。左側にはハンガーとコートかけ。正面にはちいさなテーブルがあるがケトルとカップがふたつ、コンセントタップで埋まっている。ひきだしにはドライヤー。椅子がないホテルは初めて。コンセントタップにはUSBもあった。トイレットペーパーがふたつ。窓有りの部屋にしたが、工事の足場?があり景観は望めなかった。ベッドは170センチほどで壁と壁に挟まれてるのでそれ以上の方は足は伸ばせない。アメニティなどはなく、毎日タオルと歯ブラシだけは交換してくれるようだったが、最終日だけ何故か換えられてなかった。設備や広さやサービスと見合わせると、日本からしたらこの値段は高いと思うだろうが、香港の物価は高いし相場だと思う。何より清潔だし静かなのが良かった。道路に面したマンションだったが高層階だったからか昼も夜も静かで騒がしい人などもおらずよく眠れた。マンションのすぐ隣にコンビニはあるし、目の前には色んな方面に向かうバス停、近くには繁華街や屋台やどこの観光地に行くのも電車やバスで30分圏内でとても良い立地だった。空港に向かうバス停も近くにあり帰りも楽だった。最後に「多謝晒」(ありがとうございました)と伝えると、笑顔で「バーイバーイ」(香港でよく使う別れの言葉)と言われた。日本語だと友達に使う言葉なので可愛いらしかった。再見~