バス、トイレは客室になく、共同のシャワーとトイレに行くにしても、カードキーを持ち歩かねばならない面倒くささがあった。こんなシステムに慣れた人なら気にならないかもしれないが、これまでの人生で最悪のホテルであった。金額も安くなって9000円ちょい。そんなチンケナホテルをブッキングしたため、帯同した他の三人から呆れられてしまった。ネット情報にしっかりと「トイレとシャワーは客室になく、全て共同使用。さらにホテル内では、カードキーを持ち歩くこと」と記載すべき。ベッドもなく、折りたたんだマットレスと掛け布団、シーツが部屋にあっただけ。監獄の独房を思わせる雰囲気で、部屋のドアを開けた瞬間、思わず悲鳴を上げ、絶望した。そういえば、テレビも目覚まし時計もなにもない。そぎ落とすだけそぎ落としたスケルトン・プリズン・ホテル!こんなことしてまで金儲けをしたいのかと、こんなホテルを思いついた相鉄には、呆れかえった。